ライフ/セブン&アイの中間決算と「APRCE2026」セッション

中間決算の発表記者会見が相次いでいる。
10月8日14時から、
ライフコーポレーション。
品川区の東京本社で開催。
山本恭広流通スーパーニュース編集長が取材。
岩崎高治社長と岡田晴信取締役は、
開始前から資料にていねいに目を通していた。
業績説明の前に、
メディアによる恒例の写真撮影。
商人舎流通SuperNews。
ライフnews|
第2Q売上高4500億円2.3%増も販管費増で減益
中間期の営業収益は4500億5100万円、
前年同期比2.3%増。
営業利益124億4800万円、6.4%減。
経常利益130億6300万円、5.7%減。
増収減益。
今回の中間期のトレンドだ。
中間期では過去最高の営業収益をあげた。
だから売上総利益が増額したが、
販管費増をカバーできなかった。
岩崎高治社長は振り返った。
「近畿圏が苦戦した。
備蓄米販売に加え、万博の反動。
そして競合の激化」
それでも経常利益は、
予算の130億円を達成した。
「昨年の反動は上期ではげ落ちる。
通期予想に変更はない」
今年から重点戦略の一つに挙げているM&A。
「垂直水平に進めていく」
垂直はバーティカルな統合。
水平はスーパーマーケットの地域的なM&A。
その水平のアルビスのTOBについては、
「数年前から人財交流があった」
さらに「営業の考え方が同じ方向」。
重要な観点だ。
18時からは半蔵門。
セブン&アイ・ホールディングス。
商人舎流通SuperNews。
セブン&アイnews|
第2Q営業収益5兆4602億円/増収増益だがセブンは減益
営業収益5兆4602億円、
前年同期比2.8%減。
営業利益2322億円、11.5%増。
経常利益2219億円、19.0%増。
こちらはトレンドに反して、
減収増益。
昨年9月1日付けで、
ヨーク・ホールディングスが、
連結対象から外れた。
そのためにわずかに減収した。
しかし2ケタ増益。
質疑が集中したのが、
セブン-イレブン・ジャパン阿久津知洋社長。
「カウンターフーズは好調だったが、
天候の影響が大きかった」
お天気産業なのです。
「悪条件をはね返す力が
身についていない」
ん~、微妙な発言。
かつてはその力があったのに。
さて、アジア太平洋小売業者大会。「APRCE2026」
こちらには工藤澄人商人舎編集長が行った。
セッションの中から、
日本の経営者のスピーチを聞いた。
丸谷智保㈱セコマ会長。
「人口減少・高齢化社会における小売業の未来」
北海道は1995年の人口のピーク時約569万人が、
2026年には300万人台前半に急激に減った。
少子高齢化を嘆いてばかりいても仕方がない。
人口を「平面で見る」のではなく、
「立体で見て」アプローチしている。
地元の生協の小さな店すら成り立たず、
撤退した900人程度の紋別郡上渚滑。
地元民から出店要請を受け、
店の初期投資を限りなく減らして出店、
人口が前年比減っても売上高は前年比106%。
それができるのは、
第1に地元と店の関係の深め方、
第2に店内加工品による差別化。
「店内加工品などの新しい取り組みは、
すぐあきらめたら駄目です。
続けることで成就させていく」
20年前には、
月に一番売上高が高いのが給料日の25日、
次が年金支給日の15日、
三番目が生活保護費が支給される1日だった。
しかし、今は1位年金支給日、
2位生活保護費支給日、
3位給料日という世の中。
社会保障費で暮らしている層への、
「100円惣菜だけどうまい」に、
いかに対応できるかだ。
いい話だった。
さすが丸谷さん。
㈱とくし丸創業者の住友達也さん。
「異動スーパーとくし丸の可能性とその未来」
1台当たりの売上高が、
コンビニの日商を超える場合もある。
「年収900万円の販売パートナーもいて、
今や元警察官、元教師が手を上げてくる」
「とくし丸は完成度が高まっている」
その日食べるものを自分の目で見て買いたい。
このニーズは不滅。
そして、
伊藤順朗セブン&アイ会長。
「変えるべきもの、変えてはいけないもの」

「父も母も生まれた家で、
中学3年頃から店の手伝いをした」
「私は1992年にセブン-イレブンに入り、
加盟店オーナーと関わる仕事をしてきた」
「その双方から、
商売人としての何たるかを、
教えられてきた」
「しかし一方で産業としての
小売業の地位はあまり高くない。
私の夢は小売業で働く人たちが、
地位を向上させること。
そう思って仕事をしている」
私も同意見だ。
応援しますよ。
〈結城義晴〉

































