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五十嵐ゆう子の米国日記

五十嵐ゆう子の米国日記

“SPRING EXPOS IN 2009”

2009年04月25日(土曜日)
カテゴリー:
  • ビューティ(美容)情報
  
11:05 AM

今年の春も昨年に引き続き、カリフォルニア州アナハイムで開催された「ナチュラルプロダクトエキスポ」と、
ネバダ州ラスベガスのコンベンションセンターにて開催された「DAY SPA EXPO」へと行ってきました。

展示会開催前の業界メディアは、昨今の経済低迷の影響で、厳しい状況に置かれている美容・健康業界が、
より価格にフォーカスした新商品を登場させるであろうと予測していたようです。
しかし、いざ、ふたをあけてみれば、人口添加物を極力取り除き、自然な原材料を使用したナチュラル・オーガニック商品の拡大でした。

そして特に注目したのは、原料の栽培農家や生産工場で、風力発電や太陽エネルギーを利用して商品を生産する“Green Production”。
そして“Green Packaging”と呼ばれる再生紙や、Biodegradable(生物分解性プラスチック)の容器や箱を使用し、Sustainability(環境維持)を心がける倫理的思想のもとで生産したクリーンな商品イメージを前面にアピールするメーカーが増えてきたことです。
業界エキスポの常連であり、一番人気のハンガリー製オーガニックスキンケア“EMINECE” の展示ブースには、例年の自然派を意識したカラフルな果物や野菜の写真ディスプレイに代わり、透き通った青空と緑の草原でまわる風車の写真が大々的に飾られていました。
“美容業界のリーダーである当社は、この地球の緑を守る努力も行っております。”と謳っています。
彼らの商品は、比較的高価なハイエンド対象でありながら、今年も相変わらず、多くの人々で賑わいを見せていました。やはり、その商品に対する顧客の信頼度が高いのだと感じました。

ほかに目立っていたのは、現在、全米で爆発的にヒットしているブラジル原産のスーパーフルーツ“アサイーベリー”を主原料にした商品です。
抗酸化力が他のフルーツや植物の3倍以上、必須脂肪酸であるオレイン酸やビタミE、アミノ酸も豊富なアサイーベリーは、飲料はもちろんのこと、錠剤や粉末カプセルのサプリメント、そしてアンチエイジングスキンケアの有効成分としても注目され始めています。
アメリカで人気のテレビトーク番組“Oprah Winfrey Show”のホストであり、美容と健康に焦点をあてた雑誌“O”を発行し、 彼女の一言が業界に大きく影響するとまで言われる「オプラ・ウインフリー」が、つい最近その効能について大きく取り上げ、それが“アサイーベリーブーム“の大きな起爆剤となりました。
今やアサイーはCoQ10ブームをはるかに上まわり、一般消費者達に広まっています。
今後は日本の美容・健康業界でもアサイーブームが起きるのでしょうか?

さて、私は毎回のように、多くのサンプルとパンフレットでパンパンに膨らんだ手提げ袋をさげて、
いそいそと帰宅し、それから毎日一人品評会とお試し会を楽しんでおります。

「あー、本当に展示会は楽しいですねえ。」

< 五十嵐ゆうこ>

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クオリティー オブ ライフ

2009年04月04日(土曜日)
カテゴリー:
  • ウェルネス(健康)情報
  
3:55 PM

最近、日本の朝ドラ“だんだん”にはまっています。
うちは日本のNHKの番組が衛生でみられるサービスをとっているので、米国に住んでいても日本の話題には一応ついていくことが出来ます。
このドラマは双子で有名な三倉マナ・カナのダブル主演で、京都と島根県松江で繰り広げられるお話ですが、番組が始まった最初の頃は余り面白くなくて真剣に見ていませんでした。
しかし中盤から話の展開が良くなり、いよいよ残すところ数週間になって、主役の祖母が入院するあたりから、どんどんその内容に引き込まれています。

特に先日放送されたある場面の台詞に感動しました。
入院した祖母が第3期のすい臓癌であることが判明し、本人への告知無しに行われる抗がん治療の副作用に訳も分からず苦しみ、治療を拒む祖母にたいして、とうとう告知を行うシーンでした。告知を受けた祖母はそこにいた医師にこう問いました。

「先生、その抗がん治療とやらが、効かなんだら私はあとどれくらい生きられますか?」

「そんなことは誰にもわかりません。それは神様が決めることです。」と答える医師。

「そうですねえ。私の病気の事を教えてもろうて、本当にだんだん(ありがとう)」

私はこのやりとりを聞いていて、“ドラマの台詞とはいえ、この先生はなんと素晴らしい答えをするのだろうか”と感心しました。
私も7年前に同じような質問を医師に問うたことがあります。しかしその際に帰ってきた答えは“2年“という命の期限でした。もちろん医師はあくまでも様々なデータから得た予測のみを伝えており、必ずしも助からない訳ではないという補足の言葉をつけるのですが、患者にとっては、その命の期限のみが大きくのしかかります。
命の期限を伝えられる事は、ある意味で告知よりも残酷な事です。
ですから、この「そんなことは誰にもわからない。それは神様が決めること。」という言葉は患者の立場を考えた、希望のある言葉だなと思いました。

最近の、米国における癌医療でよく耳にするのが“QUALITY OF LIFE“という言葉です。
これは直訳すると“生き方の質”ですが、もっとつきつめると、闘病患者の生き方に対する尊厳という意味があります。
自らの経験と、今までここで知り合った患者達を見続けてきた私は、これまで何度もこの“QUALITY OF LIFE”について考える機会がありました。

米国でベストセラーとなった『癒す心、治る力』の著者であり、統合医療(西洋医学と東洋医学のコラボレーションで患者に心身相互に効果的治療を施す)の先駆者的存在である、医師のアンドルー・ワイル博士は、医師が患者に対する心のケアの重要性を訴え続け、アリゾナ州大学医学部に心理学クラスの受講を取り入れた方です。

私が博士の本と出合ったのは、自らの命の期限を聞かされた翌日でした。
著書の中にある博士の言葉は私を勇気づけ、まさしく、癒す心無くして、病が治る事はないのだと悟る事ができました。
私は5歳で母を亡くしています。
若い母の命を奪ったのは癌でした。
そして、6歳に幼子を持つ私が、同じ病の宣告を受けた時、死にたくないとか、助かりたいとか、そういう思いではなく
“生きなくてはいけない。この子には私と同じ思いをさせない。”と心からの強い思いでした。

私が今ここにいるのは現代医学の力のみならず、生きるという意志の力も大きな要因となっています。
そして、その両方を支えてくれたのは“QUALITY OF LIFE”に重点をおいた、米国の統合医療でした。専門の医師の元、私は3時間にも及びコンサルテーションを受け、不安や恐れを吐き出し、全てを納得して抗がん治療を受けることにしました。
そして同時に、漢方や針、食事指導、心理セラピーなどを受け、おかげで副作用もほとんど無く効果的な治療を終え、今日に至っています。

この経験は、その後の私の人生を大きく変化させました。

現在はオーガニックを主体としたホリスティックスキンケアを実践するエステシャンとして、それからオーガニックなどの健康な食生活や正しいサプリメント摂取等のヘルス&ウエルネスを、特に専門とする通訳とした仕事に就いています。日本の健康メディア誌で4年にも及ぶ記事の連載を続けていられるのも、この経験から得た知識が大きく影響しています。

今現在、私は幸いにも元気にしておりますが、この7年間、私は同じ病によって大事な戦友を数人失いました。彼女たちは皆、私の母と同様に若くして、子供や配偶者を残して、最後まで生きる希望を失わずに戦った人たちです。
今回“QUALITY OF LIFE”について語る上で、ある2人の戦友について話したいと思います。

Cさんは、私と20年以上家族ぐるみ付き合いをしてきた友人で、非常に進行の早い子宮癌にかかり、告知の3ヶ月後には骨盤などへも転移し、歩く事も出来ない状態になりました。
その状態の際に、医師から、余命2ヶ月という宣告を受けましたが、すさまじい闘病の末、一時退院まで回復し、実際なくなられたのはそれから1年後でした。

アイリーンという女性は、末期の再発性乳癌でした。再発後から亡くなるまで、僅か半年しか生きる事は出来ませんでしたが、彼女は自らを奮いたたせるべく、亡くなる数週間前までおシャレをしてサロンに通い、ネイルやフェイシャルを受け、きれいにお化粧をして、最後まで堂々と美しく命を全うされました。

私は先のCさんのお見舞いをするつもりでしたが、当日、彼女からキャンセルを受けました。後で彼女のご主人から、病気の副作用から容貌が変わってしまい、人と合うことを避けたいと本人が願ったのだと聞かされました。Cさんから受け取った丁寧なお詫びの手紙には、“元気になって、また一緒に食事に行きたいです。”とありました。
しかし、それが叶う事はありませんでした。

先日、日本のチャンネルで、ヨーロッパの癌病棟で行われているエステとメークアップのサービスについてのドキュメント番組を見る機会がありました。
抗がん治療や放射線治療による副作用が原因の、肌のくすみや荒れを、軽減し、それらを補うお化粧を施す事で、患者たちの“QUALITY OF LIFE”を高めるために行われているサービスを取り上げていました。
そこに出演していた患者達の中には末期の人も多くいましたが、美しく変身した彼女らは、皆はじけるばかりの笑顔で、生き生きとしていました。
そしてこのサービスを行うようになってから、患者の治癒率や存命率に上昇が見られるそうです。患者たちの思いを受け止め、そしてそれに向き合う専門エステシャンの方が、辛い事もあるが、自分は素晴らしい仕事をしていると答えられていたのが、印象的で感動しました。

人の命を救うのは最新医療ばかりではないのです。

生きる希望を与えることも、時には特効薬となるのです。

今年、カリフォルニア州、オレンジ市で開催された全米最大の自然食とサプリメントの展示会である『ナチュラルプロダクトエキスポ』のパーソナルケアセクションで、いくつかの社が、肌が超過敏になっている癌患者や糖尿患者のために、化粧品のラインを、多くの自然化粧品にまじっ、紹介・展示しているのを見かけました。それらは利益の追求よりも、必要性を感じて開発された商品たちです。

“QUALITY OF LIFE”の意識は美容の世界にも浸透しようとしています。

五十嵐ゆうこ

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米国エステシャンでなく(?)流通日記 “流るる水のように”

2009年03月24日(火曜日)
カテゴリー:
  • 五十嵐ゆうこからのメッセージ
  
10:44 AM

今回は、いつもの美容からすこーし外れまして、
先日浅野秀二のツアーに修行同行しました際のお話をしたいと思います。

現在、米国で働きたい小売業店の10位に上げられる、
カリフォルニア州北部で店舗展開をしている「ナゲット」を訪れました。
畑のど真ん中にある最新店舗は、輝くような黄色いひまわりのデザインの外壁と、
穀物を両手に捧げる女神たちの銅像で飾られ、もう店舗に入る前から人々の目を惹きつけます。

店内も外に負けず劣らずのユニークさです。
豪華で、可愛いデザインで、床は、今までどの店に行っても見たことも無いような
カラフルなデザインな陶器質感覚です。もちろん清潔に磨き上げられています。

溜息が出るほど楽しいお店です。

サンフランシスコの町から2時間近くもバスに揺られ、
疲れ気味の参加者たちの目も、すっきり覚めてしまったのではないかと思います。

でも、私は、そのナゲットでクレームをつけてみました。
浅野氏がバスの中で、顧客サービスでも優れた優良店であると話されていたので、
ここぞと思っての、実験的なクレームです。

店内で販売されていたとてもキレイな柄のテーブルナプキンや紙皿を買おうと見ていたところ
参加者の女性数名に呼び止められました。
「五十嵐さんこれ、値段はどこに書かれているのかしら?」
私は商品を裏返したりして、パッケージを見ましたが、どこにも価格の表示がありません。
ふと周りを見ると、横の壁に一枚、紙が貼られ、各商品名とそれぞれの価格が書かれています。
しかし、どれがどの商品の価格なのかはっきりしません。
ちょっと不親切だなと思い、部門の担当者を呼びました。

そこに現れたのは、どうみても若い学生パートの女の子。
彼女に「各商品には、直接値段表示がされておらず、横の壁にアイテム名と価格が書かれた紙切れ一枚。
これではお客が混乱するし、買う気になれない」と文句を付けてみました。

その女の子はニコニコを笑みを浮かべながら話を聞き、私の話に深くうなづきながら
「早急に対応したいとおもいます。貴方の提案に本当に感謝します。」と答えました。
そして、「皆さんは日本から来たのですか?」と訪ねて、いきなり
“あめ、あめ、ふれ、ふれ、母さんが~”とキュートな笑顔で日本の童謡を歌いだしたのです。

聞くところによれば、彼女は日本人のクオーター(彼女に流れている血の1/4が日本人)で
おばあちゃんが幼い頃に謳って聞かせてくれた歌を、覚えていたのだそうです。
そんな彼女はとても、生き生きとしていて、その店で働くことがとても楽しそうです。
みずみずしい女性とは、こんな人のこのを言うのかなと思いました。
これで普通のお客様なら、
いっぺんにクレームの原因である不満も忘れてしまうのではないかな?
良いスタッフを雇い、その教育が行き届いているのだな
と感じました。

ナゲットはその店自体のみならず、働く人にもエンターティメント性が十分なのだと思いました。
店に入ってから出るまで自分も一杯笑い、そしてたくさんの笑顔をみた感覚が残りました。


ナゲットが店舗展開しているカリフォルニア州都サクラメントには、
オレゴン州から流れる豊かな大河が流れています。
その水がカリフォルニア州全体に届けられ、豊かな農業を支えています。
バスの窓から、その水を眺めた後にふとあることに気づきました。

ああ、私の仕事であるこのサービス業も、ここに流れている水と同じなのだ。
物を売る小売業も、人に施術を行う美容業も、通訳も、ガイドも、弁護士も、お医者様だって
人対人の仕事は全て、水のように移り変わりのある流動性ある商売―――
水商売なのだと思うのです。
“流るる水”の如く、お客様は気まぐれで、水が流れない場所は干上がります。
そして“流るる水”の如く、我々はお客のニーズに合わせて、自らを柔軟に変化していかないと
水はスムーズに流れていきません。

今日の経済低迷状態で、めっきり客足が遠のいた高級グルメの店舗を訪れ、
並ぶ惣菜を見たとき、バラエティーがあるのに、
きゅうりもセロリも乾いてかさかさで誰も手を付けていませんでした。

なにか悲しいなあと感じました。

私はかつてその店が非常に忙しく、多くの人でにぎわっていた頃を覚えています。
それはまだアメリカで高級なお店で買い物することそのものが、
おシャレだったつい数年前のことです。

彼らはまだ、あの頃の栄華が忘れられないのか?
それともなす術が見つからないのでしょうか?

今の時代の流れにあわすことが出来なければ、
本当に取り返しの付かないほど、その土台はひやがってしまうでしょう。
同じ日にホールフーズの人気店で見た惣菜は、
みずみずしく新鮮で、生き生きとしていて、美味しそうで、
ライブ(生きてる惣菜)だと思いました。
だから人が手を伸ばして食べてみたくなるのです。

これは自分の仕事でも言えることであると感じました。
あのカリフォルニア州全域へ流るるサクラメント河の水のように、
私は時代の流れを自らの目で見て、触れて、感じ取り、
ライブの情報を、皆様にお届けしていくために日々精進しなくてはいけないなと、
そんな気づきの旅となりました。

参加されたお客様、訪れた店舗の皆様、浅野先生、そしてサクラメントの豊かな大河に心からサンキューです。

五十嵐ゆうこ

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五十嵐ゆう子プロフィール

食品流通小売業・ビューティ・ウェルネス(健康食品関連)のコーディネーター、通訳、執筆、翻訳、コピーライター。

米国食品展示会日本語通訳デスク、米国健康博覧会(Natural Product Expo West)にてプレス通訳、米国優良企業Trader Joesの専門バイヤー(カテゴリーリーダー)と共にプライベートブランド商品開発のアシスタント業務など、活躍中。

【執筆活動】
日本生活協同組合連合会『生協運営資料』に“クローズアップ米国小売業―その変化と成長戦略の舞台裏”を2部構成で執筆。 南カリフォルニア、オレンジ市のタウンページ“スイートオレンジ”にてグルメ特集連載。 CMP JAPAN社の美容専門誌『ダイエット&ビューティ』に米国の健康・美容情報記事を2005年より6年間毎月連載中。

【講演活動】
2008年、2009年と2年連続で東京ビッグサイトで開催の“ダイエット&ビューティ展示会”にて講演。

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