イオンリテール「DXベストプラクティス報告会」の卵が先でしょ。

私は1日中、横浜商人舎オフィス。
午前中に来客。
ブルーチップ㈱の皆さん。

左からパートナーの杉村壽哉さん。
新規開発部長代理の谷﨑誠一さん。
奥が新規開発部長の平野一郎さん。
杉村さんは元サンヨー食品販売副社長。
乾燥野菜のプロフェッショナル。
新規開発部が開発した商品が、
「いろんな料理をおいしくする具」

その後も順調な売上げで、
さまざまなチェーンから商談の申し込みがあった。
今日はその報告。
さらにシリーズ商品を3アイテム開発している。
それがまたいい。
楽しみにしてください。
山本恭広編集長は海浜幕張へ。
イオンタワーアネックス。
イオンリテール㈱の、
「DXベストプラクティス報告会」。
会場は13階の大会議室。

特集は、
自前のRetail-DX
両輪の「技術と人」をインソーシングする道筋
西垣幸則常務に登場してもらった。
タイトルは、
「データの民主化」と「デジタル人材」の循環
DXの内製化と社内人材の育成を進めている。
それを語ってくれた。
今日はその成果を披歴する場。
取材の続きだけれど、
社内行事なので今日は見学のみ。
記事にはしない。
報告会は2019年から実施していて、
今年は5回目となる。
コロナ禍の間続けられた。
イオンリテールは今、4つのカンパニー制を敷く。
商人舎流通SuperNews。
イオンリテールnews|
カンパニー体制を4エリアに再編
3月1日付でカンパニー体制を、
6エリアから4エリアに再編成した。
⑴北関東・新潟カンパニー
北関東カンパニーと、
北陸信越カンパニーの新潟事業部を統合。
⑵南関東カンパニー
変更なし。
⑶中部カンパニー
東海カンパニーと北陸信越カンパニーを統合。
⑷西日本カンパニー
近畿カンパニーと中四国カンパニーを統合。
その4つのカンパニー。
それに本社のスタッフ部門が参加する。
さらに今年から、
イオン北海道、イオン東北、イオン九州、
そしてイオン琉球が加わった。
約1000件のDX改革の取り組みが寄せられた。
そして各カンパニーや部門ごとに、
選抜された14チームが発表した。
審査員は古澤康之社長、
ジェリー・ブラックイオン執行役副社長。
ブラックさんはイオンスマートテクノロジー㈱社長。
それから全本部長、カンパニー支社長。
計26名。
ダッシュボードを使った客数増対策、
AIやモバイルツールを活用した生産性改善、
コミュニケーション改善などの成果が発表された。
イオンは店舗DXによる、
生産性向上と経費削減を進めている。
中核企業のイオンリテールは、
レジゴーやAIツールの全店導入を進めてきた。
活用の成果は具体的な数値で報告される。
西垣さんは報告会に先立って語った。
「デジタル活用は目的ではありません。
課題解決のスピードアップを図り、
現場力を上げていくためのものです」
発表は1チーム10分。
パワーポイントを使って発表する。
テーマ設定、プロセス、成果などが、
評価項目となる。
最も重視されるのが水平展開できるか。
西垣さんは言う。
「好事例はただちに他店に水平展開します」
最優秀賞1チーム、優秀賞2チームが選ばれた。
もちろん内容は秘密。
結果発表後、ジェリー・ブラックさんの総評。
「エキサイティングな時間だった」
古澤社長も総括して注文をつけた。
「もっとDXにコミットしていこう」
そのとおりだ。
DXに積極的にかかわる。
そして責任を持つ。
献身的にトランスフォーメートする。
[Message of October]
卵が先でしょ。
卵が先か、鶏が先か。
互いに循環する原因と結果。
その端緒を同定することの無益さ。
文字通りの解答は意味不明である。
XがY無しに生じ得ず、
YがX無しに生じ得ない場合、
最初に生じたのはどちらか。
形而上学的ジレンマ。
〈中略〉
DXの内製化もイノベーションも、
小さく始めて大きく育てる。
人の育成こそ最も重要な課題である。
ならば、卵が先でしょ。
イオンリテールは人財育成が先だと考えている。
私も報告会に行きたかった。
来年のこの会には必ず参加しよう。
よろしくお願いします。
今夜の夜空。

昨夜がスーパームーンだった。
11月だからビーバームーン。
約7.9%大きく、約16%明るく見えた。
1日が経過しても、
その大きさ、明るさは消えていない。
卵が先か、鶏が先か。
ユダヤ教とキリスト教。
創世記の神は鳥を創造し、
それらに産み殖やすよう命じた。
だから鶏が卵より先だ。
ニーチェは読み解いた。
何者も「最初」たりえない。
循環する時間において、
「最初」は存在しない。
それでも、卵が先でしょ。
〈結城義晴〉
































