中山政男のPOP語り

2017年4月28日にオープンした、
東京都調布市の
ライフ「クロスガーデン調布店」を訪問しました。

京王線柴崎駅より徒歩４～５分に立地する
商業施設「クロスガーデン調布」の地下１階。

エスカレーターを降りてすぐには、
ジュースバーとジェラートコーナーがある。

果汁１００％の生搾りジュースが楽しめる。

インストアベーカリー「小麦の郷」では
低糖質パンも注目の人気商品。

青果コーナー。

トマトコーナーではミニトマトバイキングを展開。
紫色など、めずらしい種類もあり楽しい。
トマトはよく売れていた。

スイカのショーカードには、選び方を分かりやすく表示。

こちらは新タマネギ。
食べ方などを簡潔にまとめており、伝わりやすい。

種なしブドウのショーカード。
うまくアピールしている。

店内のぬか床で漬けた漬物が並ぶ、
「八百屋さんのお漬物」コーナー。

鮮魚コーナー。

切り身の西京漬け、塩麹漬け、粕漬けなど
ライフ自社加工の漬け魚も目を引く。

まぐろのたたきのショーカード。
しっかりと視線を集めるよう、うまくレイアウトされている。

刺身では、よりどりセールを実施。
どれも鮮度のよいパックが３パック１０００円。

骨取り、調味済み、フライパンで加熱するだけの
「Ｆish Deli」商品が充実している。
さけのガーリックムニエルが焼くだけ、価格も手頃だ。

精肉コーナー。

鶏肉では「岩手県産純和赤鶏」や、
豚肉では「北海道産あまに豚」など
独自のラインナップ。

また、牛肉などの量り売りコーナーも展開している。
高価格の商品も手を伸ばしやすい。

デリカでは、「魚屋さんの手づくりおかず」と
「肉屋さんの手づくりおかず」コーナーを設置。

「時間限定商品」のプレートでは、
にぎり寿司や各種弁当、惣菜の出来上がり時間を表示。
出来立てを待って買えるのはうれしい。

店内調理の自慢の一品「本格だし巻玉子」が人気。
ほんとうに美味しそうだ。

独自の展開のチーズコーナー 「ＣＨＥＥＳＥ ＨＯＵＳＥ」。
対面コーナーになっていて、量り売りもしてくれる。
国産や輸入チーズの種類が豊富で、選びやすい陳列もよかった。
手描きのＰＯＰはイラスト入りなど、工夫が見られた。

グロサリーの棚では、数多くの商品の中でも、
注目させたい商品には、
スポッターをうまく機能させている。

黒板調で作成したショーカードが、
下段の商品にもしっかりと目を向けさせている。

子ども向けの床面の表示が楽しい。

酒売場ではボトルビールが並ぶ中、
棚上段に、地元の「調布ビール」や
「深大寺ビール」がしっかり並んでいた。

ライフ限定のワインコーナー。
パネルＰＯＰもイメージアップに一役買っている。

色とりどりのキャンディーのバルク販売コーナーは
やはり目を引いていた。

通路が広くゆったりと買い物ができる店内。
各コーナーでのＰＯＰや床面の案内表示なども
お客をあきさせない工夫が数多く見られた。
ショーカードも、それぞれの売場に合った大きさで
効果的に表示されている。

簡潔にまとめられたコピーが、お客の目に止まり、
負担なく伝えられているのがいいＰＯＰの見本だと感じた。

＜By　中山政男＞

神奈川県茅ケ崎市に本部を置き、
スーパーマーケットを10店舗展開する、株式会社たまや。
今回は、茅ヶ崎市の浜見平店をご紹介します。

浜見平店は、今年３月に開業した
商業施設「ＢＲＡＮＣＨ茅ヶ崎２」の１階に
移転リニューアルオープンした。

まずは青果コーナー。

おすすめ品には、手描きのＰＯＰを添えてアピール。

プライスカードは、
スッキリとして見やすいレイアウト。

こちらは鮮魚コーナー。

地元相模湾で水揚げ・直送される、
鮮度抜群の魚が中心に並ぶ。

やはり鮮魚コーナーは常に賑わっている。

塩干も地元商品が多く並ぶが、
その中に減塩コーナーを展開している。

この日の広告の品は、減塩ちりめん。
卵かけごはんのショーカードを添えている。

そして、たまやが最も力を入れている精肉コーナー。

宮崎牛を展開する。

アメリカ産牛肩ロースでは、
ケース下のＰＯＰで「１ポンドステーキ」を、
さらに手描きの黒板ＰＯＰで、
「豪快にＢＢＱ、鉄板焼き」をすすめる。

そして、この圧巻の挽きたて挽肉コーナー。

豚肉では地元神奈川県産の湘南ポーク。

また、イベリコ豚や山形庄内豚も揃えている。

店内で焼きたてを提供するベーカリーコーナー。

POPでは、ドーナツや揚げパンなどに、
オリーブオイルを使用していることをアピール。

めずらしいペストリーがあり、種類もとても多い。

プライスカードのデザインがいい。
ショーカードは黒地のカードに手描き。

グロサリーコーナー。
こちらはハワイの商品を揃えたエンド。

茅ヶ崎市はホノルルと姉妹都市を結んでいる。

たまやは、神奈川県産の商品をとても大切にしている。
このパネルのマークをプライスカードやスポッターに
展開して紹介している。

湘南キムチは、県産イワシで作った魚醤を使っているそうだ。

酒コーナーでも県産の日本酒が目立つ。

こちらは丹沢の豆腐。

このエンドも地元の商品。

たまやのオリジナルブレンドのコーヒー。

そしてレジ横でも、地元の菓子コーナー。

たまやの店内を歩いていると、とても楽しい。
さまざまな地方のスーパーを取材しているが、
各コーナーで地元の商品が、このように数多く見られると
とてもうれしくなる。
今回は茅ヶ崎にいるという実感ができて、とてもよかった。
お土産選びにもぜひおすすめしたい。

今回、営業企画部の中村課長に案内をしてもらった。
次回は客として訪問したいと思わせてくれた店だった。

＜By　中山政男＞

首都圏を中心に店舗展開する高質スーパー、クイーンズ伊勢丹。今回は、渋谷区の笹塚店を紹介します。

笹塚店は、ショッピングモール21の地下1階にある。1階から降りる階段上には、からくり時計があり、親子で訪れるお客にとても人気がある。

陳列に趣向を凝らしたフルーツコーナー。

それぞれの品質のよさが伝わる品揃え。

プライスカードには、キャッチコピーを入れ、スッキリと上品にまとめられている。

タイムサービス用のあまおうのカードが、黒地のカードの中でとても目立つので効果的だ。

野菜コーナー。

陳列の乱れもなく管理されており、カラーコーディネイトもきれいだ。

オイシックスコーナー。

生産者の写真入りPOPは、商品の特徴が分かりやすい。

鮮魚コーナー。

鮮度の良い商品の種類も豊富。左右のケースの間に並べられているのは、生姜とみょうがのパック。細かな気配りが感じられる。

干物も豊富。　かますも肉厚だった。

店内で加工している 「ひもの工房 開鮮屋」コーナーもある。

寿司コーナー。

精肉コーナー。

右の黒板は、ドライエイジングビーフなどの説明。文字がとてもきれいで、ていねいに描かれている。

松阪牛の他、A5ランクの黒毛和牛なども揃えている。

豚肉コーナーに設置されているオブジェのブタの首には、「オイシックス担当」と書かれた名札が付けられている。名前は「ささとん」だそう。

惣菜、弁当ともにさまざまな商品が豊富なデリカコーナー。

この日のおすすめは、つくば鶏もも唐揚げ。

つくば鶏もも唐揚げには、児童が書いたPOPも掲示されていて、ほほえましい。訴求力アップにつながる可能性大だ。

リカーコーナー。

高価格な品から、手頃な価格帯まで種類豊富に並ぶワイン。デイリーワインは売れ行きが良いようで、空の木箱が目立つ。

ワインコーナーには各種チーズや生ハム、生サラミなどが並ぶ、おつまみステーションが併設されている。

グロサリーコーナーも、陳列が工夫されているところがあり、また珍しい商品も並ぶので、足を止めるお客が多い。

英字のパッケージの商品に添えられた手描きの黒板POPが、このコーナーをうまく引き立てている。

人気のベーカリーコーナー。

専用のピザ窯で焼きたてを提供している、クイーンズピザ。左奥には、イートインコーナーがある。

コーヒーやこだわりの新鮮素材でつくられたソフトクリームが楽しめるマルシェクリーム。

また、ケース内の野菜やフルーツを、注文の都度、フレッシュジュースにして提供している。

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オリジナル商品もめずらしいものも数多く、笹塚に行くと必ず立ち寄る笹塚店。尾崎店長はとても気さくな方で、撮影を申し込むと「どんどん紹介してください。」と、快諾してくれた。店内の陳列、商品すべてに対する自信の表れだろう。

＜By　中山政男＞