結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年11月02日(木曜日)

ネイバーフッドマーケットの「サムの10フィートルール」

日米のベースボールは、
今、佳境。

アメリカのワールドシリーズ。
最終決戦の第7戦で、
ダルビッシュ有がノックアウトされて、
ロサンゼルスドジャースが惨敗。

ヒューストンアストロズが、
チャンピオンフラッグを手中にした。
初制覇。

おめでとう。

アストロズのホセ・アルトゥーベが、
最終戦も2点目の打点を稼いだ。
身長167.6cm、体重74.8 kg。

小さなボディの大きなスウィング。
私はトゥ―ベの特異なポジショニング、
大好きだ。

一方、
日本の日本シリーズ。
横浜ベイスターズが3連敗の後、
福岡ホークスに逆転で2連勝。

何とか格好がついてきた。

筒香嘉智にシリーズ初本塁打が出て、
やはり主砲が打つと強い。

福岡に戻って、土日の楽しみが残った。

良かった。

しかし今秋の、
東京六大学野球。
早稲田の同率最下位は、
まったくいただけない。

1947年秋以来、
70年ぶり2回目のドンベ。

現監督の髙橋 広(ひろし)は、
私の大学生現役時代に、
神宮球場でプレ―したキャッチャー。
1955年2月4日生まれで、2歳年下。

はっきりとは覚えていないけれど。

早稲田の野球部の同期に、
吉沢俊幸、松本匡史、八木茂がいる。
いずれもプロになった。

1学年下には、
山倉和博とマックス佐藤清がいて、
一応、黄金期を築いた。

しかし江川卓の法政大学に、
ずっとやられっぱなしだった。

高橋は巨人軍の正捕手となった山倉に、
完璧にポジションを取られて、
控えの座に甘んじた。

「成功体験を捨てよ」とは、
本当によく言われることだが、
「成功体験を持たない者」は、
特にこういう勝負ごとにおいて、
成果を上げることが難しい。

すべてが高橋広の責任ではないけれど、
70年ぶりの最下位はいただけない。

ちょっと厳しい言い方かもしれないが、
高橋は大学の後輩だから、
言わせてもらおう。

さて明日から3連休。
文化の日に続く土曜日曜。

店では、いつも、
笑顔で顧客を迎えたいものだ。

この10月の20日間米国滞在で、
発見した店内サイン。

Wal-Martのスーパーマーケット。
「Neighborhood Market」
DSCN8791.JPG7
店舗面積は、
平均4万2000平方フィート、
3902㎡、1182坪。
最小は2万8000平方フィート、
2601㎡、788坪。
最大6万6000平方フィート、
6132㎡、1858坪。

この店は平均の1200坪型の、
フード&ドラッグ。

今年1月末の決算時点で、
ネイバーフッドマーケットは699店。
スーパーセンターに次ぐフォーマット。

昨年1月時点で633店だったから、
1年間に10.4%増で、
66店も純増している。

もっとも主力のスーパーセンターは、
全米に3522店もあるから、
微々たるものだが。

そのネイバーフッドマーケットの古い店。

店舗の奥主通路の真ん中あたりに、
バックヤードへの通路がある。
その通路の真ん中の床に、
サインが描かれている。
DSCN8775.JPG7

逆に言えば、
バックヤードから売場に出てくる入口。
DSCN8776.JPG7
ブルーとイエローのウォルマートカラー。
もうずいぶんと古くて、汚れが目立つが。

スタートラインには、
Message。

「今日から、私は、
厳粛な気持ちをもって、
約束し、宣言します。
私の10フィート以内のところに、
お客さまが来られたら、いつも…」
DSCN8777.JPG7

1フィート近寄って、
I will SMILE…
「微笑みます…」
DSCN8778.JPG7

4フィートのところで、
LOOK them in the eye…
「お客さまと目を合わせ…」
DSCN8779.JPG7

7フィートのところで、
…and GREET them.
「そして、ご挨拶…」
DSCN8780.JPG7

So Help Me, Sam.
「だから、サム!
私に手を貸して!」
DSCN8781.JPG7

これが創業者サム・ウォルトンが残した、
有名な「10Feet Rule」

床のサインは傷んで、汚れているけれど、
サムの遺志がぐっと伝わってくる。
DSCN8776.JPG7
1フィートは30.48cm。
10フィートは3m4cm8mm。

どんなお客さまでも、
3mのところに来られたら、
第1に、こちらから、
30cm近寄って、

スマイル。

第2に、さらに、
1m20cm近寄って、

アイコンタクト。

そして第3に、
2m10cmのところで、
グリーティング。

心の中に、
サムの笑顔を、
思い浮かべる。
index.jpgサム・ウォルトン

これで、完璧。

文化の日からの3連休。
10フィートルールを、
実践してみてほしい。

〈結城義晴〉

2017年11月01日(水曜日)

11月イベント目白押し/計画は小説のように転がっていく

11月に入った。
英語でNovember、
ドイツ語でもNovember、
フランス語でNovembre、
スペイン語ではNoviembre。
みんなよく似ている。

なぜならラテン語から派生しているから。
そのラテン語はNovembre。

9番目の月という意味。
英語の「ninth」ですね。

紀元前の暦はローマ歴だけれど、
この暦は3月が起点となっていた。
まるで2月期決算の企業のようだ。

だから現在の3月から数えて、
11月は9番目の月となった。

中国語は「十一月」と書いて、
「シーイ ユエ」と発音する。

そして日本では「霜月」。
霜の降りる月。

いいなあ。
この日本の感覚。

その11月のプロモーションは、
Weekly商人舎。
月曜朝一・2週間販促企画
総整理している。

まず11月は「和食月間」。
そのなかの象徴的な日は、
11月24日の”いい日本食”、
つまり「和食」 の日。

11月3日(金)は文化の日。
そして3連休。

この文化の日を挟んだ11月1日~7日は、
「教育・文化週間」。

美術館・博物館の無料開放など、
これはうれしいことだ。

7日(火)は立冬。
いよいよ、冬の感覚。

11日は中国の独身の日。
イオンは「サイバー“e”セール」を打つ。
昨日のブログに書いた。

15日(月)は七五三。

16日(木)は、
ボージョレ・ヌーボー解禁日。
毎年11月第3木曜日。

22日(水)は二十四節気の小雪。
「しょうせつ」と読む。

この日は、いい夫婦の日でもある。

そして23日(木)は勤労感謝の日。
アメリカでは奇しくも、
サンクス・ギビングデー。

ここでもイオンが仕掛けたのは、
「ブラックフライデーフライングデー」。

その後の24日・25日・26日が、
イオンのブラックフライデーセール。

このあたりは、
追随しておいて、
損はないと思う。

そして24日(金)は、
同時にプレミアムフライデー。

こうしてみると、
11月は、
イベント目白押し。

そして前から言っているように、
23日・24日・25日・26日が、
クリスマスと年末年始を決定づける。

悲観的になることは全然ない。
思う存分に、仕事しよう。

そのために、
リスクを負うことだ。
月刊商人舎10月号の巻頭言。
「リスクを負って計画せよ!」

私のスケジュールも書いておこう。
明日の2日まで、
月刊商人舎11月号の入稿と責了。
IMG_3164.JPG7

週が明けて、
7日(火)から17日(金)までアメリカ。
ニューヨークとサンフランシスコ。
DSCN9119.JPG7
帰国して、20日(月)は、
久しぶりの名人会。

21日(火)は竹林舎の講演。
久しぶりに立教大学院の仕事。

22日(水)は、これも恒例、
伊藤園大陳コンテスト審査委員会。
午後、イータリー丸の内。

24日(金)は、
商人舎magazineWeb会議。

27日(月)は、
日経電子版ビジネスフォーラム基調講演。

そして28日と29日は、
非常勤取締役の会社の、
それぞれ本部長会議と役員会。

この間に、
月刊商人舎12月号をつくる。

まあ、養生しながら、
仕事に邁進します。

さて、ほぼ日の糸井重里。
一昨日の「今日のダーリン」

「大きくても小さくても、
ふざけていてもまじめでも、
たいていの計画というのは、
数字や図のようにではなく、
まるで小説のように転がっていく」

「小説のように」というのがいい。

「だれとだれがやるんだ、
どこでやるんだ、
なにが必要なんだ、
どうやって稼ぐんだ、
だれが応援してくれるんだ、
どういうリスクがあるんだ、
いくらかけて、
いくら儲かるんだ、
いつごろまでになにができて、
やがてはどうなるんだ?」

「そういうことを
聞こうとする人たちと、
それをすべて見通しているかのように
語る人がいる」

「しかし、ものごとは、
計画としてスタートして
小説としてころころ
転がっていく」

計画が小説になって、
転がっていく。

その通り。

「思わぬ落とし穴に落ちて
どたばたすることもある。
そして、落とし穴に落ちたおかげで
さらに思いがけない光が
見えることもある」

「いままで会ったことのないだれかが
助けてくれたり、
見ず知らずの人に
だまされたりすることだってある」

「これが小説だったら
おもしろいだろうなぁというくらい、
思いもよらぬ展開が待ち受けていて、
それに耐えきれずに
つぶれてしまうこともあるし、
根性やら運を含めての器量で、
逆転することもある」

このあとビートルズのたとえ話。
そしてスティーブ・ジョブズ、
イーロン・マスク。

「周到に計画したことの
緻密さにおいてではなく、
その計画で描かれている世界の魅力が、
よき人びとや偶然を、
そして悪役や策略を呼び寄せる」

「つまり、おもしろい小説のようにね」

そして、キメのたとえ話。
「矢沢永吉が広島から出てきたとき、
東京ではなくて、横浜で降りた‥‥
小説のようにしたかったからだ」

おお。

だからどんな計画も、
リスクを冒すと決意することから始まる。
リスクを負うことこそ、
計画の本質である。

逆に言えば計画は、
リスクを回避する術(すべ)ではない。
計画はリスクを創造し、
積極的にリスクを引き受けるものだ。

リスクが面白い小説を生む。
リスクこそ「予期せぬこと」の苗床だ。

イベント目白押しの11月はそんな、
リスクから生まれる小説のようにしたい。

リスクと小説の面白さがあれば、
忙しさなんかへっちゃらさ。
疲れなんか吹っ飛ぶさ。
IMG_3165.JPG7
〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
国内研修会
第2回 バイヤー研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.