Now Open! Part2   開店です!パート2

2011年12月19日(月曜日)
カテゴリー:

アメリカ小売業の最新情報

 13時27分08秒

前回、米国のBlack Friday Saleについて書きましたが、
今日は、その週明けの月曜日にオンライン上で売り出しをする、
“Cyber Monday”について少し書きたいと思います。

さて、11月28日のCyber Mondayに、
私は少しばかり大きな買い物をしました。
ヒューレットパッカード社のノートパソコンです。

実は、今このブログを書いているDell社のノートパソコンは、
半年前から一定時間起動させていると、
熱をおびて画面がフェードアウトしてしまうため、
扇風機でパソコンの下に風を当てないといけないのです。
なんとかだましだまし、使用してきましたが、
そろそろ休ませてあげないと大変なことになると思い、
新しいものを探していました。

まずBest Buyなどの家電店でさまざまな製品を試し打ちしたり、
重量や質感を体験したりしてきました。
仕事上、移動が多いため、軽さも需要なのです。

その後、アマゾンなどのオンラインセールで
目玉商品を色々検索した結果、
Costcoのオンラインショップで売り出されていたものが、
スペックに対して、申し分ない価格だったので、
購入ボタンを押しました!
ただ、手元に届くまでなんと、3週間もかかるそうです。
現在はまだ、東海岸から西海岸へ向かうUPSトラックの中でしょう。

小売店にとって、店が競合オンライン会社のショールーム代わりに
利用されてしまっているという状況は、非常に迷惑な話です。
しかし、インターネットの普及と共に、
商品をできるだけ安く買い求めようという
消費者意識が一般化してきているのも現実なのです。

逆に、店舗自体のスペシャリティーを活かすことが可能な
アパレルファッション店やグロサリー店には強みがありますね。

さて、11月4日のブログ「Now Open」のパート2として、
11月11日に開店した Super King Marketについてレポートします。

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1993年創業のSuper King Marketは、
アラブ系ファミリーが経営する店で、
現在、南カリフォルニアで4店舗を展開中。

特筆すべきはバラエティー溢れる青果売場です。
中近東やヨーロッパで使用される青果だけではなく、
アジア系が口にする大根、小芋やごぼうまで、
アジアン・マーケットに劣らない安さと品質で売られています。

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青果のフレッシュネスと同様に、味の良さもでも好評です。
『LA Weekly』という雑誌で、
2011年度の“豊富で新鮮な青果をどこよりも低価格で買える店”
に選ばれたほどです。

20111219_superking-produce3.jpg

どの店舗も、フリーウェイからのアクセスが便利な場所に出店しています。
また、青果、鮮魚、精肉、チーズ、ワイン、インストアベーカリー、
輸入食材などが、どこよりも低価格で提供されています。

20111219_superking-deli.jpg

このような低価格路線で展開している店では、
クリンネスがおろそかになっていることが常ですが、
この店の床はいつもぴかぴかに磨かれています。
店のどこかしらに必ず、箒とちりとりか、
モップを手にしている従業員を見かけます。

20111219_superking-produce5.jpg

客に対する従業員の声かけも頻繁に行なわれています。
したがって、米国の口コミサイトであるwww.yelp.comの
顧客採点では、4店舗すべてが常に高得点をマークしていて、
この店が顧客に支持されているということが分かります。
多くの客が、
「ここで買い物をすると、VonsやRalphsではもう買えなくなる。」
と言うほど、価格と品揃えが魅力的なのです。

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今回オープンしたクレアモント店は、
米国でも著名な大学が建ち並ぶ地域であり、
当然、住んでいる人々は国際色豊かです。
学生や教員の人口も多い場所です。
Super King Marketの開店は、
地域の人々にとって、待ち望まれていた店だといえます。

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開店当日から現在までの口コミを読んでいても、
人々がいかに興奮しているかが読み取れます。
文句といえば、「いかに駐車場が混みあっているか」
と言うことがほとんどです。
そんな文句はオーナーにとって、
商売冥利につきるのではないかと想像します。

<By 五十嵐ゆう子>

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Black Friday  黒字の金曜日

2011年12月1日(木曜日)
カテゴリー:

アメリカ小売業の最新情報

 09時36分01秒

最近、やっと仕事が落ち着いてきたので、
発売以来、ずっと読みたいと思っていた、
ウォルター・アイザックソン著『スティーブ・ジョブス』の
電子書籍版を購入し、iPadで読み始めました。

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実はiPadの購入以来、初めて買った本が、
このジョブス氏の伝記でした。
多分、ジョブズ氏自身がこのようなことを
一番期待していたのではないのかなと?想像しています。

今さらですが、電子書籍には、とても便利な機能があります。
今までペーパーバック(文庫本)で英文を読む際、
知らない単語や独特の言い回しなどは、
よほど知りたいと思う言葉で無い限り、飛ばして読んでいました。

しかし電子書籍では、分からない単語がでてきたら、
すぐに辞書やウィキペディア、グーグルなどで検索しながら読めます。

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ハイテク産業で有名な人物に疎い私でも、
登場人物がどのような人間で、何を開発してきたのかを知りながら
ストーリーを深読みできるので、とても楽しんでいます。

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まるで“一粒で2度おいしい”という某有名キャラメルの宣伝のようです。

現在、電子書籍リーダー、
“KindleとiPadのどちらが便利であるか?”
という論争がよくネット上に書かれています。
キンドルは、アマゾンのサイトから低価格で書籍購入が出来て、
読みやすく、耐久時間も長いので、
本を読むという前提では評価が高いようです。

それにしても凄い時代になったものです。
電子書籍の普及によって、
新聞や雑誌の紙が削減されれば、環境に優しいですよね。

また航空会社が預け入れ荷物に追加料金を請求するようになってから、
手荷物だけでチェックインする人が増えました。
すると本などの重い手荷物を持ちこむ人が減り、
電子書籍リーダーを持つ人が増えました。
移動の多いビジネスマンたちの間で急速に普及したのです。
町から本屋さんが消えていく日がくるかもしれません。

さて、話は変わりますが、
今年も恒例のBlack Friday Saleに出かけてきました。
例年は感謝祭の翌日である、金曜の早朝に大売り出しがはじまります。

しかし、今年は感謝祭の木曜日の深夜からセールが始まりました。
そのため、金曜日の早朝に早起きをする必要がなくなり、
昨年よりもずっと多くの人出がありました。

実際に今年のBlack Fridayの小売売上高は
昨年と比べて6.6%アップし、総額114億ドル。
売上げが昨年より10億ドルを超す伸びを見せたと、
翌日のYahooトップニュースにのっていました。
これはリーマンショック前年の2007年度以来、
1日の売上額としては最も大きかったそうです。

感謝祭の夕食を早々に済ませた私は、
まずWalmart Supercenterへ行きました。
夜の10時、売り出し開始と同時に店内はこのような状態に。

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自分の行きたい売場へ行こうにも身動きが取れず、
完全に朝のラッシュの満員電車状態でした。

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しかも時間差で目玉商品を出していく、というスタイルでした。

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そのため、店内で過ごす時間が長くなるので、
入店時に栄養ドリンクとビタミンCのサプリメントが
無料で配布されていました。

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息子の誕生日祝いにX-boxの最新人気ゲーム、
“Battle Field 3”を頼まれたので、購入を試みました。

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定価の半額という破格値で、長い列に並んでみたものの、
おそらく私の番がくるころにはもうないだろうと予測できました。

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そのゲームを販売していたのが、
おもちゃやパソコン・電化製品売場ではなく、女性服の試着室前!
Walmartの目くらまし作戦(他の売場にも客が立ち寄り、購買を増やす作戦)に
見事にはまり、混雑の中、探し回ってしまったのが失敗でした。

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直後に、一昨年のことを思い出しました。
その年の目玉商品だったSonyの大型テレビは、
やはり家電売場ではなく、ガーデンセンターで売られていたことを。
「あー、先に店員に確認すれば良かったなぁ」
と悔やみましたが、あとの祭りでした。

でも大丈夫。
Walmartより7ドル高いけれど、午前0時から始まるTargetの売り出しでも、
同じゲームが販売されることを事前調査していました。
Walmartの行列に並びながら、もしものことを考慮して、
iPhoneで調べていました。

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Targetの顧客専用Target Red-Card
(Targetでのみ使用できるデビットやクレジットカード)があれば、
5%オフで購入できるので、差額は大きくなりません。
同時にアマゾンも検索しましたが、
アマゾンよりもTargetの方が安い価格でした。

周りを注意して見ていると、私のようにiPhoneで
情報を確認しながら買い物している人の多いこと!
Black Fridayにオンライン・ショッピングをした人が
昨年より24.3%増加したというIBMの発表にも顕著に現れています。

と言うことで、私は列の途中から外れ、
人の波を掻き分け、汗だくになりながらWalmartを後にしました。

Targetについたのは午後11時。
2011年の感謝祭もあと1時間で終わりです。
行列が店の周りをぐるりと囲むようにできていました。

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目玉商品の売場を示した店内マップと
(これは便利!Walmartのように商品を探して迷うことはありません)

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エナジーバーが無料で支給されていました。

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冬空の中、長丁場の行列を予測してか、
毛布で身を包んでいる人や、折りたたみの椅子を持参している
準備のいい人たちもいました。

そして午前0時にオープン。

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買い物客は多くいましたが、事前に配られた店内マップで
自分の行きたい場所を把握していたせいか、
Walmartのような身動きも取れないような混雑とは違っていました。

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しかしレジの対応が遅いのか、
キャッシャーは長蛇の列でした。

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並んではみたものの、途中で諦めて帰る客もいました。
私も取材を兼ねていなければ、根気よく並べたかは疑問です。
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最終的に1時間半ほど並ばされましたが、
お目当ての商品は無事ゲットできました。
家路に着いた頃には夜中の2時半を回っていました。

消費者の購買行動をリアルタイムで調査・分析する、
「ShopperTrak」の創始者であるBill Martin氏は、
現在の不安定な経済が顧客の購買意欲を抑え、
店舗に向かう客は減少するという予測に反した結果に内心驚いたそうです。
また、顧客が定価から60~70%も割り引いた
“ドアバスター”と呼ばれる破格の商品に反応し、
飛びついた行動に隠された意図があると指摘しています。

「良いBlack Fridayを無くして、
楽しいホリデーシーズンを過ごせるわけがない。
今年は例年以上に早くからこのBlack Friday Saleの
プロモーションを開始したことも
売上げの増加に繋がったといえます。
しかし問題は、プロモーションが終わるやいなや、
急に静まり返る消費者の購買熱意です。
小売業は感謝祭からクリスマスにかけて、
1年の1/4近くの売上げを期待していますが、
ショッピングモールを歩く人々が持つ、
買い物袋の数は年々減少しています」

これは、職や資産を失うかもしれず、
将来が不安な消費者たちが激安商品に飛びついて、
手元にお金があるうちに商品を手に入れておきたい。
せめてホリデーシーズンくらいは無理をしてでも
欲しい物を手に入れたい、というマインドの表れなのだと
誌面は語っていました。

実際、別のニュースを読んでいたら、
お金に余裕のある世帯はBlack Friday Saleへは
行かないと書かれてました。

本当の景気回復の兆しが見られるのは、
以前のように特別な大売出しで無い日でも、
買い物客がいくつものショッピングバッグを抱えて歩く姿が
頻繁に見られる日が訪れた時なのでしょうね。

<By 五十嵐ゆう子>

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Now Open! 開店です!

2011年11月4日(金曜日)
カテゴリー:

アメリカ小売業の最新情報

 12時32分54秒

最近、私のまわりで新店が2カ所オープンしました。

オーガニック&ナチュラルの食料品店、
Mother’s Market & Kitchenの7店舗目Brea店(2011/9/16オープン)、
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Trader Joe’sのMontrose店(2011/10/28オープン)です。
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Mother’s Marketは1年以上前から告知があり、
当初は2011年初夏オープンの予定でした。
とかくアメリカは予定の遅れが常ですので、
今年中に開店しただけでも良いほうです。
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1978年、ヨガを習っていた健康志向の主婦達が
家族を巻き込み、総勢17名で起業したMother’s Market。
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規模こそWhole Foodsより小さいですが、
店舗面積500坪ほどの店内には、
ベジタリアン料理を主体としたカフェレストランがあります。
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サプリや惣菜、身体の免疫力向上を目指したジュースバー。
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100%オーガニックの青果や珈琲などが充実しています。
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さらに健康や美容、ダイエット関連の書物も豊富です。
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このBrea店はMother’s Marketが店舗展開をしている、
カリフォルニア州オレンジ市の端に位置し、
Inland Empireと呼ばれる地域のすぐ真下です。
この地域にはさまざまなエスニック人種と白人、
そして比較的若い年齢層の人が住んでいます。
実は私の自宅からも10km圏内ですので、
健康オタクの私にはとても嬉しいお店です。
噂によると、今回の出店をを足がかりにオレンジ市を出て、
ロサンゼルス郊外へ進出するそうです。

この店には精肉売場とワイン売場がないのですが、
店のすぐ隣にはプレミアムミートを専門に扱う精肉店、
“Meat House”が同じ時期にオープンしたので、問題ありません。
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さっそく受験生の息子に栄養をつけてもらおうと、
骨付き肉を買って帰りました!

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モール内にはワイン専門のディスカウントショップ、
“Total Wine”もあります。
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この店ではワインだけでなく、世界中のビールやハードリカーが買えます。
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翌日は、オープンしたばかりのTrader Joe’sの新店、Montrose店に行きました。
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朝一番に駆けつけたというのに、この車の列です。
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停める場所を探すだけで5分以上かかってしまいました。
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このMontrose店が面しているHonolulu通りは、
古くから小物屋やコーヒーショップなどの小さなお店が並ぶ商店街なのですが、
今まで食料品マーケットがそばありませんでした。
地元の人にとっては待ちに待ったオープンだったであろうと想像できます。
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ちなみに道を挟んだ反対側には消防署があります。
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私はTrader Joe’sではいつも珈琲豆を買っています。
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今回はデザインの可愛さに惹かれ、
新商品のオーガニック・コンデンスミルクも思わず買ってしまいました。
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すっぱめの苺にかけて食べたらとっても美味でした。

以下はTrader Joe’sの店内の写真です。
Halloweenの時期だったので、パンプキンが盛りだくさんでした。
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バナナは1本19セント。
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この日の試食はポットロースとビーフとクリームコーンでした。
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有名な$1.99ワイン($2チャック)のポップがユニークです。
“目隠ししたら高級ワインと区別がつかないくらい美味しいよ”
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プレミアム黒毛牛(アンガスビーフ)のサシが美味しそうですね。
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私が昔から仲良くしているアメリカ人のご婦人に、
Disney Worldやチルドレンミュージアムなどの
テーマパーク専門の建築デザイナーをしている息子さんがいます。
ちなみに、つい最近、Disney World内にできた
ハリーポッターのテーマパークも彼のデザインだそうです。
その彼のところへ、Tesco傘下のFresh & Easyから、
近い将来、オレンジ市にオープンする店の店舗デザインの依頼が来たそうです。
この話からすると、Fresh & Easyも
力をいれた新店舗作りを計画しているようですね。

またOpeningの噂を聞き次第、レポートしたいと思っております。

<By 五十嵐ゆう子>

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Make a Change  変化を起こせ

2011年10月18日(火曜日)
カテゴリー:

アメリカ小売業の最新情報

 15時28分35秒

大都会ニューヨークの摩天楼の下、
スティーブ・ジョブス氏が創造したiPhoneで、
彼が死去したというニュースを知りました。

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iPhoneやiPadを使用する世界中の人々が同じ瞬間に、
時代の寵児であったジョブズ氏を失った喪失感を
シェアーしたことでしょう。
人々はその思いを“iSad”と表現しました。

生前、ジョブス氏は多くの名言を残しました。
私が特に好きなのは、
「美人を手に入れようと思った時、
ライバルが10本のバラを彼女に贈ったら、
君は15本贈るかい?
その時点で君の負けだ」という言葉です。

これはリーマンショックの後、
シビアでセレクティブ(選択的)になった消費者に対する
小売業者の挑戦にも通じる教訓です。
競合相手が安売りで顧客にアピールをしたからといって、
ただ張り合って価格を下げるだけでは
顧客の心を“ぐっ”と掴むことはできません。

恋愛だって同じです。
たとえば、ある男性が私の気を引くため、
一本のバラを差し出して告白してきたとします。
私にとって、それが初めての経験だったら、
心を惹かれるかもしれません。
しかし、その後、他の男性が私の気持ちをつかむには、
全く違うアプローチをしなければ無理でしょう。

私たちは、情報文明に次々と新しい変化をもたらし、
時代を駆け抜けていったジョブズ氏の生き方から
“常に新しい変化を起こし続けることの大切さ”を学びました。
商人舎の結城先生も、
持続的に小さなイノベーションを起こし、
成長し続けることこそが大事であると唱えられています。
持続的な努力は確かに人々を魅了します。

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さて、最新のスーパーマーケット情報です。
Wegmans はこの10月20日から、
ホリデー・シーズンのパーティ準備で忙しくなるお客様のために、
利便性の高い、青果カットの対面コーナーをオープンします。

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今のシーズン、一番利用するパンプキンなどの堅い野菜を
自宅の包丁でカットするのは注意が必要です。
しかしこの対面コーナーで希望通りカットしてもらい、
洗ってもらえれば、あとは自宅で調理するだけです。

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そういえば、私も年末のおせち料理を作る際、
手がかゆくなるサトイモや、固いレンコンなどの処理が苦手です。
私の要望に応じて、代わりに切ってくれるサービスがあれば、
本当に助かるなぁと感じました。

私がWegmansを訪れた時は、まだそのコーナーは工事中だったので、
写真を撮ることはできませんでした。
しかし、青果売場の人がサインを読んでいる私に内容を説明してくれました。

ニュージャージー州のWegmansは
2階のEat Inスペースから青果売場などの店内を
見渡しながらご飯が食べられます。

20111014_wegmans.jpg

結城先生がよく言われますが、
高い場所から見おろして、食事をするのは気持ちが良いものです。
今度来た時は、2階のイートイン・スペースから
ちょうど青果カットの対面コーナーが
見えるようになっているのでしょうね。

高いところから見おろすと言えば、
ニューヨーク州マンハッタンのチェルシー地区のThe High Line。

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ここは以前、貨物の高架鉄道として利用され、
鉄道が廃止された後は、ホームレスや犯罪者のたまり場となり、
落書きだらけの危険な場所でした。
そこで、昔の高架鉄道を空中庭園に生まれ変わらせ、
今までに見たことのないエンタテーメント性のある公園として、
2009年にThe High Lineが開放されました。

2011年6月には第2期工事が終了し、
長さ1マイル(1.6キロ)まで延長されたということで、
早速歩いてまいりました。

ミート・パッキング・ディストリクトにある、
人気のチェルシーマーケットという食品街の出口を右に曲がると、
すぐにThe High Lineへ上がれるエレベーターと階段が見えます。

マンハッタンは山手線を一周するくらいの大きさしかないのですが、
その限られた空間に、歴史的な建造物を残したまま、
人々の憩いの場を作るとは、なんともリノベーション好きな
ニューヨーカーらしいアイデアだなと思いました。

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ここからはハドソン川とアップタウンの景色が良く見えました。

こちらは、スチューレオナードのYonkers店内にある、チキータドール。

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ボタンを押すと踊りだす人形で、
私は何回行っても、このボタンを押してしまいます。
人形の頭上には6段階にわけられたバナナの熟し度の説明と
バナナの調理アイデアを提案しています。

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(そうか、黒くなったバナナはパイやプディングにすると
おいしいのだと、改めて気付かされました)

スチューレオナードの専属シェフがプロデュースするグルメコーナーは、
寒くなる季節なので持ち帰り用スープの種類が増えていました。

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こちらの写真はパプリカです。
たった3種類が段ボール箱に入って並べられているだけなのですが、キレイですね。

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さて次は、ニューヨークを中心に展開しているドラッグストア、Duane Reade。
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2006年にドラッグストア業界第2位のチェーン、
Walgreensに買収されて傘下となって以来、変化が著しいです。
一番の話題店はウォールストリートに出店した店なのですが、
私が訪れた時はこの辺りで連日、オバマ政権に対するデモが
行われていて、残念ながら近づくことができませんでした。

ということで、こちらはミドルマンハッタン3番街の店です。

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とにかく必見すべきは生鮮をはじめとした食料品売場です。

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パン売場もコンビニをはるかに上回る質の良さで、
お寿司や冷凍食品も充実していました。

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乳製品コーナーも写真の通り、種類が豊富で、
オーガニックの瓶入り高級ミルクまでありました。

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Freshly brewed(淹れたて)と表示された、
スターバックスの珈琲マシンもありました。

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「NYのドラッグストアは、ここまでやるのか!」と
思わず一人で唸ってしまいました。
24時間営業の店なので、眠らない街、NYにもぴったりです。
これでは周辺のコンビニの売上げにも響くだろうと感じました。

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ウォールストリート店は高級感が漂い、
靴磨きのコーナーからネイルサロン、イートインコーナーまであるとか。
次回は是非、訪問してみたいものです。

Trader Joe’sでは最近、商品のアイテム数をかなり絞り込んでいます。
一昨年は4000アイテム以上あったのが、
現在は2500アイテムになっているそうです。
ただし、毎月のように50アイテムにも及ぶ商品が入れ替わり、
新商品が登場し続けているので、
アイテム数が減少しているということは気付きません。

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このアイテム数の削減は、
原料の値上がりによる価格上昇を避けられないアイテムを
省いているという意味もありますが、
出店を今後2年間で500店舗を目標に増やし続けるため、
店舗を身軽にしようとする意図もあるようです。

ニューヨークでの出店スピードをあげるようで、
メジャーな食料品店の出店が未だにないスタテン島にも
近々、新店をオープンするそうです。
スタテン島への出店はメインストリームチェーンの中では
一番乗りの進出となります。

全米に365店舗もあるチェーンであるにも関らず、
全ての店舗がそれぞれ個性をもっているということには、いつも感心させられます。

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各店ごとで雇い入れている地元アーティストたちの
描き出す世界観の違いもありますが、商品の値札タブのコメントも全て異なります。
同じ商品でも見るたびにコメントが変化しているのです。

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ユニオンスクエアのWhole Foodsでは、
車輪付きのストアバッグが登場していました。

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年配の方にはもちろん、公共の乗り物を使用し、
歩いて買い物をする都会の顧客にとっても便利なバッグですね。
これがあれば、重さを気にせず、思いきって買い物ができますね。

最後は、結城先生のブログでも以前紹介された、
ニューヨーカーたちの間で話題の店、Eatalyにて、ランチを食べてきました。

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店内は人・人・人でごった返していました。

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私が選んだのは、基本中の基本であるトマトソースだけのスパゲティです。

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どうですか?このパスタ、美味しそうでしょう?(一人でスミマセン!!!)
私が座ったカウンターはピザ窯のまん前で、
焼きたてピザがドンドン出てきてました。

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生パスタの販売コーナーや惣菜売場では、思わず生唾をゴクリ!

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キリッと冷えたイタリアのビールMorettiを飲んだ私は、
店を出る前にお手洗いを済ませようとすると、
Naturally …Near The Beer!

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(やっぱりビールの側にはお手洗い!)
と書かれたサインが嬉しかったです。

店内はすごい人なのに、お手洗いがぴかぴかなのには感心しました。
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余談ですが、マンハッタンの地下鉄ホームで、
フロリダ州からバケーションでニューヨークを訪れたついでに、
ギターの弾き語りをしている男性がいました。

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「人前で歌うことが好きなだけなので、特にお金はいりません。
でも払ってくれるのであれば、拒否はしません。
私の歌で、都会の生活に疲れた人々の心を
元気にすることができれば、嬉しいです。」と、スピーチをして、
名曲“Stand By Me”を歌っていました。
美声に感動した何人もの人が、笑顔で彼のギターケースに
1ドル札を投げ入れていたのが、今も私の目に焼きついています。

<By 五十嵐ゆう子>

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Seattle, the City of Emerald エメラルドの町、シアトル 【後編】

2011年9月19日(月曜日)
カテゴリー:

アメリカ小売業の最新情報

 10時14分27秒

【前編はこちら】

シアトル郊外にはショアラインという町があります。
ここは2度もベスト・ネイバーフッドに選ばれ、
優良な学校区とたくさんの公園のある、
比較的、所得の高い人々が住む地域です。

この地域で出店しているTOP Food & Drug と
Central Marketは既存店舗の中でも選り抜きの店舗です。

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以前、TOP Food & Drugの別の店舗を訪れた時は、
Krogerが展開している、よくある普通のFood & Drugタイプの店
というイメージしか持ちませんでした。

しかしここは、さすがにロケーションを意識した店づくりを行なっているのだな、
と感じさせる、洗練されている店舗でした。

特筆すべきは、エスニック、アメリカン・トラディショナル、イタリアンの
3つに分かれた惣菜とドリンク・コーナーの種類の豊富さでした。

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クレンリネスも徹底されていて、お手洗いもきれいでした。

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(TOPでのお買い物が、すべての側面において、快適であってほしいのです。
もし、このお手洗いに不都合な点がありましたら、
カスタマー・サービス・マネジャーにお申し付けください。)

店のロケーションや洗練された店づくりの割には
低価格で商品を提供していて、良い意味で顧客を裏切っています。
これがアメリカの口コミサイトyelp.comで高い評価を得ている
理由の1つになっているのでしょう。
(Yelpのスマートフォン用のアプリは
優良な店を探すためのツールとして人気です)

次にCentral Marketを紹介します。
店名も、建物の感じも、テキサス州ダラスにある人気店を彷彿とさせます。
(が、まったく別の企業です)

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この店では豊富な青果と、いけすのある魚売場に圧倒されます。

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見てください、赤マンボウがセンターにドーンと置かれています。

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アメリカの魚売場のみならず、日本でもこの魚が店頭に並んでいるのを
今まで見たことがありません。
来る客、来る客が皆、売場の女性スタッフに、
「これは何の魚?どうやって食べるの?美味しいの?」と訪ねていました。

客が買う・買わないに関らず、売場に思わず興味をもたせる、
いわゆる“客寄せパンダ”戦略なのでしょうか?
もし買う人がいなくても、珍しいものも仕入れることで、
バラエティーの豊富さをアピール出来るのでしょう。
ホームページの企業理念のページで
ユニーク性をうたっているだけのことはあります。

オーナーが日系人ということもあり、アジア食品も充実しています。

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次は、シアトルの地元のテレビ番組で“ベスト・グルメ・グロサリーストア”
に選ばれたことでも知られる、METROPOLITAN Market。

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この店はもともと、1945年創業のローカル食料品店、Thriftwayでした。
しかし、“裕福な顧客の多い地域に、品質と素材にこだわりぬいた、
かつてない食料品店と作りたい”という地元オーナーの願いから、
この店は誕生しました。

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それだけに惣菜やベーカリーは明日から日本で出店しても、
行列が出来そうなほどグレードが高かったです。

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青果売場の美しさや高級食材の品揃えからも
アップスケール感を押し出しているのが分かります。

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最後は、イチロー選手の奥さまがシアトル生活の強い味方だと語る、
UWAJIMAYAの写真です。

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レジ前にこれでもかと飾られた藤の花や、
ドラゴンのディスプレイなどでアジアン・エンタテーメントを演出し、
見るものを圧倒しています。
豊富な生鮮食品とバリュー価格は、
米国で展開している日本食マーケットの中でもトップクラスだと思います。

宝石をちりばめたように、
豊富で色鮮やかな食材が並ぶお店がたくさんあるシアトルの町は、
“Seattle attract me not only the city has Emerald’s beauty,
but variety of gourmet foods”
(シアトルはエメラルドのような美しさだけでなく、
グルメフードでも私を魅了する)
と人々が口にするだけはありました!

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<By 五十嵐ゆう子>

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Seattle, the City of Emerald エメラルドの町、シアトル【前編】

2011年9月15日(木曜日)
カテゴリー:

アメリカ小売業の最新情報

 14時43分36秒

私が幼い頃、大好きだった童話、“オズの魔法使い”。
その文中に、竜巻によって自分の家に戻れなくなってしまった
主人公ドロシーが、魔女グリンダから
「黄色のレンガの道を辿ってエメラルド・シティへ行き、
オズの魔法使いに会うことができれば、
カンザスのお家へ帰れるでしょう。」と教えてもらう一説があります。

私はその頃から“エメラルドの町”という響きに憧れを抱いていました。
その後、米国には実際、
“エメラルドの町”と呼ばれる町があることを知りました。
それがワシントン州シアトルです。

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シアトルは西海岸の中では比較的降雨量が多い場所なので、
秋から冬にかけて、一年の約半分は傘が必要な気候です。
しかし、その雨の恵みによって育った深い森や、
海の入江に囲まれた美しい町並が、
深緑に輝く宝石、エメラルドのイメージと重なります。

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さらにシアトルは、バラエティ溢れる青果の産地であり、
豊富で新鮮な魚、ワイン、そして地ビールなどの食材に
恵まれた場所としても有名です。

なんといってもシアトルの名所と言えば、
公設市場の発端となり、100年以上の歴史をもつPike Place market。

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魚の投げ売りで有名な魚屋さんを中心に、
地元産の生鮮食料品や自家製パン、生花、パスタの麺など、
所狭しと店が並んでいます。

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大勢の人々で賑わうアーケードを歩くと、
大坂黒門市場で育った私は懐かしさで心がいっぱいになります。

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夏場はアーケードの外にもファーマーズマーケットが開かれて、
まさに食のお祭り状態です。

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写真はスターバックスの一号店。

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うちの思春期の息子にはあまり見せたくないのですが、
ロゴの人魚がノーブラなのは、
このオリジナル店舗だけということで特に有名です。
お店の前ではジャズやラップなどのエンタテーメントが
いつも行なわれています。

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ただ、いつ来ても混んでいます。
私も過去に数回訪れましたが、
この店で珈琲を買えたためしがありません。
たいてい、人の群れを見て諦めてしまいます。
閉店は夜の9時なので、どうしてもここで珈琲を飲みたい方は、
Pike Place Marketが閉店した後、夜8時ごろがオススメですよ。

シアトルのダウンタウンには、1901年創業の老舗高級デパート、
ノードストローム一号店があります。
しかしMacy’sと道を挟んだ場所にある
ノードストロームのアウトレット店、Nordstrom Rackの方が
価格に敏感な世情を反映してか、掘り出し物目当ての客が多い気がしました。

そして、シアトルの老舗スーパーマーケットと言えば、
1956年にアルバートソン出身のクロエ氏が創業した
地域密着型のアップスケール・ナチュナル食料品店、QFCも有名です。
現在は米国最大のスーパーマーケット・チェーン、Krogerの傘下ですが、
言われなければ分からないほど、店内の雰囲気には独自性があります。

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青果陳列は、売場の真ん中でひな壇上に青果を並べ、
スポット照明を当てて、商品を際立たせる方法をとっています。
これはKrogerの陳列の特徴を感じさせますが、
壁にそって並べられた青果のカラーコーディネートはとても美しいです。
(おそらく種類の豊富さが美しさをプラスさせているのでしょう)

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カットフルーツの断面を立てて並べたディスプレイも
フレッシュさを感じます。

買い手にとって商品の陳列と言うのは、
見た目の斬新さも確かに大事なのですが、
手に取りやすく、選びやすいということが
やはり重要ではないかと思います。

内装や陳列が芸術的で、広くて豪華な店には、
たまの気分転換に行くことはありますが、
私のような典型的な都会型の働く主婦にとって通常の買い物は
時間の短縮をしながらより良い商品を選んで買うことに重点をおきます。
ですから、商品が取りやすいように前出しされていたり、
陳列に配慮がみられたり、商品が見やすいように照明が当てられていると、
毎日通おうと思える店となります。

シアトル周辺で10店舗ある、小型の自然食料品店PCCも、
健康志向者の間では特に人気の店です。

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ここは会員費をとり、その出資資金で、
安全で新鮮な、ナチュラル・オーガニックの商品を仕入れ、
会員へはディスカウントで販売する、いわば生協の仕組みの店です。

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そのため、会員でないと多少、割高感があります。
バルク販売やグルテンフリーの商品も人気です。

【後編へつづく】

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“Glad to see you” in Portland!  あなたに会えて良かった!

2011年8月29日(月曜日)
カテゴリー:

アメリカ小売業の最新情報

 08時55分00秒

誰かと素敵な出会いがあり、
そして別れる際に、
私が一番聞きたい言葉があるとしたら、
「君に会えて良かったよ。」という一言です。

“ We’re glad you’re here!
(あなたが、この店へ買い物にきてくれて良かった!)” と
壁に書かれたメッセージを、
久方ぶりに訪れたオレゴン州ポートランドの
Fred Meyer Market-place (スーパーセンタータイプ)で目にしました。

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このチェーンは創業1927年の老舗。
写真の店は1945年にオープンし、
つい数年前に全面改装したHawthorne Blvdにある店舗です。

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Fred Meyerは1997年にSmith Food & Drugと合併し、
その後シアトルを拠点に展開してきたQFCを吸収、
さらに1999年にはKrogerと合併して、
大型店舗はKroger傘下のスーパーセンターとなりました。

Fred Meyerは一昔前のWalmartのように、
生鮮食品、電化製品、雑貨、衣料、装飾品、ガーデン用品など
5つ以上の広大な売場があり、
とにかくアイテム数が多く(約23万アイテム)、
安さを前面に打ち出したOne Stop Shoppingのイメージがありました。

ところが最近改装している店舗は非常に洗練され、
高級感を漂わせています。

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特に青果部門は上品な木目の床と
多種多様でフレッシュな品揃えはWhole Foodsを彷彿とさせます。

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上階からエレベーターでおりてきた所からも
フレッシュな青果売場が見えるのでインパクトがあります。

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徒歩圏内にあるWhole Foodsの競合店、
New Season marketにも、けしてひけを取りません。

そして2階にあるホームファニッシング部門では、
アロマの香りが漂い、Bed & Bath Beyondを彷彿させます。
それでいて価格はWalmartやTargetにも
十分対抗できるのですから、
近くにこの3つが並び、価格がさほど変わらないのであれば、
私なら気持ちよく買い物を楽しめて、
エンターテイメント性のある、現在のFred Meyerを選ぶでしょう。

ポートランドにある人気の食料品店といえば、
必ず話題に登るのがNew Seasons Marketです。

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地域密着型(スタッフのほとんどはローカルの人間)で、
地産地消(生鮮食料品のほとんどがローカルで生産されたもの)、

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オーガニック&ナチュラルを前面に押し出し、
フレンドリーで親切なパパママストア的な
カスタマーサービスを提供しています。

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店の理念やユーモア性を顧客と共有するように
いたるところに書かれている様々な
“メッセージ(言葉)”を読むのも面白いのです。

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店の造りやデザインは明るくポップで、
什器は暖かな色合いのものを使用しています。

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New Seasonsのもう1つの特徴は、
味と見た目を吟味し、ヘルシーさも強調した惣菜の素晴らしさです。

ポートランドが、今や全米でもトップクラスの
「スローフードとグルメの町」として
有名になったきっかけと言われているのは、
New Seasonsが出現したことも影響しているそうです。

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今回は都会向けにオープンした小型の新店舗を訪れました。
ちょうど日本のスーパーの平均的なサイズに近い都会型の店は、
限られたスペースなので品揃えの選定が要になります。

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この店より前にHAPPY VALLEYの大型店を見ましたが、
都会に住む、私のような忙しい主婦には、
これくらいの小規模の店舗の方が買い物がしやすく感じます。

ポートランドで洗練されたグルメ食料品店と言えば、
必ず最初にあげられることで有名なZupansがあります。
3店舗しかない小規模の地元家族経営の店です。

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今回はSE Belmontの店舗に参りました。
あちらこちらに展示されている
グルメフードのポップ写真が美味しそうですね。
まるで食アートのアトリエのようです。

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Zupansは都会の比較的裕福な人達の住む場所に出店し、
ローカルに密着した品揃えをしています。

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ローカルのニーズをよく理解しているのです。
平日の午前中にもかかわらず、店内は賑わっていました。

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この11月に4店舗目が5号線を南下した
Lake Oswegoというリゾートダウンにオープンするそうです。

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そして、ポートランドには知る人ぞ知る、
ユニークで、世界中の食材が手にはいるという
Barbur Foodsという店があります。
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ここは数年前に通りかかったことがある店で、
バーバーなんて、聞いた感じはまるで床屋(Barber) さんだなと思っていました。

ロケーションも少し不便な場所にあり、駐車場も狭く、
外から見た感じは古く、田舎臭さを感じる店構えです。
しかし次から次へ車が出入りし、
ベンツやらBMWやらの高級車も乗り入れていたのが印象的でした。
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ここはたった1店舗しかない小さな店で、
店内はぱっと見た感じでは普通の食料品店なのですが、
非常に繁盛しています。
地元の人が書き込みをしている口コミサイトのYelp.comでも
人気の店なのです。

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惣菜売場には他では見られない珍しい食材があり、
ドライ売場にはエスニックな商品がところ狭しと並び、
ブッチャーと書かれた対面販売の肉売場は人気があるようで
人が並んでいました。

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青果は、店の出入り口にパレットにのせたダンボールのまま、
色気もなくドーンと(ある意味ダイナミックに)陳列されていました。

今回、同行した私のボスの浅野が、
店から出てきた一人の女性客にいきなり話しかけました。

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「何故、この店はこんなに流行っているのでしょうか?」と浅野。
「この近くに住んでいるから便利だし、
青果が新鮮で珍しいものも多く、肉の質が良い。

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あとは惣菜のバラエティーがほぼ毎週変わることだわ。

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教師の仕事をしてて料理を作る暇が無いから
ここの惣菜をよく買うのだけれど、
いつも珍しいものがあるから飽きないし、味も結構美味しいのが魅力ね。」

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「他にはどんな店舗に行ってるんですか?」と浅野。
「Safewayかな?ここから近いんで。」
「でも、この店を利用する頻度の方が高いのですね?」と浅野。

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「ええ、今日はミルクが切れたんで来たのよ。
実はミルクの価格はこの店はけして安くは無いの。
でもね、何かついでに珍しくて、
面白いものがないかなって思うから
ついついここへ足が向いてしまうのよ。
ここはMy Store (私のお店)ね。」

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うーん、なんと素晴らしい!
お店にとってMy storeと呼ばれることは
何よりも嬉しい賞賛の言葉です。
その彼女の一言は、我々を再び店内に招き入れて、
珍しい惣菜を買い求めるきっかけとなりました。
見た目は飾り毛のない店ですが、
客にこれだけ指示されて、
繁盛している店が持つ魅力について知るのも勉強になりますね。

今回のブログ締めは、現在、全米365店舗のチェーンTrader Joe’sです。

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地元に暮らす人々や名所などを描いたアートが
店内に飾られています。

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店の外にかかれた
“Trading Hours 8-9.
 YOUR SE PORTLAND NEIGHBORHOOD STORE
(あなたが暮らすSE PORTLANDに密着したお店。営業時間は8~9時です。)”と
書かれてある看板がにくいですね。

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私はどこを旅していてもTrader Joe’sを見つけるとホッとします。
「あ、あったぁ!」と嬉しくなってしまうのです。
これも「Glad to see you!」ですかね。

<By 五十嵐ゆう子>

 

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