7月1週/週末から各地とも安定した夏空へ 7月2週/各地で夏空
●7月1週(6/30~7/6)の天候予測とMDポイント
週末から各地とも安定した夏空へ
<概況>
梅雨前線は日本列島付近から姿を消した状態が続く。高気圧に覆われるが、週後半にかけては大気の状態がやや不安定。
なお、今週中に日本のはるか南海上で発生が予想される熱帯低気圧の今後の進路に注目。
<天候解説>
全般に曇または晴れの天気で、大きな崩れはないが、大気の状態が不安定である影響で、週後半にかけて東日本~北日本中心に、所々でにわか雨が起こりやすい。
週末以降はその状態がだいぶ解消し、全般に夏空が続くようになる。東海~関東甲信での梅雨明けも近い。なお、北陸~東北南部でも梅雨明け発表の可能性が考えられるが、東北北部はまだ不透明。
気温は引き続き平年より高め。多くの所で、当たり前のように30℃を超える気温となる。
<ウェザーMDのポイント>
季節がほぼ1カ月進んだ、7月下旬頃の通常のMDを実施する気持ちで(土用の丑の日関連は除く)。暑さ対策、夏バテ対策がキーワード。
また梅雨明け直後は熱中症患者数が急激に伸びることがある。熱中症関連商品の売り込みも忘れずに。
週半ば、東日本~北日本中心に急なにわか雨が起こりやすい状態となる。アプリなどで雨雲レーダーを確認し、雨の降り出す時間、降りやむ時間を予想しながら、見切り実施要否の見極めを。
●7月2週(7/7~7/13)の天候予測とMDポイント
各地で夏空
<概況>
日本付近は広く太平洋高気圧に覆われる。北海道方面は周期的に低気圧が通過する可能性がある。
また、週半ば以降、西日本方面に熱帯低気圧あるいは台風が接近する可能性がある。
<天候解説>
東北北部~北海道でやや変わりやすい天気となる日があるが、それ以外はおおむね晴れる日が多い。ただ週半ば以降、西日本や南西諸島では熱帯低気圧あるいは台風の影響を受ける可能性がある。現段階では、影響度合いなどはまだはっきりしない。
気温は引き続き平年より高め。暑い陽気が続く。
<ウェザーMDのポイント>
熱帯低気圧、台風の動きに注目。それによる雨の程度を把握することも重要。各地とも梅雨明けが早く、例年よりも早めに水需要の拡大期を迎えている。今後の水不足が気になるところだが、水がめである山間部での降水状況や、熱帯低気圧・台風によるまとまった雨があれば、水不足のリスクは低くなる。とはいえ、お客さまの不安は募ることが考えられるため、早めに飲料水の在庫を多めに確保しておく手もある。
それ以外、通常の食品の売場はこの週も、暑さ対策、夏バテ対策が中心。ただし夏が長くなりそうなので、単調な売場にならないほう、早いうちから対策を講じておきたい。
<By 常盤勝美>