12月2週/週末は各地で荒れた天気 12月3週/週前半は強い冬型
●12月2週(12/8~12/14)の天候予測とMDポイント
週末は各地で荒れた天気

<概況>
週末、日本付近を低気圧が通過する。それまでは強弱を繰り返しながら冬型の気圧配置が続く。上空寒気は特に強いものではなく、9日(火)頃と12日(金)に中規模の寒気が南下する。
<天候解説>
北陸以北の日本海側では雲が多く、雨や雪の降りやすいぐずついた天気が続く。太平洋側では週末、西から雨の範囲が広がり、14日(日)は広い範囲で雨でまとまった量となりそう。気温の上がり方が鈍く、東日本の山岳部では雪で大雪の恐れがある。それ以外の日は乾燥した晴天。
気温は寒気の影響の度合いの関係で、日によって上下の波があるが、週のトータルで見るとおおむね平年並みの所が多い。
<ウェザーMDのポイント>
そろそろ年末大掃除をする家庭が多くなる頃だが、今週末は土日ともあいにくの天気となる地域が多く、水を使った作業(窓ふきや網戸洗いなど)は敬遠されがち。大掃除用品の売り込みを強化するのであれば、今週末に向けては、住居用洗剤やバス・トイレ用洗剤などを中心的に展開すると良さそう。
なお週末はかなり寒い陽気となる所が多いため、鍋物を始めとしてホットメニューは特に積極的に売り込みたい。
●12月3週(12/15~12/21)の天候予測とMDポイント
週前半は強い冬型
<概況>
週前半は、直前に日本付近を通過した低気圧が日本の東で発達し、強い冬型の気圧配置となる。週後半も弱い冬型が続く見通しだが、週末は気圧の谷が通過する可能性がある。
<天候解説>
基本的には冬型の天気分布となる時期が多く、日本海側では雪や雨、太平洋側では乾燥した晴天が続く。特に週前半は北日本の日本海側で雪と風が強まり、暴風雪となるおそれがあるので、今後の情報に注目されたい。
週末はまた全国的に天気が崩れる可能性があるが、状況はまだ不透明。
気温は週前半低め。週後半は平年並みかやや高め。週トータルではおおむね平年並み、というところが多い。
<ウェザーMDのポイント>
前週末からの厳しい寒さ、太平洋側で続く乾燥など、体調を崩しやすい状況が揃っている。例年、この頃から北陸などでも一気に積雪が増えやすい。風邪対策、寒さ対策、雪対策など、本格的な冬到来に合わせたさまざまな対策の売場づくりが求められる。
<By 常盤勝美>






