大手町自衛隊大規模会場でモデルナワクチンを接種しました。

6月6日、日曜日。
土曜日の昨日が、
二十四節気の芒種だった。
1年を24分割して、
ほぼ15日ごとに季節を区切る。
それが二十四節気。
次は6月21日の夏至だ。
朝から雨模様。
アジサイも雨に濡れて、
瑞々しい色を見せる。
10時半ごろ妙蓮寺駅から東横線に乗って、
目黒線、都営三田線と乗り継いで、
地下鉄大手町駅へ。
大手町はJRで言えば、
東京駅と隣の神田駅の間にある。
西には皇居がある。
改札口にはプラカードを持って、
女性が立っている。
新型コロナワクチン大規模接種センターへ。
広大な大手町の地下通路だが、
その矢印を辿っていくだけで、
ワクチン接種センターへ続く。
目指すは大手町のC2bの出口。
7分ほど歩いて、
ワクチン接種会場の出口に到着。
自衛隊大規模接種センターは、
大手町合同庁舎第3号館。
ちょっと古い建物だ。
立て看板に3つの質問事項。
65歳以上の高齢者、
本人確認書類、そして接種券。
ビルの横にテントが張ってあって、
ここが入口。
マスクを確認され、
手の消毒をし、
それから体温が計られる。
私はなぜか35.7度。
合格。
そして受付レーンへ。
運転免許証と接種券を出して、
書き込んでおいた予診票を提出。
するとこのセットをもらえる。
私が割り当てられたのは黄色だが、
ブルー、赤、グリーンなどに分かれている。
建物を突き抜けると簡易トイレ。
戻る時にはテントをくぐる。
それから延々と、
黄色ファイルの仲間7人とともに、
ビル内を歩く。
黄色の床の椅子に座って待つ。
もちろんソーシャルディスタンシング。
このあと係官から予診票の内容確認。
さらに医者から問診を受けて、
現在かかっている病気や薬を質問される。
それからまた黄色の仲間と歩いて、
椅子に座って待つ。
そしていよいよ、
モデルナワクチンの接種。
医者は自衛隊の人。
アレルギーがあるかとか、
ワクチン接種をしていないかとか、
質問を受けて、
左肩を消毒してもらって、
まっすぐプツッという感じで、
注射針を刺す。
ワクチンの液体が、
体内に入っていくのを見ていた。
実にあっけなかった。
それほど痛くもなかった。
毎月、このセンターの近くで、
血液検査をする。
大手町プレイス内科。
この場合の血液検査はサンプルを3本採る。
そのほうがワクチン接種よりも、
長い時間、針を刺している。
それよりも痛くない。
プツッという感じで終わった。
それから証明書交付係から、
接種済み証明書をもらって、
同時に次の接種の予約。
さらに15分ほど経過観察。
と言っても椅子に座って待つ。
12時に受付をして、
12時29分に終わった。
接種後の肩はちょっと重い感じ。
腫れているわけでもない。
それでもワクチン接種を終わって、
やはりほっとした。
ずいぶんたくさんの人が、
ワクチン接種センターの運営に、
献身的に従事してくれている。
店舗オペレーションなどを、
日々観察している私から見ると、
多すぎる気もしないでもないが、
それでもすべての人に感謝したい。
モデルナ(Moderna)は、
米国のバイオテクノロジー企業だ。
マサチューセッツ州ボストンに本社がある。
共同創業者はカナダ人のデリック・ロッシ。
ハーバード大学の幹細胞研究者だった。
京都大学の山中伸弥教授は、
iPS細胞研究によってノーベル賞を受賞したが、
ロッシはその山中研究をヒントにして、
ビオンテックと同じmRNAを用いて、
COVID-19ワクチンを開発した。
だからロッシにも山中教授にも、
感謝しなければならない。
ワクチンには4つの効果がある。
①発症予防の効果
感染しても症状が出ることを抑える。
②重症化予防の効果
症状が出ても重症にならないようにする。
③感染予防の効果
感染そのものを防ぐ効果だ。
完全に検証されてはいないが、
感染予防効果はある程度見込める。
④集団免疫の効果
多くの人がワクチンの接種をして、
多くの人がウイルスへの抗体を持つことで、
社会全体が守られる効果。
私も接種によって、
この4つの効果が得られるし、
感染予防と集団免疫には貢献できる。
感染しにくくなれば、
感染させる確率も減る。
それが何より大切なことだと思う。
帰りは広大な大手町の地下通路が、
ちょっと短く感じられた。
ありがとうございました。
〈結城義晴〉