6月2週/曇や雨のぐずついた天気 6月3週/広く大雨に注意
●6月2週(6/9~6/15)の天候予測とMDポイント
曇や雨のぐずついた天気
<概況>
本州付近は梅雨前線が停滞するが、週後半、東日本方面で梅雨前線が一旦途切れる。週末は本州付近に前線がのびてきて停滞する。南西諸島方面は高気圧に覆われるが、週後半は一旦梅雨前線の影響を受ける。
<天候解説>
南西諸島は週前半は夏空が広がるが、週後半は一旦すっきりしない天気に戻る。西日本では期間を通して雨の降りやすい天気が続く。
東日本では週後半晴れ間の見られる日もあるが、それ以外は曇や雨のぐずついた天気。東北では週後半にかけて晴れ間の見られる日が多いが、11日(水)は天気が崩れる。なお週末以降は曇や雨の天気が続くようになる。
北海道も11日(水)は天気が崩れるが、それ以外は曇または晴の天気。
気温は日差しの少ない西日本で平年並みのところがあるが、全般的には平年より高め。蒸し蒸しした陽気。
<ウェザーMDのポイント>
年によっては、梅雨入り直後はまだ曇や雨の天気が長続きせず。晴れ間の見られる日も結構多い場合があるが、今年の場合、この期間は週後半東日本で多少晴れ間が見られる程度で、曇や雨の日が続くものと予想される。
気温、湿度ともに高く、早速カビや雑菌が繁殖しやすい状況となっているので、例年より早め多めに、除湿乾燥剤、除菌消臭剤などの売り込みをしていただくのが良いだろう。
●6月3週(6/16~6/22)の天候予測とMDポイント
広く大雨に注意
<概況>
本州付近に梅雨前線が停滞する。北海道方面は周期的に低気圧が通過する。南西諸島方面は太平洋高気圧に覆われる日が多いが、梅雨前線の影響を受ける可能性があるギリギリのエリア。
<天候解説>
九州~東北にかけて雨が降りやすい天気が続く。南から湿った空気がどんどん流れ込む影響で、広い範囲で多めの懸念がある。北海道は天気が周期変化。南西諸島は晴れやすい天気の日が多いが、梅雨前線の位置によっては雨の降りやすい日が多くなる可能性がある。
気温は、日差しの少ない日が多い割には全般に平年よりかなり高め。ベトベトした陽気。
<ウェザーMDのポイント>
引き続き、気温湿度ともに高い状態が続き、非常に不快な陽気となることが想定され、その不快さを打破するニーズが高まると考えられる。
食料品であればのど越しがすっきりとしたもの、例えば無糖炭酸、涼味(和日配)、冷やし麺など。衣料品、日用品であれば、触感がさらりとしたもの、例えば麻素材、籐家具、触感冷感肌着、ござなど。汗ばんでベトベトするような状況を解消できるような謳い文句での商品訴求が有効。
<By 常盤勝美>