9月に入った。

今日1日は「二百十日」。
立春を起算日として210日目、
つまり立春の209日後の日。

台風や暴風雨に警戒する日。

二百十日 日も尋常の夕べかな
〈与謝蕪村〉

それもあってか、
9月1日は「防災の日」と定められている。

1923年、関東大震災が発生した日にあたる。

しかし「防災の日」として創設されたのは、
1959年9月26日に上陸した伊勢湾台風の所為だ。

死者・行方不明者は5098人だった。

時の政府は災害への心構えをする目的で、
翌1960年に防災の日を制定した。

その際、関東大震災発生の日とした。

7月28日の熊本地震に続いて、
8月13日の千葉県の豪雨、
8月30日の福井県の大雨。

まるで「防災の日」に向けて、
災害が起こってきたようだ。

気を引き締めて9月を乗り切りたい。

さてその9月。

9月3日まで月刊商人舎9月号の入稿。

9月5日(土)は令和名人会。
楽しみにしています。

翌9月第2週の8日・9日・10日、
火曜日から木曜日まで湯河原。
第27回商人舎ミドルマネジメント研修会。

翌第3週は月曜日に福岡に入る。
そして水曜日の15日は、
第59回商業界九州ゼミナール福岡。
総合テーマは、
「AI時代に入っても変わらない商人の心」

㈱商業界はなくなっても、
地方のゼミナールは開催される。

有難いことです。

私は基調講演をする。
「商業界精神の現在と未来」

倉本長治の「商売十訓」を解説する。
結城義晴の解釈。
45367199_1795093417279625_2413885123452731392_o

とくに第一訓、
「損得より先に善悪を考えよう」

そして第二訓、
「創意を尊びつつ良いことは真似よ」

第一訓はどんな時代にも、
変わらないこと、変えてはならないこと。

第二訓は時代に合わせて変えること。
変革に挑戦すること。

松尾芭蕉は教えた。
915tyEUlA7L._SL1500_

変えてはならないことを「不易(ふえき)」と言い、
変えることを「流行(りゅうこう)」と呼ぶ。

「蕉門に千歳不易の句、
一時流行の句と云ふ有り」

「是を二つに分て教へ給へる、
其元は一つ也」

「不易を知らざれば基たちがたく、
流行を知らざれば風新たならず」
〈『去来抄』より〉

芭蕉の「不易流行」は、
倉本長治の第一訓と第二訓に通じる。

そして「その元は一つ也」である。
ここが難しい。

けれどここに真理がある。

稲妻に悟らぬ人の貴さよ
〈松尾芭蕉〉

稲妻を見て「無常を悟った」などと言う、
いい加減な修行しかしなかった禅僧よりも、
何にもわからないと思っている人の方が、
尊いという場合があるものだ。

講演のあとはパネルディスカッション。
私はファシリテーター。

パネラーは3人の方々。

㈱MHホールディングスの原田政照会長。
有限会社勝山電気工事の勝山敦社長、
染屋グループ㈱山下ミツ商店の山下浩希会長。

商業界の重鎮ばかり。

みんなで「商業界精神の体験談」を披露し、
その真髄に迫る。

よろしくお願いします。

最終便で羽田に戻り、
翌16日は朝から、
㈱True Dataの取締役会。

さらに夜の便で羽田空港からロサンゼルスへ。
「大創産業ドジャース観戦ツアー」

ロスの小売業を視察し、
私がコーディネートする。

それからドジャースタジアムで、
ゲームを観戦し大谷翔平を応援する。

帰国は5日後の20日(日)。

そして水曜日までが、
秋のシルバーウィーク。
21日月曜日が敬老の日、
22日は国民の祝日、
23日は秋分の日。

翌24日から月刊商人舎10月号の入稿。
月末まで編集と執筆の仕事が続く。

今月も自分のペースで、
疾駆する。

あくまでも自分のペースで。

こんな1カ月だからこそ、
論語を忘れてはいけない。
「吾れ日に三たび 吾が身を省みる」

さあ、9月だ。

走り始めよう。
自分のテンポで。
自分のペースで。

〈結城義晴〉

1週間分をまとめて読む
流通スーパーニュース