5月2週/6日と週末に天気の崩れ 5月3週/週末天気が崩れるサイクル
●5月2週(5/5~5/11)の天候予測とMDポイント
6日(火)と週末に天気の崩れ
<概況>
6日(火)~7日(水)は日本の南海上に低気圧や前線がやってきて、前線はそのまま南西諸島方面に停滞する。
週後半は高気圧に覆われるが、週末は日本海北部を低気圧が進み、日本列島を寒冷前線が通過する。
<天候解説>
6日(火)~7日(水)は低気圧や前線の影響で全国的に雨が予想される。8日(木)は一旦全国的に晴れ間が多くなるが、9日(金)は西から天気が崩れ、10日(土)は全般に雨が降りやすい。
気温は前半、天気が崩れる影響で平年並みか低め。週後半は南からの空気が入るためやや高め。週のトータルで考えるとおおむね平年並みというところが多い。なお、沖縄・奄美地方の梅雨入りが近づいている。
<ウェザーMDのポイント>
太陽高度(太陽光の入射角とオゾン層による吸収量の多さ)の関係で、本来1年で最も紫外線量が多くなるのは夏至の日。ただ日本の多くの地域にとっては、夏至の頃は梅雨時期で日差しが少ないことが多いため、実際に地表面付近に降り注ぐ紫外線量はそれほど多くならない。
注意しなければならないのは5月。時期がまだやや早いと感じるかもしれず、消費者がUVケアにまだ本腰を入れていない可能性がある。でも5月は比較的晴れる日が多く、また夏至に向けて太陽高度が徐々に高くなる時期であるため、真夏並みに紫外線量が多い。UVケア用品の積極的な売り込みを。
●5月3週(5/12~5/18)の天候予測とMDポイント
週末天気が崩れるサイクル
<概況>
南西諸島方面は前線が停滞するが、それ以外は、週の初めから半ばにかけては広く高気圧に覆われる。
週末頃、日本付近を気圧の谷が通過する可能性。
<天候解説>
南西諸島では曇や雨のすっきりしない天気の日が多い。それ以外の地方は週後半にかけて晴れやすい日が多いが、週末は天気が崩れる。
気温は週後半にかけて高め。週末は全般におおむね平年並み。
<ウェザーMDのポイント>
この週末辺りはら、本格的に春の運動会シーズンがスタートする。週末の天気予報を確認して、運動会の開催可否をチェックしながら弁当用食材などの発注強弱調整を。
気になるのは、ここ最近、金曜日~土曜日が天気の崩れるサイクルになっていること。この時期、日本付近は周期的に低気圧が通過するパターンとなりやすく、その周期性の影響で毎週同じ曜日に天気が崩れるということがよくある。
周期性を考慮すると、この週末も天気の崩れる可能性が懸念されるため、特に注意深く天気予報を確認し、延期となる場合にはその日程も把握して、日配などにおけるお弁当用食材の発注を強めるタイミングを見極めたい。
<By 常盤勝美>