台湾滞在4日目。
台風30号は去りつつある。
直接、東京に帰る航空便がとれた。
ありがたい。
台中のホテル。

台湾版新幹線は「台湾高速鉄道」と名づけられている。
その台湾高速の台中駅へ。
モダンな駅舎だ。

台湾高速鉄道は日本の新幹線技術の初めての海外輸出案件だった。
三菱重工業、東芝、川崎重工業と三井物産、三菱商事、丸紅、住友商事、
日本連合7社によって台湾新幹線㈱が設立された。
そしてJR東海、JR西日本、日本鉄道建設公団のスタッフが技術支援した。
日本の新幹線とほとんど同じ。
快適だ。

チケットを買って、構内に入る。

広々とした駅構内。

駅は日常を取り戻していて、外国人観光客も多い。
まあ、私もその一人。

駅の改札の内側にはファミリーマートが出店している。

長いエスカレーターを登る。

ホームも広々としている。

台中の街が見える。

車両は東海道・山陽新幹線の700系改良型の700T型。

きちんと並んで乗り込む。

車内も日本の新幹線と変わらない。

1時間ほどの新幹線の旅。
車窓から見える景色は、日本の田園地帯と同じだ。

台中から高雄の左営駅まで45分。
こちらも明るくて快適な駅舎だ。

日本の新幹線と違和感は全くない。

改札の外に統一のセブン-イレブン。

そして左管の駅舎。

高雄市(カオシュン)は、台湾南部に位置する。
市内の高雄港は台湾最大。
日本統治時代末期には台北市に次ぐ第二の都市だった。
だから台北に対する反骨心が強い。
東京に対する大阪。北京に対する上海。
それが高雄だ。
しかし現在、人口と商業規模で台中市に追い越された。
2010年12月25日に旧高雄市と高雄県が新設合併して、
現在の高雄市となった。
中心部に百貨店やショッピングセンター。
そして統一グループのセブン-イレブン。
郊外や生活圏にスーパーマーケットやハイパーマーケットが展開される。
全聯のPXマートや大全聯、そして統一傘下となったカルフール。
コストコは高雄に2店舗展開して、大繁盛。
それは台北の郊外を小規模にした感じだ。
日本のロピアはすでに3店を展開している。
私はすぐに高雄阪神百貨店(漢神百貨)へ。
日本の阪神百貨店と資本・業務提携して開業した。
高雄で人気の高級百貨店。

館内には人気のユニクロ。
2026年8月時点で72店舗を展開している。

GUも入っている。

良品計画の「MUJI」(無印良品)。
500坪以上の旗艦店を台北、台東、台中、高雄に開設している。
商業施設にこれらの店は必須だ。

ニトリのデコホーム。
百貨店の中に入っても違和感がないフォーマットだ。

親日の台湾には、小売り、外食と日本企業が多数出店している。
次に「義享天地(E SKY LAND)」。

高雄最大級の百貨店の一つ。
ハイエンドブランドが勢ぞろいする。
入り口で写真。

その1階に「Mia C’bon(ミア・セボン)」
台湾全土に展開する高級スーパーマーケット。

統一グループが運営する。
旧「JASONS Market Place」の店舗を引き継いで、
2022年6月にリブランドされた。
どこの国でも百貨店には高級スーパーマーケットが入っている。
かつての伊勢丹のクイーンズ伊勢丹やそごう・西武のシェルガーデンと同じだ。
台湾では「ミア・セボン」

世界中からの輸入品(約60%)と、
台湾産の生鮮食品・特産品(約40%)を品揃えする。

青果もブランド化して販売する。

高級スーパーマーケットらしく床はピカピカで、美しい陳列だ。

日本の味噌も扱い、量り売りする。

高級感を演出するために天井はスケルトンで、その色は黒。
そしてスポット照明を多用する。

レジは有人。

高雄では話題の百貨店を巡った。
そうした百貨店で人気だったのは「食」である。
地下のスーパーマーケットやフードコート、
食品専門店街に顧客が大勢集まっていた。
最終日の4日目。
まるでニューヨーク研修のような日程。
明日帰るが、4時半ごろホテルに入った。
高雄最高級の寒軒國際大飯店。

窓の外に高雄の街が広がる。

1人当たりGDPで日本を抜いたことも理解できる。

高層ビルが2つ、目立つ。
右が高雄85ビル(85 Sky Tower)。
高さ378m、地上85階・地下5階。
高雄のランドマーク。
左がTHE ONE。
高さ約276.6m、地上68階。
超高層住宅タワー。

陽が沈んでから夕食。
広東料理。

台湾の食事は実においしい。
しかし次から次から料理が出てきて、
急かされる。

食後は夜市を散策。
高雄最大の夜市は左営区の「瑞豊夜市」だ。
巨大な敷地に数多くの屋台や露店が並び、
観光客向けの「六合夜市」とは対照的だ。

地元市民の日常的な賑わいを体感できる。

大勢の観光客も訪れていたが、
ここでも食の重要さを実感した。
同時に夜市に象徴される台湾の外食需要の強さも実感する。

スーパーマーケットは惣菜が必須だ。
夜市の売り方をどんどん採用すべきだ。
音楽を提供するスペースもある。

米国テキサス州のHEBセントラルマーケット。
店はアップスケール型だが、
週末にはジャズやカントリーの生バンドが演奏する。
夜市もそれと同じだ。
私も十分に堪能した。

台風30号のおかげで、台湾に足止めされた。
しかし台北から台中、高雄と、
主要都市を訪れることができた。
ありがたい。
明日は帰ります。
(つづきます)
〈結城義晴〉
