トレジョ/ウェグマンズ/ホールフーズ/スチューの[とんがり]

大寒。
二十四節気は1年を24に分ける。
大寒はその最後の暦。
寒さが最も厳しいころ。
次は立春。
しかしニューヨークに比べれば、
ずっと暖かい。
昨日の月曜日の東京ドームホテル。
日本ボランタリーチェーン協会の、
新春賀詞交歓会が開催された。
井原實会長。

2024年6月に協会会長に就任して、
今年は協会創立60周年。
「ボランタリーチェーンの、
仕組みと価値を再認識する」
「業種を超えた共創」がテーマで、
6月4日に記念大会が開催される。
ボランタリーチェーンの特集、組もうかな。
井原さんの目下の関心の一つはAI。
私とシンクロしている。
平野実協会副会長。
全日本食品㈱社長。
隣りは松井康彦商人舎特任プロデューサー。

「DXの推進と生産性改善が急務」と語ってくれた。
さて今日のブログは、
ニューヨークのスーパーマーケットで、
ちょっと気づいたこと。
入り口の花売場。
花束の価格ライン。
3.99ドル、4.99ドルが価格ポイント。
それに付け加えるように5.99ドルと、
6.99ドル、7.99ドルの価格。
最高値は10.99ドル。

1ドル100円の感覚で見てください。
買いやすい価格帯。
それがトレジョ。
今年は花卉売場が広がった。

グロサリーのエンドのこの什器がいい。
ここでも3.99ドルと4.99ドルが中心。
400円と500円。

トレジョの冷凍食品。
一番売れるのはこれ。
マンダリンオレンジチキン。
一度は食べてみてください。

そのプライスカードは、
もちろん手書き。
ニュージャージーの店は、
ユニットプライスを左に、
売価を右に記す。
左が1LB3.99ドル、右が5.49ドル。
ユニットプライス表記は、
会社で検討するべきだろう。
入り口にロバート・B・ウェグマンの写真。
1918年から2006年までCEOを務めた。
現ダニー・ウェグマンCEOの父上、
現コリーン・ウェグマンCOOの祖父。
その言葉がいい。
“Never think about yourself;
always help others”
「自分自身のことは絶対に考えるな。
いつも他の人を助けよう」
そのウェグマンズ。
バレンタインデーに向けて、
バルーンを多用した。

日本のダイソーでバルーンを買うと、
その場で110円のヘリウムガスを入れてくれる。
いいなあ。
この青果部門の黄色と緑色に赤のバルーン。
色の感覚も素晴らしい。

リンゴの平台。
赤と金のバルーンがリンゴの色とぴったり。
ウェグマンズは凄い。
店舗入り口の青果部門の先頭に、
平冷蔵ケースが登場している。
「JUMPSTART JANUARY」
乳製品やジュース、ときには精肉を訴求する。

クローガーの常とう手段。
スーパーマーケットのトップチェーン。
電源をどうするかが重要なことだが、
ホールフーズは天井から引いている。
チェックスタンドの上に、
空飛ぶ牛。

スチューはもともと酪農家だった。
青果部門の陳列もインパクトがある。
フェンネル(ウイキョウ)は斬新。
セリ科ウイキョウ属の多年草で、
アニスによく似た香りを持つハーブ。

コンコースの平台は、
手前の芽キャベツと奥のアスパラ。
芽キャベツはごろごろ寝かせて、
アスパラは立てる。

ヘリルームトマト(Heirloom Tomatos)。
ビンテージトマトともいう「伝統的トマト」。

バナナ娘は足を組んで歌う。
最後にストップ&ショップ。
ロイヤルアホールドデレーズUSA傘下の、
ローカルチェーン。
親会社はオランダとベルギーのチェーン。
世界年商974億ドル(1ドル150円で14兆5950億円)、
米国内年商592億ドル(8兆8800億円)。

典型的なコンベンショナル(伝統)型。
つまり革新がない店。
革新をしようとするが、
それは形だけ真似ていて、
顧客に響く[とんがり]がない店。
ひとことで言えば、
「ポジショニングのない店」
オーソドックスな1200坪。
コの字型レイアウトで品ぞろえは標準型。
しかし顧客はひどく少ない。
高齢者ばかり。
周りにはウェグマンズ、トレジョ、
そしてボランタリーチェーンのショップライト。
個性的な店舗がずらり。
ストップ&ショップは、
古い「業態のままの店」だ。
ポジショニングをもったフォーマットになっていない。
反面教師。
痛いほどの店だ。
業態とフォーマットの鮮明な差異は、
ストップ&ショップが証明してくれている。
〈結城義晴〉













































