結城義晴のBlog [毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年11月19日(土曜日)


プロ野球日本シリーズは、
例年以上に淡々と進んで、第6戦。

互いに本拠地で負け続け、
今日はソフトバンク・ホークスが福岡に戻って、
みたび中日ドラゴンズに惜敗。

スコアは1対2。
これで3勝3敗。

明日の最終戦に、
2011年度の日本一決定は持ち越された。

この間、読売巨人軍は、
「会長ナベツネ対専務キヨタケ」のありがちな争い。

当然ながらすぐに決着がついて、
キヨタケはあっけなく、クビ。

日本シリーズの直前に勃発し、
最終戦前に、お騒がせの大団円。
しかしどちらが勝ったかは、
本当のところ藪の中。

スポーツの方が、
組織の人事や人間の葛藤よりも、
断然わかりやすいし、
しかも、気分がいい。

週末の関東地方は、豪雨。
しかし妙に生暖かくて、
得体のしれない11月・12月の展開を予感させる。

さて、コーネル・ジャパン第3期2日目は、
最終講義を終え、
いよいよ最後の最後の「修了式」。

本来ならニューヨーク州イサカのコーネル大学で行う修了式だが、
東日本大震災の影響もあって、
11月17日の、この補講の最終日になった。
サミットのレイバースケジューリングを学んだ17日午後、
最後の副学長の総括講義。
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第3期生に贈ったメッセージは「基幹産業」。
コーネル・ジャパンの本来の目的は、この考え方にある。
小売業や食品産業が、日本社会の基幹産業になる、
私たちはそれを目指して共に学ぶ。
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「産業の空洞化」が叫ばれているが、
それは一方で、
「消費産業の基幹産業化」を促す現象でもある。

「重厚長大」産業から「軽薄短小」産業への、
「基幹の役割」の転換と移行。
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私たちはこの2011年の今、
しっかりとそのことを自覚し、
産業のなかの中核を担う覚悟を持たねばならない。

そして実行の第3期生へのメッセージは
「志定まれば、気盛んなり。」
吉田松陰の言葉。

目標が定まれば、意気が高まり、
実現に向けて全力を尽くすことができる。
実行の3期生ならではの言葉。
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私自身、㈱商業界を辞して、
商人舎をつくった2008年、
この言葉をスローガンにした。
そして、「自ら、変われ!」を実践した。

自ら、志を定めれば、
自ずから、気は盛んになる。

コーネル・ジャパン第3期生にとって、
東日本大震災に遭遇した今年こそ、
その時だ。
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総括講義のあとは、
コーネル大学修了証書の授与式。
コーネル大学学部長であり、ジャパン学長のエドワード・マクラフリン教授のサインと
副学長・結城義晴の筆による署名が入っている。

一人ひとりに心を込め、卒業証書を手渡す。
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修了証を受け取ると、
ひとりずつ、一言ずつ、
決意を語ってくれた。
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最初に読み上げられたのは、
「顧問」と一目置かれた㈱キョーエイの森雅之さん。
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第1期には級長の太田順康と副級長の大久保恒夫がいた。
第2期には「番長」の柄谷康夫がいた。
そして第3期には「顧問」の森雅之がいた。

㈱ランドロームジャパンの村越淳司さん。
ゴルフでも宴会でも、いつも懇親の輪の真ん中にいた。
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㈱JR東日本ウォータービジネスの浜田剛さん。
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毎回、ソフトドリンクをありがとう。

東日本大震災で活躍した㈱シジシージャパン、
辻信之さんもコーネル第3期で活躍してくれた。
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㈱いかりスーパーマーケットのレストラン事業部の松尾圭祐さん。
フードサービス畑ながら、食品産業とスーパーマーケットを学んでくれた。
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「外食と内食の融合」がテーマとなる2010年代。
松尾さんにはその架け橋となってもらいたい。

超多忙な中、修了にこぎつけた三井物産㈱の小林将人さん。
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シミュレーションでは見事、店長を務めた。

㈱ユニバースの長崎善人さん。

東北人の忍耐強さと包容力が際立っていた。
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㈱カスミの髙橋茂幸さん。
「優しさと厳しさ」を兼ね備えた実務の人。
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紅一点、第3期のマドンナ。
㈱アンデルセンの髙木明子さん。
男所帯の中で、よく頑張った。
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第3期生の中から誕生しました!
社長に就任した㈱タカヤナギの高柳智史さん。
二重におめでとう。
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関西コーネルを陰ながら支えた㈱伊藤軒の羽倉修一。
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㈱よこまちの横町正俊さん。
いつもいつも明るく場を盛り上げてくれた。
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㈱マルエツの本間正治さん。
問題意識の高さは群を抜いた。
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㈱紀ノ国屋の阿部智則さん。
新生「紀ノ国屋」の誕生は彼の双肩にかかる。
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穏やかで生真面目な㈱阪食の廣田亘さん。
廣田さんも実行の第3期を象徴する知識商人。
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㈱万代の山口成樹さんは、
いつも後方の席から全体を見通していた。
クールな知識商人。
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ジン・ジャーマン杯で優勝を飾った国分㈱千木良治さん。
食品卸売業の立場から「基幹産業化」に貢献してくれるはず。
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国太楼の尾関篤さん。
スーパーマーケットの実務を知る「製造業の営業本部」をつくってほしい。
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北海道から毎回通ってくれた㈱ラルズの松尾直人さん。
「実行の3期生」を代表する実行のスーパーマーケットマン。
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笑顔で人気の実務派、
㈱関西スーパーマーケットの岡秀夫さん。
質疑応答ではいつも質問を発してくれた。
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㈱マミーマートの青木繁さん
青木さんも質疑応答に積極的に加わってくれた。
スーパーマーケットへの情熱を内に秘めた人。
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面倒見のいい親分肌の㈱万代の黒田久徳さん。
こわもては外見だけ。
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その黒田さんにいつも面倒をみてもらっていた、
「まっちゃん」こと、
㈱タカキベーカリーの松本剛さん。
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タカキベーカリーからは2人のアイドルが誕生した。

どんな場面でも仕切り役に徹してくれたこのひと、
㈱平和堂の福嶋繁さん。
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㈱ユニバースの三浦建彦さん。
アークスグループの一員になり、
ますます活躍してくれそうだ。
コーネル第3期生のなかで、
最も成長したひとり。
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㈱ジョイスの阿部修さん。
修了論文は力作だった。
残念ながら7月の修了ツアーに参加できなかった阿部さんのために 、
お土産が手渡された。
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㈱マルエツの釜萢直人さん。
いつも一番前の席で、
先生方に質問を投げかけ続けた
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昭和産業㈱の藤原勇一さん。
キョーエイ森さんの誘いで、
初めて踊った阿波踊りには、
私とともに「はまった!」
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株いかりスーパーマーケットの行光恒夫さん。
「コーネル・ジャパンはどんなセミナーよりも価値があった」と述懐。
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最後はこの人、三井物産㈱の小竹経一さん。
開講講座での英語での質問に、
第3期生は度肝を抜かれたらしい。
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しかし「実行の3期生」のなかで、
最も「税変」が期待できるのは、この人。
「商業の基幹産業化」に貢献してほしい。

そうして第3期生全員に修了証書を渡し、
名残惜しいがコーネル・ジャパン第3期はすべて終了。
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すべての人に、
心から感謝。

と、おもいきや、
何やらホワイトボードの裏側から連絡事項が現れた。
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そして協力部隊が集まった。
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仕切りはやっぱり福嶋さん。
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第3期生からの感謝状ともいえる寄せ書きの贈呈。
うれしかった。
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びっしりと書かれた一人一人のメッセージ。
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このサプライズを演出してくれた高木マドンナ。
ありがとう。
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花束もいただいた。
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さらには、アンデルセンのクッキー詰め合わせ。
マドンナ、ありがとう。
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事務局スタッフにも寄せ書きやプレゼント。
本当にありがとう。
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最後は全員で記念撮影。
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伝説の第1期、
奇跡の第2期、
そして実行の第3期。

総勢86名。

コーネル・ジャパンに集った「志高き知識商人」たち。
彼らとともに私は、「学ぶ喜び」を味わった。

3年間ありがとう。

この86人のメンバーによって、
Cornell Innovation Associationが結成される予定。
略して「CIA」。

CIAの今後の活躍を期待しつつ、
3年間の日々に、心から感謝。

<結城義晴>

2011年11月18日(金曜日)


今朝の日経新聞「消費」欄の見出しタイトル。
「クリ」出さず家で「スマス」

座布団1枚!

今年のクリスマスには、
外に繰り出さず、
家の中で済ます。

だから「クリ」出さず、
家で「スマス」。

覚えてください。
今年のトレンド。

それが「クリ」出さず家で「スマス」。

記事は、以下のように言う。
「節電意識の高まりや身近な人との『きずな』重視」で、
「自宅を中心に家族や恋人など、ごく親しい人たちと過ごす予定が多い」

「なるべく電気を使わないツリーや電飾が人気」、
「ホームパーティー向けのケーキ予約も好調」。
「家族同士で贈り物をする人も増える傾向」。

私はずっと言い続け、
『店ドラ』では本のなかにまで書いてしまった。

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

それを「ホーム」で実感する。
「クリ」出さず家で「スマス」

「幸せ」と言えば、
来日中のブータンの国王夫妻。
ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王。
東日本大震災の被災地・福島を訪問してくれた。
ワンチュク現国王は世界最年少の元首。

その父君のジグメ・シンゲ・ワンチュク前国王が考え出したGNH。
国民総幸福量「Gross National Happiness」。
「国民全体の幸福度」。

1972年代というからもう40年も前のこと、
GNPの代わりに唱え始めた。

9つの構成要素がある。
1.心理的幸福
2.健康
3.教育
4.文化
5.環境
6.コミュニティ
7.良い統治
8.生活水準
9.自分の時間の使い方

日本の今年末も、
ブータンのGNHの気分が高まる。

これは私たちにとって、
決して悪いことではない。

さて昨日の11月18日木曜日。
コーネル・ジャパン第3期の最終講義。
実行の第3期生も、この最後の日を迎えた。

昨夜の酒もなんのその。
朝、8時に全員、元気に、
サミットミナノ分倍河原店に集合。
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店長をはじめ店舗サポート部のスタッフの皆さんが迎えてくれた。
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早速、朝の開店準備作業を視察。
青果のバックヤードで説明してくれたのは、
店舗サポート部生産性向上推進グループの椎名跣さん(いちばん左)。
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精肉部門の説明は、同じく吉田暁さん(左)。
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グロサリー部門の説明をしてくれたのは、
今年5月に商人舎USAベーシック視察に参加してくれた磯川雅樹さん(左)。
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成長している磯川さんと思わず握手。
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開店前8時50分には、レジ前に集合して、
チェッカーの朝礼を全員で見学。

毎年、この講義で見学するのがこれ。

どのスーパーマーケット店舗でも、毎朝、
例外なくレジチェッカーの朝礼をやっている。
その中で、サミットのチェッカー朝礼は、
とりわけすばらしい。
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50人の視察者に囲まれても、
動じることなく朝礼は淡々と進む。
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一通り朝礼が終わると、
見学者たちから拍手が巻き起こった。

朝礼が終了すると、もう8時58分。
各自が自分の役割を果たすべく、行動。
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9時オープンのために、
最後のクレンリネスチェック。
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そして9時。

朝日を浴びるサミットミナノ分倍河原店。
その一日が始まった。
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視察を終えた私たちは、
府中駅前のホテルにもどり、再び講義。

サミットのスタッフの皆さんにも参加願って、
レイバースケジューリングの考え方や実際の仕組みなどを、
レクチャーしてもらう。
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私の隣は、今回の視察研修を仕切ってくれた中村聖広報室マネジャー。
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中村さんからはミナノ分倍河原店の概要が説明された。
売り場面積831坪、バックヤード385坪。
このバックヤードから弾き出す年商35億1000万円。
駐車台数445台。

第1次商圏は4046世帯。
第2次商圏は1万6618世帯。

この商圏内に競争店は、
いなげや、コープとうきょう、さくら市場、京王ストアがある。
府中本町駅前にあったイトーヨーカ堂は撤退。
それがサミットの35億円の売上高にも影響している。

レイバースケジューリングの根幹にかかわる人員配置。
社員25名、パートタイマー73.7人。

人時売上高は、サミット全体の既存店で、
1万4000円。

この指標が基準になる。

中村さんの説明のあとで、
左から第8ブロックマネジャーの田村源栄さん、
ミナト分倍河原店店長の澤田洋さんの説明。
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写真右の店舗サポート部マネジャーの赤迫伸一さんには、
3年続けて、解説をお願いした。

澤田洋店長には、
開店前の忙しい中で対応してもらった。
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そして質疑応答。
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今年9月からサミットは、
1店舗を除いて、
100店で朝の開店時間を1時間繰り上げた。
すなわち9時開店。
従来は10時開店だった。

サミットはモニター制度を設けているが、
そのモニターからの要望のなかで強かったのが、
開店時間の繰り上げ。

9時に開店するが、
出勤時間は変わらない。
作業開始時間は8時。
そして開店9時。

1時間で開店できる状態をつくる。

ここにサミットのレイバースケジューリングが活きる。
レイバースケジューリング・システムがなければ、
開店時間の1時間前倒しなど、
できるはずがない。

どうするのか。

ひとつはマンアワーを投入して、
朝の時間帯の作業量を増やす。

しかし作業の平準化は、必須命題。
マンアワーを余分に投入しては、
利益を削ることになる。

そこで第2に、
前日の夜間にあらかじめ準備作業をする。

第3に開店時の売り場状態をコントロールする。
顧客の不便にならない範囲で、
品揃えの状態を下げる。

そして開店してから、状態を100%に持っていく。

こういった試行錯誤を店ごとに繰り返す。
そして最善のレベルを模索する。

その時にレイバースケジューリングの仕組みが活きる。
これなくしてはオペレーションの改革もできない。

サミットにとって、
レイバースケジューリングは、
イノベーションを生み出すものなのである。

私がコーディネートを務め、
質疑応答が繰り返された。

店長もブロック長も、店舗サポート部のメンバーも、
丁寧に一つ一つ答えてくれた。

途中から、髙野保男先生にも、質疑応答に加わってもらった。
高野さんはそのサミットのレイバースケジューリングの基礎をつくった人。
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高野さんが加わり、
サミットを取材し続けてきた私も解説に参加し、
9人で質問に答え続けた。

私の最後のまとめは、
「組織は戦略に従う」
そう、アルフレッド・チャンドラー・ジュニア。

そして「システムも戦略に従う」

トレーダー・ジョーには彼らのオペレーションがある。
ウェグマンズにも、ホールフーズにも、
その戦略に従ったユニークなオペレーションがある。

もちろんウォルマートにも、
実にユニークなオペレーション・システムがある。

優れた企業には優れたオペレーションの仕組みがある。
サミットのオペレーションは、
こういった国際レベルに引けを取らない。

最後にサミットの皆さんと記念撮影。
3年間、お世話になりました。
ありがとうございました。
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髙野さんにも2日間にわたり、講義いただき感謝。
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そして、この後、私の総括講義と
コーネル・ジャパン第3期生の修了証書の授与式イベント。
それは明日に続きます。

ユニークな戦略とユニークな組織。
それが企業の幸せをつくるのだと思う。

<結城義晴>

2011年11月17日(木曜日)


「悲しいだろう みんな同じさ
同じ夜を むかえてる」

吉田拓郎作詞作曲の「どうしてこんなに悲しいんだろう」。
1971年の曲。

大学時代によく、口づさんだ。

「どうしてだろう このむなしさは
誰かに逢えば しずまるかい」

二番がいい。

「人の心は 暖かいのサ
明日はもう一度 ふれたいな」

秋が深まってくると、
こんな気分になる。

もうひとつ。
これはサトウハチロー作詞。
作曲は加藤和彦。

そう、フォーク・クルセダーズ。
「悲しくてやりきれない」
1968年のリリース。

「胸にしみる 空のかがやき
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに 告げようか」

ふたつの歌をみると、
「悲しみ」は「誰か」に、
癒してもらわねばならないらしい。

今朝の日経新聞の「twitter pickup」から。

糸井重里さんの11月11日の「ほぼ日」。
「この3月に、ほとんどの人たちが、
『この痛みは、みんなで分けよう』と思ったはずです。
その覚悟が薄められていかないようにと、ぼくは、
しつこく東日本大震災のことを言っていきます」

俵万智さんの11月10日のつぶやき。
「毎月十日前後になると、
息子が『地震から何日たった?』と聞いてくる。
偶然かなと思っていたけれど、
今夜も寝る前に同じことを言った。
明日で八か月」

「悲しみ」は「誰か」に、
癒してもらわねばならない。

「悲しみ」は、みんなで、
分け合いたい。

明日は、しつこく、
「東日本大震災の教訓と課題」。
パネルディスカッションで語り合います。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル

「【新】校本宮澤賢治全集第十三巻(上)覚書・手帳」から、
「雨ニモマケズ」。

そして、結城義晴。

元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。
それがあなたの役目です。

お客さまに笑顔がもどる。
街に活気が蘇える。
あなたの商品のおかげです。
あなたのサービスのたまものです。

たとえ店頭から、            、
商品が消え失せようとも。
たとえ倉庫が、
空になろうとも。

あなたは店を開けようよ。
あなたは売場に立ち続けようよ。
店で元気を出そう。
売場で元気を売ろう。

たとえ地震に
襲われようとも。
たとえ津波に
見舞われようとも。

元気をだそう。
元気を売ろう。
それがあなたの仕事です。

それがあなたの役目です。

おなじみの「元気を売ろう」。

さて昨日、今日と、
コーネル大学RMPジャパンの第三期生最終補講
RMPは、「リテール・マネジメント・プログラム」。

東京・府中駅前、
コンチネンタルホテルでの1泊2日の合宿。
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レイバースケジューリングの講義と、
サミット㈱での現場研修

コーネル・ジャパンならではの名物授業。

3月の大震災で講座が延期となったため、
昨年の10月にスタートした第3期は、
13カ月にわたって行われたことになる。

すでに、アメリカへの研修修了ツアーも終わっている。
だから、最終補講の講義と研修は、
心から打ち解けて、皆が学び、同時に楽しんだ。
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さて、その初日の昨日は、まず、
副学長の私のあいさつから。
この授業で何を学び、サミットで何を視察するのか。
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コーネル・ジャパンは毎年、社長が誕生している。
第1期生からは、㈱ジョイスの小苅米秀樹社長、
第2期生からは、㈱ベルプラスの澤田司社長、
㈱成城石井の原昭彦社長。
そして第3期からも、今回、新社長が誕生した。
㈱タカヤナギの高柳智史さん
皆が大きな拍手で祝福した。
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私は自分のことのようにうれしく、
そして誇りに思う。
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第一講座は荒井伸也首席講師の
「ストアマネジメントシステム」

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荒井先生は講義が佳境に入ったころ、
なにやらホワイトボードにイラストを描き始めた。
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ゴルフのスイングをたとえにして、
店舗のマネジメントシステムを語り始めた。
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これが解説イラスト。

グリップが店長。
クラブヘッドが売場、
ボディは本部、
右足は財務、左足は理念。
そして頭はトップ・マネジメントやコンセプト。
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「人生で一番打ち込んだ」と自ら語るゴルフ・フリークの荒井先生は、
進化しつつ、また新たな境地を開いた(!?)

第2・第3講座の講師はタクト企画代表・髙野保男先生
テーマは「作業システムの概要」
髙野さんはサミットのレイバースケジューリングのベースを築き、
独立後は全国のスーパーマーケット企業の指導を行っている。
いまやレイバースケジューリングの第一人者。
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充実した講義内容はもちろんだが、
指導先の実際の作業映像に、皆、熱心に見入った。
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18時に講義は、終了。

その後、全員で、隣駅の分倍河原駅前にある、
サミットミナト分倍河原店の事前視察に向かう。
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ミナト分倍河原店の夕方の売り場状態を視察する。
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それぞれの視点で店舗を19時半まで見学。
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すっかり、腹が空き、のども乾いた。
ミナト分倍河原店を後に、
ホテルの前の居酒屋で懇親。
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明日は最終講義。
なごり惜しい。
そんな気持ちを心の底に、
みんな盛り上がった。
大いに語り、笑い、楽しんだ。

そんな第3期生のとっておきの笑顔を一挙に紹介しよう。
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「カンパ~イ!」

左から㈱万代の黒田久徳さん、
㈱タカキベーカリーの松本剛さん、
コーネル杯優勝の國分㈱千木良治さん、
株カスミの髙橋茂幸さん、
㈱国太楼の尾関篤さん。
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荒井先生と恭子夫人。
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第3期生からいつの間にか名付けられた愛称「顧問」。
㈱キョーエイの森雅之常務。
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高柳新社長と
みんなのアイドル「まっちゃん」はいい気分。
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左から㈱マミーマートの青木繁さん、
㈱ユニバースの三浦建彦さん、
㈱マルエツの釜萢直人さん。
いい笑顔だ。
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小売業も卸売業もメーカーも、
みな同級生。
㈱関西スーパーマーケットの岡秀夫さん(左)と
㈱伊藤軒の羽倉修一さん。
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なぜか日本人はVサインが好き。
三井物産㈱小林将人さんと
㈱シジシ―ジャパンの辻信之さん。
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よく飲んだ。
㈱ジョイスの阿部修さん(左から2人目)と
その隣で目を閉じ、陶酔気分の㈱よこまちの横町正俊さん。
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右から㈱紀ノ国屋の阿部智則さん、
㈱マルエツの本間正治さん、
やっぱり目を閉じている横町さん。
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満面の笑顔の事務局・太田美和子さんと㈱阪食の廣田亘さん。
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こちらは首絞め。これも楽し。
㈱ユニバースの長崎善人さんと
苦しそうな㈱ランドロームジャパンの村越淳司さん。
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まっちゃんを介抱する黒田さんと釜萢さん。
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居酒屋は50人が入り、貸切状態。
奥まった席の輪の中心には、㈱ラルズの松尾直人さん(右から2人目)。
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松尾さんと太田さん。 1と2で3? 3期生!
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席を変えて、あちこちで交流。
私の隣から㈱万代の山口成樹さん、
㈱いかりスーパーマーケットの行光恒夫さん、松尾圭祐さん、
尾関さん。
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行光さんと松尾さんも1と2と3期生!!
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3期生紅一点の髙木明子さんは、
まったくもってマドンナ的存在。
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なんだか、夜が更けるにつれ、
ふれあい度が増しているようだ。
昭和産業㈱藤原勇一さんの横には、
事務局の中間徳子さん。
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2期生で㈱義津屋の伊藤彰浩社長を横でにらんでいるのは、
おでことほっぺたにシールを張り付けた三井物産㈱小竹経一さん。
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私もしこたま飲んだ。
うれしい酔いだった。

最後に、荒井先生への寄せ書き贈呈。
一人一人が感謝をこめてメッセージを書き記した。

プレゼンテーターは福嶋繫さん。
第3期生の仕切り屋。
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本当に、いい一日だった。

「悲しみ」は「誰か」に、
癒してもらわねばならない。

「悲しみ」は、みんなで、
分け合いたい。

「喜び」も、みんなで、
分かち合いたい。


すべての人々に感謝しつつ。

<結城義晴>

2011年10月22日(土曜日)


朝刊各紙のトップに踊った。
「史上最高値75円78銭」

昨日の21日(金曜日)のニューヨーク外国為替市場。
円相場は一時1ドル75円78銭まで高騰。

私は来週木曜日から今年6度目の渡米予定。
そのたびに向こうでの生活資金のためにドルを買うが、
いつも、これが最高値だろうと思いつつ、
裏切られてきた。

今年8月19日の、これまでの最高値75円95銭を、
17銭分更新。

この面での専門紙・日経新聞の記事では、こう、まとめられている。
「市場では、欧米経済の減速懸念や米国の追加緩和観測などから、
歴史的な円高水準が長期化するとの見方が出ている」

輸入産業やアメリカを訪問する者にとってはよいが、
まだまだ、輸出産業にとっては苦しい日々が続く。

日経新聞のコラム『大機小機』。
今日のテーマは「資本主義の歴史的転換期」。

「資本主義の全般的危機ともいえる様相を帯び始めた」

「状況は1930年代に似てきたが、
戦争や福祉国家が解決策だった歴史の
単純な繰り返しはないだろう」

1930年は、流通の世界では、
史上最も有名なマイケル・カレンの革命。
スーパーマーケットが誕生した年。

政治の領域では、この世界恐慌への解決策は、
ひとつがなんと第二次世界大戦という戦争、
もうひとつが福祉国家づくりだった。

コラムは続く。
「先進国の経済水準は当時と比べものにならないほど高い」し、
「豊かさの中の貧困と格差」こそ、
現代の難題となっている。

だからプライベートブランドにフェアトレード商品が入ってくるし、
世界最大の食品展示会アヌーガでも、
「フェアトレード」が大事なトレンドとして取り上げられる。
コラムニストの渾沌氏は指摘する。
「問われているのは
強者の論理で国民経済の危機を招いた
政治と経済のイデオロギーである」

「資本主義の歴史的転換期にある世界は、
経世済民新しい『政治経済学』の登場を待っている」

「けいせいさいみん」とは、中国の古典に登場する言葉。
「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」という意味。

世と民を略して「經濟」や「経済」と使うこともあるが、
この場合、英語の「economy」とは趣旨が違っていて、
「広く政治・統治・行政全般を指示する」。
だから渾沌氏は、
「新しい政治経済学」の登場を切望している。

世界の小売流通業は、
1930年の「スーパーマーケット革命」並みの「革命」を、
待ち望んでいるのかもしれない。

もう一つ日経の記事。
「アマゾンが国内参入
電子書籍、本格普及へ」

「出版界は新会社 読書文化も変化」

「2010年度の電子書籍市場は
13%増の約650億円で、
15年度には2000億円に達する見込み」。

ただし「現状は漫画8割」だとか。

これに対して、
小説家の京極夏彦さんがコメント。

今月、新作「ルー=ガルー2」を、
単行本、ノベルス(新書サイズのソフトカバー)、文庫、電子書籍と、
4形態で同時発売した。

「そもそも、単行本を出して数年たったら
文庫にするという日本の慣習に疑問」
「数年前から単行本と文庫を同時発売してきた」

「結果、どれもよく売れた」
「ユーザーが別だということだ」

「単行本と文庫で読者が違うなら、
電子書籍の読者はもっと違うだろう」

「出版不況を電子書籍のせいにする論調が
一時あったが、根拠がない」

「現状では、商品としての出来は100点満点の10点くらい。
紙の本と電子書籍はテキストデータが同じだけで別のものなのに、
似たような作りだからだ」

「本当は、うどんとまんじゅうくらいに違う」

「紙の本は何百年もかけて今の形になった。
電子書籍も時間をかけて見せ方を試行錯誤しなくてはいけない」。

全くの同感。

㈱商業界時代の雑誌づくりと、
㈱商人舎のネットづくり。
テキストデータは同じだが、
全く別のものだ。
私は全く別のライフスタイルで仕事している。

さて、昨日21日も六本木アカデミーヒルズ49。
2日連続の、同じ会場でのセミナー。

今回は、コーネル大学・新日本スーパーマーケット協会主催。
テーマは「熱血教室!
ライフラインを担う食品小売業の役割と存在意義」

もちろん講師は、コーネル大学から来日したお二人の先生。
ジーン・A・ジャーマン名誉教授と、
ウィリアム・E・ドレイク教授。

同時通訳で聴講できる階段教室は、
コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン卒業生をはじめ、
新日本スーパーマーケット協会、
オール日本スーパーマーケット協会の経営者・幹部、
さらに多くの食品産業関係者で満席。
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はじめに、増井徳太郎副会長が主催ごあいさつ。
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第1部はジャーマン先生の講義。
「アメリカの食品小売業の現状2011」

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食品業界が直面するマクロの影響を、
1.景気後退
2.消費者の変化
3.新しいテクノロジー
4.消費者が求める利便性
5.業界の競争
6.新たな位置づけ

と、6つの視点から分析してくださった。
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消費者は内食志向が高まり、
高級店からバリューストアへ足を運び、
低価格なPBを選択し、
ベーシックなものを購入する。

さらに消費者は、
ユーチューブやアマゾン、フェイスブックなどのソーシャルメディアを駆使し、
ツイッターでつぶやきながら、賢い消費行動をとる。

こうした顧客との双方向コミュニケーションを図るために、
食品小売業は、悪戦苦闘している。
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店舗とサイトとの新しいビジネスモデルが進行している。

その背景にあるのは、
食品マーケットをあらゆる業態が狙っているアメリカの競争環境。
だからこそ、自社・自店のポジショニングが重要である。

結論は私の見解と全く一致。
90分の時間があっという間に過ぎるほど、
整理された興味深い講義だった。

そして昼食。
昼食時間に談笑するのは、
㈱セイミヤの加藤勝正社長と、
㈱関西スーパーマーケットのコーネル・ジャパン・トリオ。
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2期生の国分㈱の山崎桂介さんと㈱よこまちの横町浩明さん。
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第2部は、ドレイク先生による「小売業の使命とは」
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「アメリカ小売業の災害への備えと対応」が、
今回のテーマ。

全世界の自然災害の経緯をデータで追跡。
自然災害の影響は拡大している。

この災害に対して小売業はいかに役割を果たすか。

ドレイク先生は、
「小売企業は独自の役割を果たしてきた」ことを強調した。
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そのうえで2005年のハリケーン「カトリーナ」来襲のときの、
ウォルマートやホーム・デポ、ウィンデキシーの対応を解説。

とりわけウォルマートのカトリーナ対応は、
連邦災害対策局(FEMA)をはるかに凌いだ。

そのプロセスがハーバード大学ケネディ・スクールの研究を、
トレースする形で紹介され、ドレイク先生の分析が加えられた。

「アメリカの政府がウォルマートのように対応していたなら、
私たちはこのような危機に陥ることはなかっただろう」
ジェファーソン郡のハリー・リー保安課の言葉。

「ウォルマートの模範的対応」と題したスライドには、
2005年8月23日から9月5日までの行動が、
丁寧に描かれた。

最後は「ウォルマートの対応のまとめ」と、
「ハリケーン・カトリーナから学んだ教訓」。

その第2、公共部門と民間部門の関係は、
体系化されなければならない。

その第4、現地の自治と行動の自由が必要である。

素晴らしいレクチャーだった。

第3部は、ディスカッション。
両先生と参加者との質疑応答、議論・討論。
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口火を切ったのは、コーネル・ジャパン3期生の岡秀夫さん。
行政と民間の役割について質問。
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ドレイク先生は、、
アメリカの事例から、そして今回の震災の経験から
公的な機関と民間の役割の枠ぎめが大切であると強調された。
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2期生の㈱伊藤軒・中井としおさん。
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1期生の㈱京急ストア上野裕さん。
「伝説の1期生ならぬ、電鉄の1期生です」
笑いを誘ってから、貫録のコメント。
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「電鉄系の店舗は、3.11では帰宅困難者の宿泊場所となったが、
一方で、従業員の安全確保も考えなければならない。
小売業の使命とはどこまでか」と発言。

次々と質問や意見が発せられた。
先生方は熱心に耳を傾け、
丁寧に答えてくださった。
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3期生の㈱よこまち・横町正俊さんは、
自身が被災した際の状況と対応を具体的に説明した。
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1期生の㈱北辰商事の太田順康さんは、
物流が寸断された要因と、今後の取り組みの在り方を、
ロヂャースの対応を紹介しながら語った。
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太田さんは震災直後から、
10数回にわたり被災地に支援物資を届けた。
自衛隊はすばらしい活躍をしたが、
自衛隊の物流機能には限界があった。
物流のプロならではの目線で、
多くの課題を指摘してくれた。

ジャーマン先生は、
こうした議論をじっと聞いていた。
そして指摘した。
「ウォルマートには災害時に対応するだけの親切さと能力があった。
災害のストレスを受けながら、能力を発揮できるのかどうか。
大事なのは、小売業はどこまで責任を負うのか。
どこで責任を終わらせ、政府に引き継ぐのか。
そのガイドラインづくりが大事だ」
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司会者からの無茶ぶりで、私も持論を発言。
「我々はすでに大震災や災害から多くのことを学んでいる。
イオンも、セブン&アイも、CGCもAJSも、
対応マニュアルをもち、実際に見事に行動した。
今後、大事なのは、それらを小売業や製配販、社会全体で共有化し、
改善・改革を続け、さらに公開し、活用することである」
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「そのうえで、業界を挙げて、定期的に防災訓練を展開し、
その運動を世界に発信することだ。
災害列島日本に住まう者として、
日本が安全で安心できる国であることを、
強くアピールすべきだと思う」

ジャーマン先生も、
「協会こそが共有化するためのエンジン役を果たすべきだ」と、
賛成してくださった。
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そのジャーマン先生の講義内容に対して、
コーネル・ジャパンの荒井伸也首席講師からも、意見がでた。
荒井先生はこのたび、中内学園流通科学大学客員教授に就任。

「店をアップスケールするにしても、
ディスカウントタイプにすることがあっても、
ポンペイの都の繁栄の時代から、
スーパーマーケットは普遍的な業態である」
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ジャーマン先生も
「調整・変化しつつ、成長するという意味であればその通り。
しかし、最初から意図的に新たな分野に参入することができれば、
もっと良いと思う」
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ドレイク先生は指摘した。
「スーパーマーケット企業はアメリカでも戦略を変えたがらない。
そこで、少しずつ変えていくと、本来の目的を見失う。
時の経緯の中で、最初の戦略が変容してしまうこともある。
少しずつ積み重ねた結果は、例えば、
シアーズ、Kマートの崩壊というケーススタディが示す」
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私もそうだが、ジャーマン先生、ドレイク先生の視野には、
1930年以来の変革のときが迫っているとの認識がある。
『大機小機』で渾沌氏が指摘した歴史的転換期。

私は「業態」が「フォーマット」に分化していると認識している。
京極夏彦ではないが、それは、
「うどんとまんじゅうくらいに違う」。

コーネル・ジャパン関係者を中心に紹介してきたが、
このディスカッションでは、他にも多くの参加者が質問を発した。
90分にわたる贅沢な時間は、これまた、あっという間に過ぎた。
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すべてのプログラムを終え、
主催者の増井副会長と二人の先生方は満面の笑み。
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私は、ドレイク先生とジャーマン先生に、
自著に筆で言葉を添書きして、
感謝をこめて差し上げた。
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ドレイク先生には『小売業ハンドブック』に、
「心は燃やせ、頭は冷やせ」
”Warm Heart,but Cool Head”
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ジャーマン先生には『店ドラ』に、
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

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ジャーマン先生は「アートだね」と喜んでくださった。
私も、心から感謝。

そして最後に増井副会長と写真。
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六本木ヒルズ49階の眼下には、
秋の東京の市街が広がっていた。
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コーネル大学ジャパンの3年間。
ジャーマン先生とマクラフリン先生、
そしてドレイク先生とホークス先生。

伝説の第1期生(電鉄の第1期生を含む)、
奇跡の第2期生、実行の第3期生。

そして80カリキュラムを支えてくださったファカルティ、
日本の講師陣の皆さん。

充実した研修の日々だった。
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ニューヨーク州イサカのコーネル大学、
東京・市ヶ谷の法政大学、
ヤオコー、ロヂャース、サミットのセンターや店舗、
三井物産や東京商工会議所の研修センター。

様々な場での交流。

すべての人々に、
心から感謝しつつ、
日本の小売産業・食品産業の現代化を、
祈念したい。

<結城義晴>

2011年9月8日(木曜日)


東日本大震災後の新しい試みで、
いい話ふたつ。

まず、セブン‐イレブン。
非常用無料電話を店舗に設置していく。

昨日のテレビ・ニュースなどでも、
盛んに取り上げられた。

震災の発生後、
人の命に次いで重要なのは、
情報。

しかし今回も電話が通じなかった。
特に現在最も日常的な携帯電話は、
全く通話できなかった。

セブン‐イレブンの店舗に無料で、
震災時にも通じる電話が設置されれば、
これは助かる。

NTT東日本との共同事業。
来年2月までに、東京23区内の全店に設置される。
やがて全国の1万3000店に広げられるに違いない。

社会のインフラとして、
ライフラインとして、
「情報」のカギを握るに違いない。

私はスーパーマーケットやドラッグストア、
もちろん総合スーパーやホームセンターなどでも、
店長室に衛星回線の電話を設置することをお願いしている。

「人の命に次いで重要な情報」
情報が人の命を守ることにもなる。

セブン‐イレブンの試み、
大いに評価しつつ、
コンビニ業界挙げての取り組みにしてもらいたいし、
小売業界全体の共通インフラにもしてもらいたい。

お願いします。

小売業の地位を上げること、
確実です。

もう一つ。
イオンが、
「広域ネットスーパー・サービス」を始める。
日経新聞の記事。

顧客はインターネットで注文する。
パソコンや携帯を使えない高齢者などには、
カタログを用意し、電話やファクスで受注する。

取り扱い商品は、約8000品目。
青果、鮮魚、精肉、日配、さらに加工食品、日用品など。
つまりはスーパーマーケットとそん色ない商品構成。

配達の時間帯は正午~午後9時、
受注時間は24時間。

午前中に注文すればほぼ当日中に届く。
午後3時までに注文すれば、翌日配達。

「利用手数料はネット、カタログとも、
1回の買い物額が5000円未満で315~630円で調整中。
5000円以上は210円とする見込み」

注文を受けると、
実際の店舗で商品をピッキングし、
宅配業者に委託して配達。

この秋11月にまず青森県でスタートし、
来年3月までに東北の全県に広げ、
さらにそれ以降は東北以外にも拡大。

「買い物弱者」救済サービスで、
社会的に非常に有益なこと。
ニーズは確実にある。

しかし問題は最低限の利益が出ないこと。
私もインターネット通販などは伸びると考えているが、
「ネットスーパー」には否定的見解を持つ。

だからイオンのこの試みは、
ボランティアの意味が強いのかと思ったが、
そうでもないらしい。

記事には、こうある。
「4月から三重、岐阜両県で実験し、
高齢者を中心に1日数十件を受注。
採算性にめどがついたとして本格導入する」

はたして客数数十人で、
ネットスーパーは成立するのか。
手数料はもっと高く設定されたほうがいいのか。

まだまだボランティア活動と実験の域を、
完全に逸脱したとは考えられないが、
それでも意欲的試みであることは確かだ。

さて昨日は、
コーネル大学ジャパン第3期、
9月補講の二日目。

朝7時半に専用バスで川越市内のホテルを出発し、
8時には、ヤオコー南古谷店の視察。
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一昨日の夜、
狭山物流センターで仕分けされた商品が、
店着してからどのように流れていくのかを見る。
この日も、㈱ヤオコー顧問の大塚明さんと、
ロジスティックス推進部物流センター担当部長の本城宗尚さんが、
随行しつつ、丁寧に説明してくれた。
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販売部長の小澤三夫さんも駆けつけてくれた。
小澤さんは「スーパーマーケット店長大賞」の、
栄えある第1回受賞者。
久々の対面におもわず握手。
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その3人の皆さんから店内作業の解説をしていただき、
それぞれに視察。
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開店前作業を、
それぞれの視点で見て回る第三期生。
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視察しながらも、ディスカッションを欠かさない。
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なにやら惣菜部門の一角に人だかり。
写真を撮る者、動画撮影をする者。
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皆がじっくりと見入っていたのは、
ヤオコー名物「手作りおはぎ」。
丹念で手際の良いパートタイマーさんの手さばきに感心する第三期生に、
うれしいサプライズ!
「どうぞ、試食してみてください」
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作りたてを頬張る。
「うんまい!」
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次々に試食する第三期生。
「ご馳走様でした」
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その後、隣接する研修センターへ移動。
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1階の研修室は、部門別に分かれている。
充実した設備に誰もが驚いている。
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2階の談話室に移動。
ここでも壁に掲げられたパネルに皆が見入っている。
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川野幸夫会長のお母様「川野トモ」さんの語録。
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談話室で最後の質疑応答。
すべての質問に丁寧に答えてくださった皆さんに感謝。
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本城さんへ心から感謝の握手。
ありがとうございました。
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ヤオコー南古谷店を後に、
1時間ほどバスにゆられると、
到着したのはロヂャース物流センター。
正しくは北辰商事㈱岩槻配送センター(さいたまMDセンター)。
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北辰商事㈱副社長の太田順康さんが迎えてくれた。
太田さんはコーネル・ジャパン伝説の第1期生の級長。
第2期からは、ロデャースのセンター視察をプログラムに加え、
太田さんには講師も務めてもらっている。
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早速、2班に分かれてセンター内を視察。
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ロデャースは自動発注を基本とする。
入荷時の商品スキャンは重要。
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合理的な考え方で作られたセンターを見て回る。
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ロデャースのセンターの独特の機能のひとつは、
非食品の「全品スキャン」。
ただし、9つの大手問屋&メーカーの納品商品を除く。
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非食品は誤配も多い。
だから自分で全品スキャンをする。
手間暇がかかっているように思えるが、
最初に正確な商品登録を行うことが、
商品管理の基本中の基本。
それが物流の低コスト化になるし、
自動発注のベースにもなる。

スキャンされ各店別に振り分けられるラインに見入る三期生。
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センター視察を終え、会議室に移動。
太田講師からロヂャースの物流戦略の講義を受ける。
はじめに、太田さんを紹介。
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「経営戦略としての『物流』の位置づけ」がテーマ。
戦略を実現するための最重要課題が物流であり、
物流を制する企業こそが勝ち組となる。
その太田さんの持論を体現したのがこのセンター。
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既存物流センターの問題点、
あるべき物流センターの姿、
そして大震災時の復旧対応を画像を交えて語ってくれた。
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太田さんを囲んで、センター玄関まえで記念撮影。
(右端の㈱タカヤナギ副社長の高柳智史さんが写っていませんでした。
ごめんなさい)
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センター視察を終え、ロヂャース大宮店へ。
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店内での専用端末による自動発注チェック作業など、
実地の説明を受ける。
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3班に分かれて説明を聞き、質問をし、売り場を見て回る。
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こうして2日間にわたる授業も終了。
朝7時半から午後2時過ぎまで、
充実した講義だった。

長い長い付き合いの太田さんとも、感謝の握手。
ありがとうございました。
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コーネル・ジャパンは私にとって、
「商業現代化」を実現する拠点のひとつだった。

太田順康さん、大久保恒夫さんをはじめとして、
伝説の第1期生、
奇跡の第2期生、
実行の第3期生。

素晴らしい同志たち。

9月の補講の次は11月のサミットでの補講。
いとおしいような講義もあと1回。

すべての皆さんに、心から感謝。

<結城義晴>

2011年9月7日(水曜日)


「お客の支持を得る店は、
レベルが高い低いよりも、
そのレベルが高くなろうとしている店、
高くなりつつあるのがお客にわかる店なんだよ」

昨日のブログで報告した宇都宮クリニックの最中、
10店以上の店を回りながら、
流通仙人の杉山昭次郎先生が漏らした言葉。

さすがに流通仙人、
プロのコンサルタント、
商人舎最高顧問。

このクリニックは、毎年の夏の恒例行事。
現在は私が座長を務める商業経営問題研究会だが、
もともとは杉山先生が座長だった。

84歳になりながら、
「試行錯誤することが成長の源だ」と、
仙人は最近、気が付いた。

その含蓄のある言葉。

レベルが高まりつつある店。
レベルアップがお客にわかる店。

小さくともよい。
日々、レベルが上がっている店。

クレイトン・クリステンセンの持論。
「持続的イノベーション」
その意志をもつ店、
それが顧客にわかる店。

店に限らない。
人間や組織にも、
このことは当てはまる。

自分の部下でも、
自分の学生でも、
友人でも知り合いでも、
もともとのレベルが高い者は、
それはそれで評価する。

しかし、低い者が、
努力をして自分を高めようとしている。
実際に、努力によってレベルが上がってきた。

そんな人間、
そんな組織が、
私は好きだ。

これまでも好きだった。

これは私に限らず、
店に対する顧客の評価にも通ずる。

逆に停滞している店、
レベルダウンしている店。
お客は、そんな店から去っていく。

商品の品質や鮮度でもよいし、
クレンリネスでもよい。
プロモーションでも、
ホスピタリティでもよい。

セブン&アイ・フードシステムズ社長の大久保恒夫さんは、
「まず、挨拶」と言う。

挨拶のレベルが、
店全体で、
グングン高まっている店。

「挨拶」は誰にもそれが、よくわかる。

必ず、地域のお客から支援してもらえる。

さて昨日から、
コーネル大学RMPジャパン第3期の補講。
東日本大震災で延期となっていた情報システムと物流問題。
今年も埼玉県川越駅に集合し、
バスでヤオコーの狭山物流センターに移動。
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センター内の会議室をお借りしての講義となった。

第一講座の講師は㈱プラネットの玉生弘昌社長。
「流通業界におけるITシステム活用の常識」。
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東日本大震災で、
情報や物流のシステムは多大な被害をこうむった。
その前提に立った講義となった。

まずセシウムをはじめとする放射線汚染の誤解、
そして正しい知識の必要性。
専門家の内容をわかりやすく語ってくれた。

次に事業継続を脅かすさまざまな危機に、
いかに対処すべきか。

中央集権より現場自立、
中央依存より相互依存、
そのための現場力の条件、

こうしたことを整理したうえで、
日本の流通におけるネットワークの進展、
より良いEDIを実現させるための標準の三要素、
そして情報システムのレガシー問題とオープン系の問題。

自らの体験や実績をもとに、
これ以上ないというほどにわかりやすい講義が展開された。
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私が最後に、CIOの必要性を付け加えさせていただいて、終了。

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CIOとはチーフ・インフォメーション・オフィサー。
情報担当取締役のことだが、
役員の中に一人、専門家が必要となる。
玉生さんの持論でもある。

講義を終えた玉生さんを囲んで、
荒井伸也首席講師と写真。
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控室で荒井先生から質問。
「経営者はいつ、どんな時に。
情報システム投資をしたらよいのか」

玉生さんの答えは、
「そのためにCIOが必要」というもの。

情報の専門家を経営者に育てるか、
経営者が情報リテラシーを学んでCIOになるか。

道は、どちらかしかない。

それがコンピュータ・リテラシーの問題だ。
すなわち、コンピュータを読み書き算盤のように使いこなすこと。
決して難しいスキルではない。

玉生社長を、
ヤオコー顧問の大塚明さんが送ってくれた。
日本スーパーマーケット専務理事。
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大塚さんもコーネル・ジャパンの講師。

第二講座の講師は、臼井秀彰さん。
チェーンストアの物流コンサルタントの第一人者。
「スーパーマーケットのロジスティクス問題」がテーマ。
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ロジスティクス戦略の立案、
センター開設の目的と課題などを、
実務的な視点から話してくれた。

センターフィー問題は数値を示しながら課題を指摘。
小売業は、物流機能を事業に加えた新しいビジネスモデルを作るべきだ。
これが臼井さんの主張。

私は講義の初めに「真摯に受け止めてほしい」とくぎを刺した。
第三期生はどのように受け止めただろうか。
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そしていよいよ、ヤオコー物流センターの視察。
はじめに大塚明さんからの解説。
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さらにヤオコーロジスティックス推進部長の笠本秀之さんのコメント。
笠本さんは㈱ヤオコービジネスサービス常務取締役を兼務する。
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そのうえで、物流センター運営に携わる皆さんが、
センター施設を案内してくださった。

ヤオコー狭山センターはグロッサリーセンターとチルドセンターからなる。
昨年12月に2300坪を増床し、3万7000坪に拡張。
現在、狭山センターでグロッサリーは64店舗、
チルドは47店舗に供給するが、
増床強化によって70店ほどにまでキャパシティが広がった。
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そのセンター施設とオペレーションを、
2チームに分かれて解説してもらう。
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小分けピッキングには興味津々の三期生。
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3温度帯で管理されるチルドセンター。
ここでは精肉と鮮魚(おもにマグロ)の検質も行われる。
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1時間ほどの視察を終えて、再び会議室にもどり、
それぞれの部門担当の方から詳しく説明していただいた。
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最後に質疑応答。
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三期生の質問に丁寧に丁寧に答えてくださった。
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物流センター担当部長の本城宗尚さん、
グロッサリーセンター長の加藤さん、
狭山チルドセンター長の中下さん、
精肉マネジャーの水野尚さん、
鮮魚マネジャーの椿さん。

皆さんに心から感謝。

講義が終了したのは午後8時。
ヤオコーの皆さんもご一緒して、
近くの豆腐料理の「梅の花」で夕食。
お酒もいただき、みんなで談笑・懇親。

最後に副学長からのお礼の言葉。
「ヤオコーには持続的なイノベーションがある。
センターや物流に関しても、
1年間に、その変化がよくわかる」

「シンプルにシンプルに変わっている」

「このイノベーションこそ、
私たちがヤオコーから学ぶものだ」
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流通仙人の言葉が、
ヤオコーの中で実現されている。

締めのご挨拶は笠本秀之さん。
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「シャン・シャン・シャン、
シャシャシャン・シャン
」の締め。
本庄の生まれで、
かの地の締め方だそうだが、
これもシンプルで、とてもよかった。

感謝をこめて笠本さんへ『店ドラ』をプレゼント。
そして固い握手。
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すべての皆さんに、
心から感謝。

私は、
イノベーションを続ける者が、
大好きだ。

それを阻む者とは、
闘い続ける。

そんな意を強くした一日だった。

<結城義晴>

2011年7月28日(木曜日)


コーネル・ジャパン卒業旅行でのこと。

米国ニューヨーク州イサカ。
コーネル大学「コーネルストア」のレジ。
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買い上げ商品の入ったカゴをスタンドの上に置くと、
レジチェッカーの女性が話しかけてきた。
「日本の震災は大丈夫ですか?」

私の口をついて、とっさに出てきた言葉。
「我々のファイティング・スピリッツは健在です」

米谷春夫さんの言葉。
岩手県大船渡に本部を置く㈱マイヤの社長。

これは日本人の合言葉にしなければと思った。

昨日帰国して、
ふとそんな光景を思い出した。

今日は朝から、東京・大門。
カスタマーコミュニケーションズ㈱の定例役員会。
私、この会社の非常勤取締役をやっている。
通常は火曜日に行われる役員会を、
コーネル・ジャパン卒業旅行のために、
木曜日にずらしてもらった。

午後は、市ヶ谷のUIゼンセン同盟本部。
8月30日に第5回労使懇談会が行われる。
そのパネルディスカッションの打ち合わせ。

パネラーは流通科学大学教授の石原武政先生、
野村総研グループマネジャーの高木裕之さん、
経済産業省流通政策課課長の佐合達矢さん。
コーディネーターは私。

石原先生の基調講演があって、
その後、パネル・ディスカッションが展開される。
「震災からの復旧・復興に向け
流通産業政策に期待するもの」

これがテーマ。

当日の打ち合わせという趣旨で集まったが、
もう既にパネルディスカッションのような内容を話し合ってしまった。
当日はそれがさらに煮詰まって、
エキサイティングする。

楽しみだ。

今朝の日経新聞経済欄コラム「大機小機」
コラムニスト石巻氏が「カナダ国歌に学ぶ震災復興」を書く。
「カナダ国歌『O Canada』の中に、
『われらが故郷、われらが祖国!
なんじの子すべてに流れる真の愛国心
』とある」

要は、日本はカナダに学べ、という趣旨。

「直ちに震災対策財源を明確化し、
遅滞なく財政再建に取りかかる国民的合意を取り付けたい」

「それには、全ての国民が
祖国の住民や国土を守り経済財政を支えるのだという意識の高揚と、
政治・行政が信頼と公正さを取り戻すことが絶対条件である」

つまり、すべての国民のファイティング・スピリッツ。

「これさえ満たせば難局を乗り越えられるはずだ」

賛成。

同じく日経新聞社会面の記事。
「イオン、PB牛肉の全頭検査を開始」

タイトルままの記事。
イオンのプライベートブランド商品は、
「トップバリュ 国産黒毛和牛」

独自に放射性物質の全頭検査を開始し、
今日28日から関東地区の115店で、
検査済み牛肉を販売開始。

「店頭販売する前に第三者検査機関で、
牛肉に含まれる放射性物質を調べる」

そのうえで、「国の暫定規制値を下回ることが確認できた肉を販売」
「トップバリュの国産牛はイオンが販売する国産牛の6割を占める」

素早い動きで、これは良い。

イオンは「9月をめど」に、
全国のイオン、マックスバリュ1000店舗に、
この検査済み牛肉販売を拡大する。

さて、コーネル・ジャパン卒業旅行の報告、続編。
ニューヨーク・マンハッタンのウォルストリート。
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3本の星条旗が掲げられているのが、
ニューヨーク証券取引所。
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ウォール街26番地にあるフェデラル・ホール(Federal Hall)。
アメリカ合衆国議会旧議事堂。
1842年に再現して建てられた米国税関の建造物。
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その前面に立つジョージ・ワシントン像。
合衆国初代大統領。
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そのフェデラルホールの隣にある40番地のトランプビル。
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この建物の2階にオープンしたのが、
デュアン・リードの最新フォーマット。
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アメリカ小売業界で今、
最も注目されている店。
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巨大な回転扉を入ると、大理石敷きの重厚な室内に、
乗降の金色のエスカレーター。
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まるで百貨店のよう。
エスカレーターを昇ると、
次世代のデジタルサイネージが出迎えてくれる。
これはホログラフィックイメージングと
オーディオビジュアルの最新技術を使用して、
実在の人物のような錯覚を起こさせる。
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2階のフロアに食品、薬品、
そして化粧品のショップがコンバインされている。
面積は2万2000平方フィート(約600坪)。

ドラッグストアとしては巨大な店で、
デュアン・リード最大級。

2階のトップにはレジ。
これは日本のコンビニと同じ配置。
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高くて真っ白の天井、ベージュの壁面と床。
落ち着いた大人の空間。
例えばスチュー・レオナードと正反対の印象。

グロサリー、冷凍食品、乳製品などが、
コンパクトにまとめられた中央売り場。
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「アップ・マーケット」と名付けられているが、
これはまさしく「日本のコンビニ機能」。
アメリカはコンビニエンスストア発祥の国だが、
この業態は日本で進化した。
だから逆にアメリカでは、
日本のコンビニ機能がない。

デュアン・リードはそれを狙った。
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店舗の裏側から入ると正面に、
寿司コーナー。
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デリカテッセンもスーパーマーケット並み。
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日本のセブン‐イレブンをはじめとするコンビニが、
「中食」マーケットをリードするように、
デュアン・リードのデリは、
アメリカ初の「便利性中食」を狙う。
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話題のスムージー・バー。
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果物はご覧のケースで販売。
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サラダ材料を中心にした野菜の売り場。
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ドラッグストア部門は、
もちろん本業だけに手慣れた展開。
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多段ケースで洗練された売り場をつくっている。
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ドラッグストアの奥に医者が常駐する病院。
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ゆったりとしたスペース、快適な空間。
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デュアン・リードは2010年にウォルグリーンの傘下に入った。
アメリカ第1位、2位をCVSケアマークと争うドラッグストア。
デュアン・リードはその規模のメリットをも発揮している。
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デュアンリードはニューヨークを中心に253店。
ウォルグリーンは7397店、年商633億ドル(6兆円)。
その両者のノウハウが凝縮された店。
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充実したグリーティング・カード売り場。
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化粧品売り場は宝石店のよう。
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ウォルストリートに働くエグゼクティブ・レディに満足してもらえる空間と、
それに見合った商品とサービス。
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コスメティックスのセルフサービス売り場。
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奥にネイルサロンがある。
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ヘアサロンは予約なしで利用できる。
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デュアン・リード社長のジョー・マグナッカは、語る。
「我々は、ウォルグリーンのベストとデュアン・リードの最高をまとめ、
日常生活に必需の商品とソリューションを提供する」
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「数多くのイノベーションを試み、
新しいアイデアや新しいコンセプトのための
インキュベーターとなる店ができた」
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薬事法が改正された日本。
そのドラッグストア&コンビニのコンビネーションストア開発。
デュアン・リードのフラッグシップ・ストアは、
近未来都市型モデルの一端を確実に示したといえよう。

アメリカはすごい。

<結城義晴>

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