2015年に始まった「OICグループ米国研修」ニューヨークへ出発

朝7時過ぎに、
横浜シティエアーターミナルから、
横浜ベイブリッジへ。
今朝は富士が美しく見えた。
意外に空いていた。
石破茂首相が今日の午後、
この羽田空港からアメリカに発つ。
ドナルド・トランプ米国大統領との初会談。
私たちはOICグループのニューヨーク研修。
2015年の1月から毎年、
厳冬のニューヨークを訪れる。
2021年と22年はコロナ禍で中止したから、
今年が9回目となる。
毎回180人くらいが参加する。
その間、ロピアは躍進を続け、
OICグループとなった。
急激な成長であっても、
膨張であってはいけない。
そのためには何よりも、
ロピアの思想や哲学が、
全員に貫徹されていなければならない。
揺れてはならない。
急速成長で幹部や社員は、
いろいろな企業から集まってきている。
各自の「本籍地」を大事にしつつ、
OICグループの「現住所」の考え方に、
共鳴・共感してもらわねばならない。
アメリカ研修はそのために行われる。
私がそれを教え、伝える。
今年も4班に分かれて、
同じ思想、同じ考え方で、
アメリカのチェーンストアを学ぶ。
ロピアのコーポレートカルチャーを、
もっともっと磨き続ける。
2025年度1・2班の団長は、
柴田昇取締役中部ロピア営業本部長。
柴田さんらしく3つの注意点を、
簡潔に話してくれた。
チェックインして、JALの桜ラウンジ。
いつものカレーライスとサラダと生ビール。
そしてJAL006便。
エアバスA350-1000。
「お世話になります」
いつも機体に向かってお願いする。
そのビジネスクラスの席。
ゆったりとしていて、
いろいろなものを整理しやすい。
富士は雄大だ。
この姿を眺めていると、
なんの根拠もないけれど、
日本は大丈夫だと思う。
ありがとう。
さてホンダと日産自動車。
12月中旬に経営統合に向けた基本合意書を交わした。
それを破棄する方針が固まったようだ。
持ち株会社方式を基本に協議したが、
統合比率などの条件が折り合わなかった。
自動車会社世界3位グループの誕生。
それはなくなった。
しかし現在のままの統合では、
やはり膨張だったのだろう。
どちらも賢い選択だったと総括されるだろう。
とくにホンダにとって。
成長のためには、
コーポレートカルチャーの、
すみずみまでの浸透が必須なのだ。
では、2週間とちょっとの間、
日本を空けます。
行ってきます。
(つづきます)
〈結城義晴〉