2018年10月14日(日曜日)

San FranciscoのOutstanding Supermarket全集

San Franciscoに来たら、
この人に会わねば。

浅野秀二先生。DSCN0618.JPG8
アメリカ流通視察ツアーの草分け。
㈱DIC最高経営責任者。

8年ほど前になるだろうか。
あるコンサルタントが、
研修を主催しながら、
自分の子どもを連れてきた。

浅野先生、一喝。
「俺のバスにガキは乗せない!!」

真剣な研修や勉強の場に、
子どもはふさわしくない。
家族旅行は自分でしなさい。

浅野秀二の面目躍如。
アメリカの日本男児。

さて、平和堂米国研修第16団。
San Franciscoのとんがり店舗全集。

まず、トレーダー・ジョー。DSCN0662.JPG8

ダラスでも同社を訪れたが、
このベイエリアのアラメダ店は、
いつもいつも刷新されている。DSCN0639.JPG8

ここでインタビュー。DSCN0619.JPG8

ブライアンさん。
通訳は浅野組の若頭、
藤森正博さん。
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藤森&ブライアン、波長がぴったり。
語りまくってくれた。DSCN0635.JPG8

最後にはブライアンさん、
ワークスケジューリング票を出してきて、
懇切丁寧に説明してくれた。DSCN0628.JPG8
トレーダー・ジョーのオペレーション、
そしてフレンドリーの源となるものが、
明らかになった。

トレーダー・ジョーの良さ、強さは、
商品にあるだけではない。
マーチャンダイジングだけではない。

質問する平和堂の主任たちも、
高い問題意識を持っていて、
私、うれしくなった。

最後に全員写真。
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隣のセーフウェイ。DSCN0641.JPG8

花売場はいつも絶品。DSCN0644.JPG8

青果部門の鮮度と品ぞろえも見事。DSCN0648.JPG8

プライベートブランド、
「Oオーガニック」の島陳列。DSCN0652.JPG8

サンドイッチショップは、
ボアーズヘッド。
クローガー、スプラウツ、
そしてセーフウェイ。
名だたるチェーンに入っている。DSCN0660.JPG8

ギルマンのホールフーズ。DSCN0762.JPG8

入り口右手の青果部門。
狭いけれど素晴らしい。
ホールフーズの理性が表れている。DSCN0761.JPG8

その奥にチーズコーナー。DSCN0701.JPG8

左手のバリスタコーヒーショップ。
光が差し込んで、素晴らしい空間DSCN0754.JPG8

Urban Remedyのショップが、
新たに導入された。
オーガニックの専門店。
ホールフーズも唯我独尊ではなくなった。
それはいいことだ。DSCN0755.JPG8

そのホールフーズ小型店。
サンフランシスコダウンタウン。DSCN0888.JPG8

入り口にイチゴのプロモーション。DSCN0883.JPG7

凄く狭いけれど、青果部門は充実。DSCN0881.JPG8

この店から始まったのが、
バナナの吊るし売り。DSCN0856.JPG8

壁面多段ケースには、
少品目の青果がきちんと並べられている。DSCN0858.JPG8

バルク売場もホールフーズに欠かせない。
小型店だがこれもコンパクトにまとめた。DSCN0857.JPG8

対面のサンドイッチショップ。
小型店だけに即食アイテムは必須だ。DSCN0864.JPG8

チーズから精肉、シーフードの対面売場。
バックヤードはつながっていて、
少人数で対応できる。DSCN0865.JPG8

その対面売場の向かい側に、
リーチインのビール、ドリンクコーナー。DSCN0863.JPG8

そして奥壁面もずっとリーチイン。
狭い店にはこれがいい。DSCN0868.JPG8

乳製品のリーチインケースは、
可視率の高い新型。
これもこの店から始まった。
必要は発明の母。
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冷凍食品などもリーチインケース。
これも小型店の特徴。DSCN0871.JPG8

小型繁盛店だけにレジに行列。
2列に並んでもらう。DSCN0875.JPG8

そして銀行方式。
お客のストレスは最小限に抑えられる。
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ホールフーズ、いつも素晴らしい。
アマゾン傘下に入ったけれど、
その理知性は少しも衰えない。

私の大好きな、
トレーダー・ジョーと、
ホールフーズ。

前者はアルディの資本下、
後者はアマゾン傘下。

それでも自分の道を行く。
それがいい。

そしてずっと自分の道を歩く。
バークレーボウル。DSCN0763.JPG8

日本人のグレン・ヤスダさんが経営する。
たった2店舗だが、世界一の青果部門。

今の時期は毎年、
巨大なパンプキン。
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バークレーボウルの象徴。DSCN0766.JPG8

オーガニック青果部門だけで、
普通のスーパーマーケットの、
それと同じくらい。
凄い。
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レギュラーの青果部門。DSCN0774.JPG8

トマトとアボカド。DSCN0775.JPG8

こちらもトマトとアボカド。DSCN0776.JPG8

多段ケースのマッシュルーム。
見たこともないアイテムがそろう。
私は毎年、何度も見ているが。DSCN0777.JPG8

ナスビなども珍しい品種がそろう。DSCN0782.JPG8

葉物売場はダイナミック。DSCN0783.JPG8

カートの島陳列上段には、
スイートコーンがきれいに並ぶ。DSCN0786.JPG8

玉ねぎのエンドは投げ込み陳列。DSCN0788.JPG8

イモ類もこれでもかと品種がそろう。DSCN0793.JPG8

バナナはアメリカ最大の売場。DSCN0790.JPG8

パイナップルは、
選別値入れで多品目化を図る。
青果部門の基本中の基本。DSCN0794.JPG8

シーフードは対面売場だが、
刺身にできる鮮度の商品ばかり。DSCN0801.JPG8

精肉とデリカテッセンは対面売場。DSCN0805.JPG8

デリカテッセンは、
ここでもボアーズヘッド・ブランド。DSCN0811.JPG8

テイクアウト惣菜はうまい。DSCN0816.JPG8

チーズ売場も多品種。DSCN0818.JPG8

そしてキャッシャーたちは、
青果アイテムの価格を全部、
覚えている。
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バークレーボウルは、
2店舗で1億2000万ドル。
凄い会社の日本人経営者。
誇らしい気持ちになる。DSCN0826.JPG8

一晩寝てから、
サンフランシスコ北西のバカビルへ。
ナゲットマーケットDSCN7429.JPG8

ケネスさんのインタビュー。
フロントエンドマネジャー。
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ファンタスティックな店を維持するために、
全員が必死になって働く。
だからナゲットマーケットは素晴らしい。

満足の全員写真。
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廣政久美子団長と写真。DSCN7354.JPG8

しかし目をつぶっている。
残念。
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そのナゲットマーケットの、
ファンタスティック売場。
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何と言ったも青果部門がすごい。DSCN7423.JPG8

芸術作品を見るような、この美しさ。DSCN7358.JPG8

カラーコントロールの極致。DSCN7359.JPG8

1品1品の顔がことごとく、
顧客の方を向いている。
これこそ陳列の基本中の基本。DSCN7360.JPG8

シーフード売場も絵のようだ。DSCN7372.JPG8

ダンジネスクラブは、
San Francisco名物。DSCN7373.JPG8

精肉部門の対面ケース。
全体の雰囲気がとてもシックだ。DSCN7378.JPG8

ワインショップには、
これもすごいアイテムが並ぶ。DSCN7376.JPG8

ただのリカー売場ではない。
古い酒蔵にいるような気分になる。DSCN7379.JPG8

店舗の奥主通路も美しい。DSCN7384.JPG8

エンド陳列も芸術のようだ。
POPは3カ所にある。DSCN7393.JPG8

一番上のPOPは天井から吊るしてある。DSCN7394.JPG8

一番奥に小洒落たアパレル売場。DSCN7400.JPG8

日用雑貨は絞り込まれているが、
売場は輝くほどに美しい。DSCN7402.JPG8

石鹸とその関連商品は、
バスタブにプレゼンテーションされる。DSCN7404.JPG8

バルク売場は店舗中央にあるが、
これもグラデーションが完璧。DSCN7408.JPG8

そしてレジは実にフレンドリー。DSCN7425.JPG8

二人三脚のサッカーサービス。
並んで行うのは米国では珍しい。DSCN7428.JPG8
ナゲットも数年前は危機を迎えた。
競争が厳しかったからだ。

それを乗り越えて、さらに一段と、
素晴らしさが増した。

マーケットニッチャーの在り方と、
ポジショニング戦略の何たるかを、
見事に体現してくれる。

そして最後の最後は、
ウィンコフーズ。DSCN7431.JPG8

An Employee Owned Company。
従業員が所有する会社。DSCN7432.JPG8

入り口のウォール・オブ・バリューには、
競合店価格比較が示される。DSCN7434.JPG7
地元ローカルチェーンのレイリーズの、
4分の1の価格を出している。

青果部門の価格も安い。
バナナは1ポンド52セント。
454グラム52円。
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その青果は安くて新鮮。DSCN7436.JPG8

オーガニック商品も導入。DSCN7438.JPG8

青果の次はバルク売場。
800種類のアイテムがそろう。DSCN7441.JPG8

そしてデリカテッセンとミート、シーフード。DSCN7444.JPG8

平ケースのニューヨークステーキは、
1ポンド7.78ドル。
454グラム778円だから、
100グラム172円。
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乳製品売場はリーチインケース。
ウォークインクーラーだ。DSCN7452.JPG8

牛乳は1%ミルクで1ガロン2.68ドル。
ガロンは3.8リットルだから、
1リットル71円。
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長いながい冷凍食品の平ケースと、
リーチインケース。DSCN7454.JPG8

そして広大なインストアベーカリー。
製造小売業でありながら低価格。DSCN7457.JPG8

この店はこの3カ月で大きな変化を見せた。
きわめて営業的になったのだ。
つまり売りと利益を追求し始めた。

レジエンドに商品がずらりと並んだ。DSCN7459.JPG8

セルフレジにお客が増えた。
客層が広がった証拠だ。DSCN7461.JPG8

レジではサッカーサービスをしない。
アメリカではほとんどの企業が、
袋詰めサービスをする。
それをしないことも、
ウィンコフーズのポジショニングである。
ただしウィンコは、サッカーをしない分、
必ず安く売る。
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San Franciscoのとんがり店舗。
それはポジショニング競争であり、
コンテスト型競争である。

ただ、美しい。
ただ、安い。
ただ、ユニーク。

それを学んでも意味がない。
自分の強みから発生したポジショニング。
だから模倣困難性をもつ。

トレーダー・ジョーも、
ホールフーズも、
バークレーボウルも、
ナゲットマーケットも、
そしてウィンコフーズも。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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