月刊商人舎、発刊しました。
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[特集]
お主の正体が見えるのだぞ!
チェーンストアの物価高対策と食料品減税対応202610_cover

[Cover Message]
円安もインフレも止まらない。さらに2027年4月の食品消費税減税も2年間期限付きとはいえ、実行されそうだ。そんな2026年10月。物価高対策と食料品減税対応をどう考え、いかに戦略化していくか。食品をはじめとする値上げをそのまま価格に転嫁すれば、販売数量は減じても、売上高は上っていく。ただしここに競争要件が入ってくる。だから「値下げ」や「価格凍結」の作戦を実施する企業も出てくる。一方で、日米欧ともにエブリデーロープライスを貫徹するチェーンもある。「価値」を生み出す能力、「コスト」を引き下げる努力は必須である。そのうえで、この場に臨んで、自らの顧客に、そして自らを取り巻く社会に、どんな姿勢を見せるのか。1864年12月、長州藩士高杉晋作は功山寺挙兵に際して、見えを切った。「これより長州男児の肝っ玉をご覧に入れ申す」。今、そのときだ。その如何によって、「お主の正体が見えるのだぞ!」――心してかかるべし。

[目次] 202610_contents
特集タイトル、
不躾な言い方で、恐縮。

しかし来年4月から食品の消費税が7%分減税される。
それまでの6カ月間、どう考え、どう行動するか。
食品小売業は正念場を迎えている。

この半年間の会社と店の動きを、
私たちの顧客と私たちの社会が見ている。

そのことを胸に刻んで、
性根を据えて仕事に邁進したい。

特集のまえがきにそれを書いた。
「戦略は変えるな、戦術は変えよ」

この問題に関して、各社にアンケートした。
お答えくださった企業のみなさん、感謝します。
イオン、イトーヨーカ堂。
ライフコーポレーション、ヤオコー、
オーケー、万代、全日本食品。

イオン㈱の土谷美津子さんには、
基本的な考え方を語ってもらった。
とてもよかった。
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全体の趨勢は、
田中陽さんが書いてくれた。
日経新聞社の元編集委員。
日経で一番の「流通の専門家」
「食品消費税1%時代の流通戦略」

島田陽介先生にも、
この問題についてご執筆いただいた。
1936年生まれの御年90歳。
「価格についての考察」
凄い言説です。必読です。

それから特別企画は、
「正社員」採用
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この特別企画については、
明日のブログで再度詳しく紹介しよう。

さて、昨日も中間決算の発表があった。
御茶ノ水のTKPガーデンシティ大会議室。

山本恭広web編集長が取材に行った。

U.S.M.Hの第2四半期決算。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス。

井出武美U.S.M.H社長をはじめ、
事業会社の4人のトップが揃った。usmh-top5

営業収益5447億7900万円、14.0%増。
営業損失32億8300万円、
前期は1億6800万円の黒字だった。

経常損失33億3700万円、
同じく3200万円の黒字だった。

純損失46億4500万円、
前期は12億1000万円の損失。
赤字が大きくなった。

そこで通期予想を修正した。
営業収益1兆0968億円、13.8%増。
営業利益10億円、80.2%減。
経常利益8億円、83.7%減。
純損失は80億円。

井出武美社長の総括。usmh-ide

「都心部の300坪店舗の改装が効果を上げた」。

一方、「販管費、仕入れ原価の高騰を吸収できなかった」。
また、「統合直後の一時的なコスト増加が抑え込めなかった」。

2030年度までの構造改革計画を発表した。
収益構造の正常化を図るための改革の柱は4つ。
コスト構造、生産性、商品、エリア戦略。
土台は2つ。
システム・業務統合で「再生」の基盤をつくる。
新モデル開発で成長のための基盤をつくる。

一方で、2030年までに100店舗閉鎖しながら、
全社売上高6%増を目指す。

井出さんは昨年5月23日に社長に就任した。
それまではイオンリテールの社長だった。
赤字企業を立て直した。

U.S.M.Hでは就任以来、
幹部、従業員の声を集めつつ、
「100日改革」を行った。

しかし今年は、中東紛争、ナフサ不足など、
想定外の事態が続いた。
赤字店舗は3割を占める。
要因は店舗年齢。

2030年には平均10年にまで若返らせる。

各社の社長が今後の取り組みを語った。
マルエツ本間正治社長。maruetsu-honma
「客数PIの高い商品にフォーカスしていく」

カスミ折本文孝社長。kasumi-orimoto
「さまざまなポイント販促を整理した。
来店頻度を増やすための地域密着のMDを深耕する」

いなげや本杉吉員社長。inegaeya-motosugi
「占拠率を高めること、来店頻度を増やすこと」

イオンフードスタイル平田炎社長。aeonfood-hirata
統合間もない会社の課題を語った。
「物流と商流がやっと統一できた」

平田社長は、店長とのマンツーマンの、
コミュニケーションに
力を入れる。

中間決算発表が、
事業会社の社長の決意表明となった。

それもいいだろう。

U.S.M.Hにとっても、
この半年間は正念場だ。

お主の正体がみえるのだぞ! 

〈結城義晴〉

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