台風30号は台湾東側の都市に甚大な被害を及ぼした。
亡くなられた方1名、怪我人も多数、停電も発生した。
心よりお見舞い申し上げたい。
もちろん航空便の国際線もまだ動いていない。
タイ行きは完全に断念。
そこで台湾3日目は、台北市から台中市に車で移動。
高速道路で1時間半ほど。
途中、パーキングエリアで休憩。

道の駅などはないが、コンビニがある。

入口左手にレジと、手前にフードコート。

右手の湾曲したゴンドラにコンビニアイテムが並ぶ。

入り口正面は即食売場が迎えてくれる。

この即食売場の裏側にホットドッググリル。
米国テキサス州のクイックトリップの売り方。

パーキングエリアのトイレ。
採光と植樹。
進んでいる。

雨の中を台中(たいちゅう)市に到着。
その名のとおり、台湾中部に位置し、
台湾三大都市の一つで、
台北市に次ぐナンバーツーの都市だ。
2010年12月25日に台中県と台中市が合併して、
新たに中華民国の直轄市となった。
台湾屈指の工業と商業の都市として急速に発展を遂げ、
2017年に人口が第2位になった。
2025年3月時点での戸籍人口は286万5947人。
すぐに向かったのが、
ららぽーと台中。

ららぽーとの台湾1号店。
南館と北館で構成される。
商業エリアは南館が地下1階から3階、北館は地下1階から5階。
店舗面積は約6万8000㎡。
南館には2023年1月から41店舗が順次オープンした。
さらに5月16日に北館の約260店舗が揃って、
グランドオープンした。

台湾最大級の日系ブランドを集積。
若い人たちが多く来店する。
カルディも出店している。

上階にはファミリー客を取り込む狙いで、
エンターテイメント施設を充実させた。

土曜日ということもあって、
子ども連れの顧客が多く来館している。

全聯福利中心のPXマート。
台湾全土に1250店を展開する(2025年12月31日時点)。
凄いスーパーマーケットチェーンなのだ。
オール日本スーパーマーケット協会に加盟している。

売場導入部の青果部門。
洗練された店づくりだ。

床と天井を木目調にして、スポットライトを多用。
壁面のサインもカラフル。
同社最新のモデル店舗だ。

惣菜も先頭に売場を設けて即食ニーズに対応。
ただし土曜日の昼時ながら欠品が多い。
多分、前日から台風が近づいて、
特需が生まれ、予想外に売れたに違いない。
さらに台風で納品も遅れて、この状態になったのだろう。

酒売場は吊り下げ天井を設けて、視認効果を狙う。

奥に立派な家電売場がある。
食品と家電は親和性が高い。
台湾を代表するスーパーマーケットがこのPXマートだ。
それが2360万人の中華民国にすでに、
1250店もネットワークをつくっている。
イケア台中店。

イケアは現在、台湾に2店舗しかない。
台北に1号店があるが、焦らず、徐々に増えていくだろう。
IKEAのフォーマット、売り方は他にない。
つまり唯一無二のポジションニングを構築している。
だから急ぐ必要はない。
マーケットさえ存在すれば、
やがて顧客はやって来てくれる。
台中視察の最後は、大型商業施設。
「漢神インターコンチネンタルショッピングプラザ」
2026年4月10日にオープンした。

地上7階・地下4階の施設に500以上のブランドが入居する。
もともとは阪神百貨店だった。
しかし阪神は台湾から撤退して、現地資本が受け継いだ。

1階にはステータスブランドのショップが勢揃い。
だから店づくりもファッショナブルだ。
そのテナントの約150ブランドが台湾または台中初進出の店舗で、
台中の話題を独占した。

最新最高の百貨店のショッピングセンター。
顧客も明らかに沸き立っている。

有名レストラン、屋上キャンプ場などもある。
あいにくの雨で、眺望を楽しめる屋上庭園は閉鎖。

子ども向けの遊具も多数あって、ファミリーで楽しめる。

地下1階には広いフードコートが設けられた。
フードコートは席取りもままならいほど賑わっている。

夜は、ららぽーと台中にあるOICグループ傘下のレストラン「黒泉」へ。
知る人ぞ知る店。

店内の主通路にメニューだけ掲げられている。

OICグループのアジアを統括する水元均志さんと食事。

この店の泉店長自らが自ら調理して、提供してくれる。
泉さんは千葉県松戸市の「黒泉」オープンの時に初めてお会いした。
久々の対面だ。

今日の食材はこれ。
北海道産のウニやアワビ、ロシア産キャビア、トリュフ、
そして最高級の和牛や豪州肉。

先付けは柿の和牛巻き。

前菜は和牛の握り寿司。

テイスティングを兼ねて、3種類のクラフトビールで料理をいただく。
右から蕎麦ビール、はちみつビール、チョコレートビール。


椀物は鯛と和牛テールの汁物。

向付けの冷菜。彩りも美しい。

煮物はアワビの旨煮。

白、赤のワインを選んでもらって、
メニューとのマッチングを楽しんだ。
先付からデザートまで11品のコース料理を堪能。
水元さんとの会話も弾んだ。
泉さん、ありがとうございました。

最初の予定では台中を訪問するつもりはなかった。
しかし台風のおかげで、思いがけずいい視察といい再会があった。
充実した台湾3日目だった。
(つづきます)
〈結城義晴〉
