12月3週/週後半はかなりの高温に 12月4週/クリスマス寒波は不発の見通し
●12月3週(12/15~12/21)の天候予測とMDポイント
週後半はかなりの高温に

<概況>
17日(水)、日本付近を弱い気圧の谷が通過する。その後21日(日)にも日本付近を低気圧や前線が通過する。今週は、それ以外の期間も冬型の気圧配置となることは少なく、広く高気圧に覆われる。今週は寒気の合間。特に週後半以降、日本付近には暖気が入る。
<天候解説>
17日(水)は南西諸島や関東、北海道東部など一部を除いて全国的に天気が崩れるが、現段階では特にまとまった雨や雪にはならない見通し。21日(日)も全国的に広く天気が崩れる。暖気の影響で、北海道を除き大半の地域では雨になる。
それ以外は高気圧に覆われ、太平洋側では晴天、日本海側でも雪や雨の範囲は限定的で晴れ間の見られるところがある。
気温は週前半、平年並みか低めだが、週後半に向けて昇温傾向。週末は暖気の影響もあり、この時期としてはかなり高め。
<ウェザーMDのポイント>
今週は、半ば以降全般に冷え込み緩み、この時期としてはだいぶ穏やかな陽気となるため、熱々鍋物商材は堅調に推移しつつも小康状態となりそう。一時的に別のメニュー(焼き料理や揚物など)の提案を強化するのも一案。
なお、週後半から土曜日にかけて、大掃除に適した陽気が期待される。水を使った作業用の掃除用品の積極展開を。
●12月4週(12/22~12/28)の天候予測とMDポイント
クリスマス寒波は不発の見通し
<概況>
週前半は、日本付近に動きの遅い低気圧や前線が居座る。週後半は冬型の気圧配置となる可能性が高いが、上空寒気はまだそれほど強いものではない。
<天候解説>
週前半は、全般に曇や雨のすっきりしない天気が続く可能性。週後半は冬型の天気分布に戻るが、現段階では上空寒気が弱い予想のため、日本海側での雪の量は、それほど多くならない。
気温は前半高め。日差しが少ないため、ぽかぽか陽気となる感じではないが、冷え込みの弱い状態が続く。週後半は徐々に平年並みに戻る方向。
<ウェザーMDのポイント>
例年であれば、クリスマス寒波襲来の頃だが、今年はこの期間、強い寒気南下の兆しはなく、むしろ週前半を中心に穏やかな陽気で、クリスマス寒波は不発の可能性が高い。熱々の鍋物料理やビーフシチューなどは例年に比べてやや関心の薄い献立となりそう。ステーキや焼き肉、寿司などを試しに強化してチャレンジしてみるのも一案。
<By 常盤勝美>






