商人舎

アメリカ流通 浅野秀二のアメリカ寄稿

浅野秀二のアメリカ寄稿

北カリフォルニアのスーパー事情

2010年08月31日(火曜日)
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  • 写真でみる[最新注目店]
  
3:51 PM

小売りはエンターテイメントの要素が重要だというのが、
私の持論だが、政治がエンターテイメントであることを、
すっかり忘れていた。

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ヒットラーは確かに政治をエンターテイメントとして
利用することには天才だった。
日本でも邪馬台国の卑弥呼の祈祷など、同じだと思う。

日本では、そもそも政治を
「祭りごと」と表現したということ自体、
それは「エンターテイメント=祭り」
の要素があったと考えられる。

日本の政治が今、面白い。
もう純粋なエンターテイメントとして楽しむしかない。
世界が笑っている。
田舎芝居と思っていたら、
猿芝居のようでもあり、詐欺芝居とも思える。

サルの世界はボスザルを、
若い雄ザルが戦って力で群れから叩き出す。
菅さんは小沢氏、鳩山氏を力で叩き潰さないと求心力は出ない。
妥協や話し合いのトロイカ方式ではサル知恵より劣る。
かくしてサル芝居にもならず、
桃太郎(強いリーダー)の出ない紙芝居で終わる。
「和をもって尊し」
歴史がここでも重たい。

100831_sacramento.jpg

さて、8月も終わり、暇な私の尻にも火がついた。
仕事をしないといけない。

スーパー業界も不況で、何も動きがないと思っていたが、
当地、北カリフォルニアには多くの動きがあった。

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サンフランシスコの南、シリコン・バレーのサニービル市で、
●Sprouts Farmers Marketが6月5日に開店した。

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北カリフォルニアで最初の店である。
それは彼らにとって記念すべき50番目の店となった。

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また、サクラメントでは、北カリフォルニアで、初めての
●Henry’s Farmers Marketが予定より2か月も早く、
8月18日に39店舗目を開店していた。

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スプラウツ・マーケットも、ヘンリーズ・マーケットの店舗も、
家電販売業界2位の大手、一兆円を越える売上げを誇った
サーキット・シティの店舗跡にある。

また、売場面積の25%が青果に当てられている。
有機、ナチュラル、ローカル産が主体である。

100831_sprouts-veg.jpg

青果は店の後方の中央に位置し、
ファーマーズ・マーケットをアピールしている。
このフォーマットは買い物がしやすい。

100831_sprouts-meat.jpg

あらためて感じ入った。

また、北カリフォルニアでは19店舗の新店が予定されている、
●Fresh & Easy Neighborhood Marketの最初の店が
サンフランシスコ市内のプア(低所得者)住宅街の
コンドミニアムの一階に、すでに完成している。
(建物のみで、まだ開店はしてはいないが)

この立地はミシェル・オバマ大統領夫人が唱える、
FOOD DESERT(砂漠)、食品スーパーのない貧しい地帯に立地している。

さて、不況下にあって、業績急回復の
●Whole Foods Marketは、
価格への投資が新店舗出店を遅らせた時期もあったが、
昨年は15店舗を出店し、
今年には、さらに15店舗を開店する計画である。

2011年内には17店、そして2012年には19店の出店を予定している。
現在開発中・リース契約が結ばれた物件は合計41店舗、
その中、なんと15店舗がサンフランシスコを中心とした、
北カリフォルニアに集中しているのである。

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         〈日曜日の朝はホールフーズの前で体操。WELLNESS運動です。〉

この他、サクラメント市場で11カ所ある
●Foods Coウェアハウス店の4つを運営する、
オハイオ州シンシナティ拠点のKroger社が
その周辺での店舗拡大をすると、噂されている。

伝えられるところでは、アーカンソー州ベントンビル拠点の
●Wal-Martがサクラメント市で、
より小さなフォーマットの新店舗を開店する場所を
少なくとも10カ所ほど探しており、
取引先が言及するにはElk Groveがその1つに含まれているそうである。

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ミネソタ州ミネアポリス拠点の
●Target社は、サクラメント市場で
彼らのPfreshコンセプトの下、
食料品を提供する場の拡大を行なっている。

これらの攻勢の中、地元の雄、
●Raley’sの最近の動きでは、都市の南郊外に位置する
カリフォルニア州エルクグローブ市の既存店を、
ディスカウント・ウェアハウス・ストアーの旗印を掲げる
Food Sourceに転換する決定をした。

100831_sprouts-flier.jpg

北カリフォルニアのスーパー業界は、
これから波乱含み、目が離せない。

これらの下見をして、一段と進化を遂げた、
Henry’sも Sproutsにも注目した。

いずれも本当に良い店である。
詳しくは述べない。
来て、見ていただくしかない。
「百聞は一見に如かず」

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                      〈ナパの有名なオーパス・ワン・ワイナリー〉

もちろん、ホールフーズがどのように
進化・変化を遂げて登場するのか、最大の関心事である。

浅野秀二
8月31日

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イタリア紀行【最終回】 敵地、ローマへ

2010年08月20日(金曜日)
カテゴリー:
  • 旅先からのつれづれ日記
  
4:25 PM

ナポリに行く前にフィレンツェから半日がかりで、
ピサの斜塔に行くことにした。

小学校時代、初めてピサの斜塔の写真を見て、
「何十年後かには確実に倒れる」
先生のその説明に、その夜は心配で眠れなかった記憶がある。
何とかしなければいけないと、子供心にも悩んだ。

さて、この日は暑くなった。
もう38℃。
駐車場からピサの斜塔まで15分。
物も言わず、脇見も振らず、汗も拭かず、歩く。

やがてピサ・ロマネスク様式大傑作、
ドゥオーモ大聖堂が見えて来た。
斜塔のみではなかったのだ。

100820_asano-pisa.jpg

斜塔は1185年建設中から傾き始め、1350年に完成したという。
高さ55メートルもあり、
傾斜はわずか5度しかないという割には、大きく右に傾いている。
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多少の修復をしたので、あと300年はもつと聞いた。

盛和塾では、仕事・人生の結果は、
考え方×才能×努力と学ぶが、
わずか5度の土台の傾きが、その先では大きく狂うことを考えると、
神妙な気持ちになった。

人から見たら、俺はどの程度傾いているか?
5度以上は確実だ。
そうなると、あと3年か?

ナポリからローマに入った。
「すべての道はローマに通ず」
「ローマは一日してならず」
ローマに決して憧れたわけではないが、
多くの物語や、映画の舞台に来たという感慨はあった。
オードリー・ヘップバーンの『ローマの休日』、
チャールトン・ヘストンの『ベン・ハー』、
最近では『グラディエーター』(剣闘士)の映画もあった。

思い起せば、1970年、大阪万国博覧会のイタリア館で
大阪体育大学の学生4名と私、5名でイタリア館の掃除を請け負った。
一日1万円、4名いれば、1時間で終わる。
時給一人あたり2,500円になった。
当時としてはぼろ儲けだ。

そのころはホステスと呼んだが、今で言うコンパニオンが13名、
ペギー葉山の学生時代の歌で有名になった神戸女学院、
また甲南女子大学、同志舎女子大学など、
関西のお嬢様たちが1年休学して働いていた。

これにイタリアから来た身長180センチ以上で
編成された憲兵隊の6名がいた。
大阪体育大学の学生は、柔道部、レスリング部、
ウエイト・リフティング部、バレー部の4名。
全員田舎出身で、幼馴染のバレー部の坂本昭くんだけが、
当時人気のスパイダーズの井上純ばりの2枚目。
あとは筋肉だけは発達した田吾作だった。

さぁ、どうしてこのお嬢様、コンパニオンと仲良くなるかだ?
2枚目の坂本昭くんは、すぐにそのうちの一人をゲット。
彼の周りはいつも女性でいっぱいだ、不思議なことではない。

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私が憧れたのは、1歳年上の、身長165センチ、
同志社女子大学の英文科に通う、
顔が小さくて八等身の渡辺千波さん。
毎日会話はするが、それ以上にはならない。
こちらはバイトとはいえ、ただの掃除夫だ。
エリート学生は通訳などしている奴もいる。

半年経った秋の終わりの京都、平安神宮のイチョウ並木の下で、
イタリア人の憲兵にもたれて歩く千波を見た。
動悸が激しく波を打った。
彼の名はカルロス、ローマ出身だった。
ローマは許さない。
あれ以来、ローマは永遠の敵となった。

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実はこの時、もうひとつ人生観を変える事件が起こった。
万博も終わりに近づいたある日、レスリング部の某君が告白した。
13名のコンパニオンにうち7名と関係を持ったと言った。
信じられない。
顔も体も鼻も曲がっている、身長も158センチしかない。
耳も潰れているぞ。

彼は勝利者らしく、静かに笑って、口を開いた。
「彼女達の心はいつも変化している。
彼とケンカして別れて、寂しい夜もあるかもしれない。
美人だって彼がいない時もある。
友人との人間関係、仕事のむしゃくしゃ。
気晴らしに遊ぶのは、俺のようなアホな男がベストさ。
俺は、彼女達の心の隙を逃さない」

「どんな言葉掛けたのだ?」

「簡単さ、修飾語はいらない。Y X X X?
4文字それだけだ。
いつも同じ言葉を繰り返す。
絶対にしつこくしない。
バカにされても、振られても気にしない。
毎日同じ事繰り返し言う。」

「なに?Y X X X?」
「嘘だろう、お前はバカか?」
「オー・マイ・ゴッド、信じられない(当時はこの英語は知らない)」
「オー、ロミオとジュリエットの世界はどこにある」

お釈迦様は、人の心は一日9億3千万回変化するという。
この体験は、その後の私の営業訓となり、
顔のねじれも、垂れ目も気にならない。
彼にはいまだ感謝している。
これ以来、大人になった。

ローマが敵であったことも忘れて、数々の遺跡をまわる。
円形闘技場・コロッセオ。

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イタリア統一のシンボル、エマヌエーレ2世記念堂。

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バチカン市国の世界最大のキリスト教寺院・サン・ピエトロ大聖堂。

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博物館やスペイン広場などを見学。

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この荘厳な巨大な建物、絵画を見た天正遣欧少年使節(1582年)や
支倉常長(1615年)は、何を考え?どんなことを思ったのか?

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歴史はロマンで一杯だ。

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支倉常長はローマ教王、パウルス5世に謁見して貴族にもなった。

団体と別れて2泊延長し、
出来る限りのローマ市内のスーパー見学もした。

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都心には小型店のグローサリー・ショップだけ。
ようするにLimited Assortment Store。
アルディーとイギリスから西海岸にやって来たFresh & Expressの世界だ。

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食事が美味しいと聞いていたので、スーパーの惣菜を期待して来たが、
イタリアにはホールフーズはなかった。

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ベネチアでは、ホテルが郊外だったので、
近くのスーパーセンター、オーシャン(フランス系)を見学。
これもロシアで見たものと変わらない。

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つくづくアメリカのスーパーは、多様で、進化していることを実感した。

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憧れのカンツォーネの歌は、オプションで
オペラ・アリアとカンツォーネに参加したが、
会場はせまく、観客と歌手のコラボレーションもなく、失望した。

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ホテルはムッソリーニが建築したテルミニ駅の近くだった。
ここから数ブロック離れたところに、
イタリア人と結婚し、大変立派なレストランを経営している、
イタリアの日本人、肝っ玉お母さん、ともこさんの店がある。

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彼女の店で夕食をとる。
イカ墨パスタが美味しく、3度も通った。

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彼女の苦労話は明るく楽しかった。
彼女は65歳。
築地の寺の娘で、
幼稚園の先生をしていた時、30回もお見合いをした。
彼女の並みはずれたエネルギーに、
いずれの男たちも尻に敷かれると、恐れをなした。

彼女は生まれつきのリーダー。
いつも並みはずれた日本女性は、外国にはみ出される。

結局、イタリアに来て38年、
ご主人は亡くなったが、息子が手伝っていた。
ペンションも2軒経営をしているらしい。
食事つきで価格はリーズナブル、次回は長期でローマに来れそうだ。
時が経つのも忘れて、毎晩12時過ぎまで話し込んだ。

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(左端がともこさん)

異国で暮らす日本人の話題はいつも同じだ。
強烈な祖国愛である。
ローマの青い月の光の下で、祖国への愛を語ろうとは思わなかった。

夢見ていたのは、金髪でコンパクトなグラマーのイタリア娘と、
恋の語らいと抱擁のはずだった。
どこかで道を間違えた。
映画のようにはいかない。

「イタリア娘の、熱き血潮触れてみて、裏切る祖国かな」
 (愛の賛歌の1小節より?)

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浅野秀二
8月18日

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楽しくて、世のため、人のためにもなる

2010年08月10日(火曜日)
カテゴリー:
  • アメリカからのメッセージ
  
1:13 PM

日経新聞8月1日、ページ7に面白い記事があったので、
思わずここに書くことにした。

マサチューセッツ工科大学、名誉教授レスター・サロー氏の
インタビューの記事で、20世紀最高のエコノミスト、
ケインズの言葉が紹介されていた。

100810_nikkei.jpg

「大恐慌の克服法は狂ったように紙幣を印刷し、
狂ったように景気刺激策を打ち出すことだ。
大恐慌を治すなら国民の半分を使ってケンタッキー州の
陸軍基地にある金塊を全部埋め、彼らに時給$5支払う。
次に残る半分の国民に、その金塊を掘り起こさせる、
見つけた人は、その金を自分の物にし、それを全部消費する。」
これが不況脱出の処方箋だと言う。

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私も時々、日銀券をたくさん刷って
一人100万円配ったらどうなるか?と考えたりする。
日本経済はデフレから脱出、円は他の外貨に対して暴落、
それは思うツボではないかと?
しかし、やはり長期的に考えると生産性を伴わない金の分配、
これは国民を無責任・怠惰にする。
社会主義崩壊でそれは経験している。やはり浅知恵か?

次の写真は、アメリカの証券専門紙Barron’s、8月9日の記事である。
デフレの処方箋として、2兆ドルの緊急緩和をするというのである。
ドルを印刷して、印刷しまくるのである。

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これが日本的沈滞を避ける方法だと、写真のマンガの下に書いてある。

100810_barrons2.jpg

これがオバマ大統領の民主党政権の政策だ。
共和党支持者は、オバマの社会主義的経済政策は失敗すると信じているが、
共和党にも大幅減税以外の不況脱出の妙案は聞かない。

日本は700兆円近い負債をつくって公共事業をやってきたが、
いまだに不景気、それをケインズが生きていたら、どう説明する?

きっと、日本の官僚特有の小出しだったから成功しなかった。
狂ったように景気刺激を打てば違った。
とでも言うのか?
ケインズ政策を、緊急治療とインフラ整備に限るべきだった。

日本はモルヒネを長く使用しすぎた。
自民党によって死に体にされたが、民主党はそれにまたモルヒネを打つという。
多小の延命には成功するが、これで日本は終わる。

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レスター教授は、日本に内需が広がらない理由は、
技術革新がないからと言っている。
アップルのiPodには徹夜で行列するが、ソニー製品には並ばない。
ようするに楽しさがないというのである。
日本は真似は成功したが、追い抜くにはイノベーションが必要で、
イノベーションは政府でなくて、教育だと言うのである。

日本には無駄なことしている社員が多い。
たとえば銀座のデパート、お辞儀は非生産的というのである。
日経の記者が「それは文化の問題だ」いうのには、
どちらが、経済成長に優れているか?と反論している。
私も昔から百貨店の朝の入口に並んでするお辞儀は、
山口組の挨拶と同じだと言い続けてきた。
ロボットがお辞儀をした方がもっと楽しいし、
客の目を見て微笑してた方がうれしいはずだ。

100810_mocha.jpg

ついでにもっと脱線すれば、
2009年盛和塾で最優秀経営者を受賞した
サリナスの世界最大のラン栽培農家の松井さんは、
JALにも知られる存在になった。
彼が日本に行く時、サンフランシスコ空港で支店長が挨拶に来た。
成田でも重役が、バンコックでも現地責任者が挨拶に来た。
松井さんは失望した。
「せっかくUAの利用をやめて、JALを応援しているのに、
これではJALは再生できない。
俺に挨拶に来るような経営は無駄だ。
稲盛会長に電話しなくては?」
これもJALは 文化論とかたづけるのか?

ホールフーズはこの不景気の中、コストカットと売り上げ増で、
昨年の四半期と比較して88%も利益率を上げた。
低価格で攻めているウォルマートは既存店のマイナスなど、
苦戦をしている。

100810_chibi.jpg

「小売業はエンターテイメント産業」と喝破した
スチューレオナルドの創業者。
ホールフーズの経営。
いつの世も楽しさが、不況脱出のキーワードだ。
現代は、楽しさと人々の健康、世界の環境破壊につながらない経営が
求められている。もちろん、コスト管理は言うまでもない。

レスター教授の話から、不況脱出には、
政府の公共事業と、民間の楽しさに繋がるイノベーションの
コラボレーションが必要と理解した。

ローマにも、7万キロの石を敷き詰めた道路や、
市民の一人あたりに1000リットルの水を供給した
11本の水道橋などの公共事業があり、
市民に娯楽を提供した7万2000名の収容能力を誇った
コロッセオ・円形闘技場では、奴隷の剣闘士同士の戦いや、
ライオンと人の格闘などを市民は楽しんだ。
これはあまりにも刹那的で破滅的だ。

100810_colosseum.jpg

現代では、楽しみはあくまで、世のために、人のためになる
知恵と愛をベースとすることが前提となる。
2000年前よりは、人類・社会は精神的には
多少は進化していると信じている。

浅野秀二
8月10日

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