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アメリカ流通 浅野秀二のアメリカ寄稿

浅野秀二のアメリカ寄稿

スペイン旅行・マドリード

2015年04月24日(金曜日)
カテゴリー:
  • 旅先からのつれづれ日記
  
6:09 PM

4月中旬、スペインへ旅立った。

マドリードに到着後、
敬愛する「ラ・マンチャの男、ドン・キホーテ」の銅像に挨拶に行く。
「あなたのように人生を生きられなかった」と報告。

MADRID 090

その後、市内を散策する。

MADRID 099

日の沈まないスペイン帝国の首都マドリードは期待通りの街だ。
王宮は150メートル四方、2700室もあり壮観だった。

世界の三大美術館
メトロポリタン、ルーヴル、エルミタージュを
見たことで満足をしていたが、
世界一の美術館がマドリードにあるらしい。

プラド美術館 だ。

MADRID 094

美術の時間で知ったゴヤ、ピカソ、ラファエロ、エル・グレコなど
巨匠の絵がたくさんあった。

MADRID 034
ピカソ

ゴヤは耳が聞こえなくなった後、異常な絵を描くようになったらしい。

MADRID 032
ゴヤ(裸のマハ)

MADRID 033
ゴヤ(我が子を食らうサトゥルヌス)

「どうしてスペインには、ダリ、ピカソ、ガウディ、
ドン・キホーテなどクレイジーな人が多いのか?」

隣のアメリカ人が答えた。
「それをクレイジーと言ってはいけない。
ユニークと言うべきだね。」

ゴヤの絵には一度も心を惹かれたことがないが、
他の4名は若い時から大好きだ。

中学2年の時、東京で開催されていたダリ展の絵を
毎日新聞の連載で見て、衝撃を受けた記憶がある。
若い時は感受性が豊かだった。

ゴヤは本当に嫌なのか?
ワイフの結婚前の名前は実は「ゴヤ・呉屋」。
何というべきだろうか?

そういえばフラメンコ舞踏も非常にユニークな表現だと思う。
大好きだ。
私自身がやはりクレイジーかもしれない。

その夜、地下鉄に乗って闘牛を見に行った。

ラッパが鳴り響き、音楽が流れると牛が闘牛場に放たれた。

DAY 3 MADRID 085

場違いなところに来たと直感的に感じた牛が一瞬とまどった。
そして入口に戻ろうとした。
闘争意欲は明らかにない。

馬に乗った3名のレスラーのような大男が槍をもって入場してきた。

その後から徒歩の3名の闘牛士(助手)が
赤い布でブル(雄牛)を刺激する。

DAY 3 MADRID 082

やがてもう一人のスター闘牛士が現れる。

DAY 3 MADRID 076

ブルはやっと闘争本能を見せて攻撃開始。
しばらくブルと闘牛士のお馴染みのショーが繰り広げられる。

やがて馬上の大男がブルの背中に槍を力強く刺し込み、
グイグイ押し込み牛の体力を奪っている。

DAY 3 MADRID 070

その後、3名の助手の闘牛士が飛び上がって、
首に合計6本の槍を刺し込む。
これで牛は首が痛くて角を激しく上に振る力はなくなる。

そこへスター闘牛士が剣でまた刺すわけだが、
それでも急所でも当たらない限り、一刺しでは牛は倒れない。

DAY 3 MADRID 095

何度も何度も剣を取り変え、刺し込む場面を見せられた。

DAY 3 MADRID 079

3番目の闘牛ではやっと一刺しで倒した闘牛士がいた。
その時は観客は総立ち、「オーレ―、オーレ―」と大声を挙げる。

スター闘牛士は得意のポーズを取る。
英雄誕生だ。

DAY 3 MADRID 101

極真館の大山倍達氏がメキシコの闘牛場で、
空手で戦った話があるが、素手では倒せないと思えた。

数日後、闘牛を育てている牧場に行って
オーナーのスター選手と、スターを夢見る若者に会ったが、
若者はゴルゴ13のようなハンサムボーイであった。

RONDAseville 038

一年間で殺されるブルは2万頭。
これらはハンバーガーの肉になるらしい。

闘牛士は一試合で5万ドルから10万ドル稼ぐスターもいる。
「これが文化なら、日本がクジラを食べるのも文化だ」と
心の中で叫んでいた。

スペインでも闘牛を野蛮な行為、
動物の虐待として廃止する意見が強くなっている。

見学できたのは良い機会だったかもしれない。

MADRID 064

<By 浅野秀二>

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立命館大学流通研究会(OB会)の皆さまへ

2015年04月21日(火曜日)
カテゴリー:
  • お知らせ
  
10:24 AM

少年時代、木の葉の上のアマガエルが
雨に打たれている姿を何時間も眺めていた記憶があります。
懐かしく思い出します。

さて立命館大学の同窓会の案内が、
㈱イシダの小森さまから届きました。

第1回の開催の様子はブログでも紹介しました。
http://www.shoninsha.co.jp/modules/usa11/2012/07/30/1309

もちろん、今回も私は参加しますし、
少し講演もさせていただきます。

今後も立命館大学流通研究会を発展させていきたいと
考えています。
立命館大学OB、OGで流通関係に従事されている方は、
奮ってご参加いただきたいと思います。

この研究会に参加を希望されている方は、
会社名、氏名、メールアドレス、連絡先を
4月30日までに小森さままでお知らせください。

以下、開催の概要です。



【開催概要】

◎日時 2015年6月19日(金)17:50 集合
◎場所 粟田山荘(京都市東山区)
http://okura.kyotohotel.co.jp/restaurant/awata/
◎会費 懇親会 10,000円
◎スケジュール
18:00~18:45 浅野社長によるミニ講演会
19:00~21:00 懇親会
21:20~      有志による二次会(祇園を予定)

【連絡先】
第4回立命館OB 流通研究会
小森さま komoriy@ishida.co.jp

皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

<By 浅野秀二>

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日本、つれづれ日記

2015年04月06日(月曜日)
カテゴリー:
  • 日本と日本人への想い
  
10:55 AM

アメリカに住む日本人に
海の見えるプール付きの豪邸に住み、まずい食事を食べるのと、
普通の家に住んで、毎日美味しい食事を食べるのでは
どちらが良いかと聞けば、
ほとんどの人が後者が幸福だと答える。

それほど美味しい食事は人の幸福に結びついているらしい。

人の幸せには、好きな仕事、愛する家族、
定住できる場所(1所懸命)が必要だと思っていたが、
食事の重要性まで頭が回らなかった。

それにしても日本の食事は美味しい。
また四季の美しさも世界一だ。

こんな国に住みながら海外留学をする人が少ないとか、
若者にグローバル社会に挑戦しろというのも酷なような気がする。

実は今回、中学時代の同窓会(3年3組)のため、松江に帰ってきた。

JAPAN3月 007

その故郷松江での滞在中、
「日本で一番住みやすい街は松江」という記事が
日経新聞に掲載された。

JAPAN3月 035

同窓会ではいつも話題になる話がある。
それは誰が学年(550名)で成績が2番だったかということ。
1番は3年間不動、現役で東大に合格した石倉誠君だ。

そして実は私のクラスの野津良三君が
頻繁に2番になっていたことを我々は知っていた。

彼は野球部のキャプテンで生徒会長。
文武両道の優等生であった。
しかし高校はサッカーに凝り、東大には行かなかった。

JAPAN3月 005

野津君は大手建設会社に入り、取締役までになった。
今は地元に帰り、塾の先生をしている。
爺ちゃん先生と呼ばれ絶大な人気を誇る。

その優等生が意外にも松江市長、県知事なりたいと言った。
「あまりにも故郷の政治が停滞している。」という彼の思いに
私も同感である。
このエネルギーをぜひ応援したい。

ちなみにもう一人、東京日本テレビの番組製作会社
「いまじん」の社長である柏井信二君も何度も2番になっている。

さて、日本のスーパーも多様だ。
前回は豊橋のサンヨネさんの生鮮の強さにも驚いたが、
神奈川のロピアの店が、価格が安く、店はクリーンだ。

TYO 009

同行していたJACコーディネーターの五十嵐ゆうこも
「POPも解りやすく、本当に買物がしやすい」と言っていた。

TYO 010

TYO 011

名古屋ではタチヤに行った。
これがまたすごい。

JAPAN3月 039

お盆は5日間、正月は1週間休み、水曜定休。
これで高収益、右肩あがりに成長を続けている。

JAPAN3月 043

青果、生鮮の小型店、アルディのような店だ。

JAPAN3月 044

社員はやる気に溢れている。

最終日は皇居の千鳥ヶ淵の夜桜をみた。

JAPAN3月 080

日本の美しさは感動的だった。
後ろ髪を引かれながら、満開の桜を後に、
4年にわたる水不足が危機的状況あるカリフォルニアに帰った。

JAPAN3月 071

<By 浅野秀二>

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