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アメリカのORE,ORE詐欺??| アメリカ流通 浅野秀二のアメリカ寄稿

浅野秀二のアメリカ寄稿

アメリカのORE,ORE詐欺??

2009年02月02日(月曜日)
カテゴリー:
  • アメリカからのメッセージ
  
11:40 AM

Hi,
It is with profound sense of sadness i wrote this email to you.
I don’t know how you will find this but you just have to forgive me for not telling you before leaving.
I traveled down to Nigeria Yesterday for a seminar but unfortunately,
all my money and all other vital documents were stolen during the robbery at the hotel where i lodged.
I find things difficult here and i don’t know what to do at the moment because all the connections
to phone were all disconnected and the only source left are the computer in the hotel cafe.
I email to ask if you can lend me 2,500.00 so i can settle the hotel bill and return home.
Please do me this great help and i promise to refund the money as soon as i get back home.
I asked one of the attendant here if they could accept credit card
but i was told that the only means of receiving money here is through Western Union.
Please let me know if you can help me send the money,
Below is the details to you will be send the money to via western union.

そして送金先が書いてあった。

英文の好きな方はぜひ読んで戴きたい。
実はこの手紙は、知り合いの有名なスーパー店舗の
アシスタント・マネジャーから届いたものである。
確かにメール・アドレスも彼からのものである。

「悲しい事をお知らせしなければいけない、
私はナイジェリアに行って、金も財布も必要な書類も盗まれた。
電話も出来ない。使えるのはロビーのインターネットだけ。
どうか、$2500送ってください。
お願いします。帰ったらすぐにお返します。」

店に電話をしたら、彼は会社を半年前に辞めていた。

それでもあの善良そうな彼、いくら金がなくなっても、私を名指しすることなく、
HI で始まる不特定多数に書くような、このようなメールは書くはずが無い。いやそう信じたい。
私は、アメリカ版俺俺詐欺と考えた。
彼の名前と、メールアドレスが盗まれたに違いない?!

日本では非常に多くの「オレオレ詐欺」がある。
私の両親にも電話がかかって来た。
ダシは成人したばかりの孫である。
実に簡単に結論は出たようだ。母は金を持っていない。
「お金を貸してください。必ずお返しします。お願いします。」
電話はすぐに切れたそうだ。

いつも
「オレオレ詐欺に引っかかるほど、ボケてはいけない。
アメリカでは引っかかる方にも50%の責任があります。
騙すほうも、騙されるほうも、お互い様です。
これがグローバル社会の掟です。

(ここからまた飛躍するが?)
侵略する方も悪いが、侵略される方にも半分の責任がある。
平和憲法では平和は護れない、核武装こそ抑止力になる。」
と、常日ごろ語っていた。

「尊敬する、賢い大阪のおばちゃんは引っかからない。」
「アメリカ人は絶対に引っかかる事はない。日本人ほど、脳が退化してはいないから?
 オレオレ詐欺は実に日本的です。」
など勝手な事を言っていた。

でもどうもそれは事実でないそうで、
このような手紙は、ずいぶんアメリカでも出回っているようだ。
このメールでもわかるが、やはり、この国でも騙される人もいるようだ。

会社には年に一度は、
一見あたかもカリフォルニア州政府から来た手紙のごとく、
株式会社登録、議事録申請料金$250とか、とにかく請求書がくる。
どこから見ても、政府から来た請求書のようで、送金をする人が多い。
私も弁護士に相談するまで信じきっていた。

ボケの問題ではなく、彼ら詐欺師たちは、私たちの知恵を上回るプロ。
解っていてもだまされる、昨今の金融業もプロのペテン師たちもそうだ。
弁護士は詐欺の合法ライセンスをもった職業? 
そんな人もいるかもしれない。

逃れる方法はある。私の母のように金が無ければ問題はない。
お日様と、ささやかな生活、友人にも恵まれ幸福な人生のようで安心している。

でも気になる、彼が本当に困っていたらどうしよう??
「オレオレ詐欺」は、本当に人間の心理をついた巧妙な行為である。

浅野秀二
1月30日

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1 件のコメント

  • ワンダーウーマン より:
    2009年2月2日 4:52 PM

    浅野先生。いつも楽しく拝読しています。

    私の実家にも、つい先日「オレオレ詐欺」がありました。
    難聴気味の母が電話に出て、「私だけど」「誰?」(母)「私よ」「誰?」(母)を繰り返し、「○○(私の名前)なの?」と言ったら、「そうよ」と答えたそうです。「ずいぶん声が違うけど、風邪なの?」と聞いたら、勝手に電話を切ってしまったそうです。
    母は、「オレオレ詐欺が我が家にもきた」とはしゃいでいました。
    不謹慎ですみません。
    まぁ、浅野先生のお母さまのように、うちの母にもお金がないので、払い込むことを心配する必要はありません。母本人もそう思っています。
    でも、善良な老人をだまそうとする行為、私の名前を騙ったことを思うと、やはり、腹が立ちます。
    あんな片田舎まで電話をかけてくるなんて、本当に、一般的な犯罪になったのですね。ケシカラン!


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