【#867】漁師風「ちらし寿司」
漁師風「ちらし寿司」
~気温上昇すると出番です!~
急に気温が上がってくると
なぜか惣菜の売上げが
鈍くなります
そんな時に人気商品となるのが
この漁師風「ちらし寿司」
惣菜の「ちらし寿司」は
寿司飯の上に
精進(田舎風)といって
シイタケ旨煮や甘い卵焼きが
主役になっています
どこが違うのかな?
違いは食べた時にわかります
いいえ 海老ではありません
そうです
カットされた「しめ鯖」です
これが入るだけでがらりと
味も景色も変わります
「しめ鯖」の自作は大変ですが
今は業務用で鯖寿司用の
酢漬けの原料をカットして使えます
錦糸卵
シイタケ旨煮
千切り紅ショウガ
しめ鯖の細切り
さらに
開き寿司エビを添えて
全体を締めくくります
一味違う初夏の寿司です
★林廣美のワンポイント★
寿司飯には、稲荷寿司や巻き寿司に使う、少し甘めの合わせ酢を使ったシャリを使います。シメ鯖は、鯖寿司用の業務用のしめ鯖を使うと安心です。しめ鯖には皮が付いているので、皮をはぎ取ってからカットして使います。「しめ鯖」の他に、鯵を使った「しめ鯵」も使えます。
●林先生の家庭料理教室●
家庭で寿司シャリをつくるのはかなり大変です。シャリの基本は、いつものご飯より水を少なめにして炊き、ご飯に対して1割の量の「合わせ酢」を加えて酢合わせをしてつくります。
…が、面倒ですね。少量の寿司シャリを作る時には、冷ご飯やパックご飯を使うと簡単です。普通のシャリより水分が多いので、少し柔らかめに仕上がりますが、少量の寿司料理をつくる時にはとても便利です。
冷ご飯やパックご飯を使う場合は、電子レンジで必ず100℃くらいに加熱をしてから、市販の寿司用の「甘酢」をご飯の1割弱加えて混ぜ合わせ、甘酢を吸わせて冷まします。必ずご飯を「熱くして」から「甘酢を加えて」ください。冷たいご飯に甘酢を加えても寿司シャリはできません。
色々な具を変えて「〇〇ちらし寿司」を楽しんでください。
<By 林廣美>