結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年05月17日(火曜日)

ラスベガス最終日の調査研究プレゼンテーション大会の成果

ラスベガスの気温は30度以上。

それでも朝方は涼しい。
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窓の外に広がる空と雲。DSCN9439-6
夜が明ける。

ラスベガス5日目は、
総仕上げの日。

朝8時から全員集合で、
調査分析チーム・プレゼンテーション。
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ラスベガスに着いて、2日目、3日目は、
店を訪れるたびに、
商品と価格の調査をする。
5人1チーム。

それをプライス・フェーシング・グラフに描く。
そしてその内容を分析し、発表する。
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これが、よくできたPFグラフ。
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まずAチームは、
グロサリー部門でケチャップを調査。
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よくできた調査とグラフ、
日本の競争に照らした分析。

優れた発表だった。

最後に、私が前に出て、
補足したり、解説したり、
総括したり。
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Bチームは、日用雑貨班。
トイレットペーパーにチャレンジ。
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新しい商品開発の芽が出ている。
それが判明した。

プレゼンが終わると、
質疑応答。
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鋭い質問に的確に答える。
これも研修の重要な内容。

CチームはHBC班。
日焼け止めを調査して発表した。
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Dチームは、青果部門。
オレンジを調査したが、
その品種分析も試みて、
なかなか良かった。
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青果部門は経験者が多くて、
その経験に基づいた質問が出て、
活発な議論が展開された。
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Eチームは、精肉部門。
ひき肉を調べた。
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アメリカのひき肉は、
日本に比べて意外にシンプルな品揃えだ。
ハンバーガー用がほとんどだからだろう。

これにも質問が出る。
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だんだん盛り上がってきた。

Fチームは、デリ部門。
サンドイッチを調査し、
面白い結論を見つけ出した。
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Gチームは、ベイクドグッズ。
ハンバーガーバンズを調べた。
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アメリカ人は驚くほど、
ハンバーガーバンズを購入する。

そして家庭でも、ハンバーガーを作る。

ここにはチェーンごとの典型的な、
品揃えコンセプトが現れた。

Hチームはデアリー(乳製品)部門。
オーガニックミルクを調査して、
ノンコモディティグッズが、
コモディティ化し始めた事実を突き止めた。
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Iチームは、 冷凍食品班。
三つの冷凍野菜を調べて、
それぞれを分析。
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ウォルマートやスミス(クローガー)、
さらにウィンコやコストコ、トレーダー・ジョーは、
三つの品種のグラフの形が同じで、
価格政策の統一感が出ていた。

私が前に出て、
そのことを指摘した。
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最後に、Jチームは菓子部門で、
ポップコーンを調べた。
グラフからは鮮明に出なかった企業に、
おもしろい取り組みが見られ、
それを読み取って解説。
いいプレゼンテーションだった。
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今年はレベルが高かった。
調査のやり方も内容も、
そして分析も素晴らしかった。

優劣つけがたいプレゼンテーションだった。

その後、休憩時間に、
事務局で優勝、準優勝、三位を決定。
議論百出、なかなか決まらず。
白熱したプレゼンテーションであったことが、
判明した。

それでも、三賞を決定。

休憩後は、表彰式。

まず一昨日の大試食会の表彰から。
敢闘賞はグループ3、
通称じいさんチーム。
代表のヨシズヤ坂東洋一さんに賞品を授与。
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料理大会の優勝は、グループ1。
何よりもうまい料理を提供。
代表はなとりの田中則之さん。
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次に、昨日の朝の理解度テスト表彰。
SABCDの成績をつけるが、
そのS獲得者を表彰。

盛大な拍手をもらって、
10人の名前が呼び上げられた。
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今年のS獲得者は全体の2割。
例年に比べて2倍くらいだった。

毎年、絶対評価をする。
その2割10人のS級は、
凄い結果だった。
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名前を列挙して、表彰しよう。
高橋功さん、
アイディック㈱商品部日配グロサリー課。
笠原あすかさん、
㈱イシダ商品企画課。
瀧原康夫さん、
㈱関西スーパーマーケット経営企画室
広報秘書チームチームリーダー。
八田茂徳さん、
㈱マツモト店舗運営部マネージャー。
小嶋大晶さん、同店舗運営部店長。
松本純さん、同開発総務部マネージャー。
灰野弘一さん、同商品部バイヤー。
小山孝史さん、
㈱ユニバース堅田店副店長。
伊藤嘉信さん、㈱ヨシヅヤ人事総務部係長。
上小路聖さん、同青果部スーパーバイザー。
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おめでとう。

マツモトから4人も出たし、
ヨシズヤも頑張って2人が表彰された。

Aの成績も23人が獲得。
今回は驚くべき成果だった。

ラスベガスに到着する途中、
シアトルでトラブルに巻き込まれた。
しかしその試練を乗り越えて、
今年のbasicチームは、
大きな収穫を得た。

私もうれしかった。
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そのことを話して、
全員を祝福した。
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みんな神妙な顔つきで聞いてくれたが、
うれしそうだった。
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続いて、調査研究表彰。

まず3位に2チームが選ばれた。
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Dチームの青果部門オレンジ、
Gチームのベイクドグッズ・ハンバーガーバンズ。

おめでとう。
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そして準優勝は、Jチーム。
菓子部門でポップコーンを調査分析。
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トレーダー・ジョーのPBは、
ユーモアにあふれたムービー・シアター調。
つまり「映画を見ながら食べてください」と、
パッケージに表現されている。

価格と味や品質だけでなく、
楽しい提案がある。

それがTJ社のポジショニングとなる。

鋭い観察と分析。
当然の準優勝だった。

そして第1位は、
みんなから盛大な拍手をもらった。
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Aチーム、加工食品部門トマトケチャップ。
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一番最初のプレゼンテーションで、
しかも映像が消えるという事故が起こった。
それにもかかわらず、
プレゼン大会全体のレベルを高める、
素晴らしい研究発表だった。

ポジショニング戦略の有無を、
企業ごとに鮮明にして、
この研修の目的を体現したような内容だった。

そして結城義晴の最後の講義。
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メンバー二人から、
4つの質問が寄せられた。
それに答えつつ、
商品問題ではオーガニック分野の総括をし、
チェーンストア理論の整理をし、
最後にロイヤルカスタマー論と、
サービスのマネジメント。

400ページのテキストを、
ほとんど語りきった。
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全員が真剣に聞いてくれた。
私も満足した。

試練を乗り越えて、
成果を挙げた。

それが何よりうれしかったし、
誇らしかった。

ありがとう。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2016年05月16日(月曜日)

暑い暑いラスベガスで熱い熱い調査研究研修は続く

Everybody! Good Monday!
[2016vol20]

2016年も第21週。
5月第3週となって、
気分はもう夏でしょうか。

遠山の流るるままに夏来る  
〈朝日俳壇より 藤沢市・細井華人〉

しかしそれでもちょっと、
春を惜しんでおきたい。

春の宵酔えば酔うほど涙ぐみ
〈日経俳壇より 東京・小宮山千鶴〉

百色の若葉を渡り風無色
〈朝日俳壇 東大阪市・東野太美子〉

さてこちらはアメリカ、
ネバダ州ラスベガスの日曜日。

真夏並みの暑さ。
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朝一番で、理解度テスト。
商人舎Basicコース恒例。
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昨日までの講義内容を、
どこまで理解したか。
それを確認するための記述式テスト。
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30分間の熟考。
そして執筆。

自分の頭の中にある情報の数々を、
集中的に整理し直して、体系化する。

それには記述テストが一番いい。

理解度テストが終わると、
結城義晴の第3回講義。
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理解度テストの解答を再確認した後で、
コモディティ化現象を明らかにする。
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そしてプライベートブランドの成立要件と、
その体系を総整理し、
商品問題の最新トレンドを解説する。
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講義が終わると、
調査班10チームごとに、
その調査データの整理分析タイム。
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1時間半を提供。
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それぞれのデータを表にして、
その内容を分析する。
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もちろん互いに意見を言い合って、
ディスカッションする。
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ウォルマートはどういう価格戦略か、
スミスはどうウォルマートに対抗しているか、
ホールフーズはどんな体系を持っているか。
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全10チームが、
10のカテゴリーごとに、
臨店して店舗の商品政策を調査分析する。
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チームごとにデータを整理し、
ディスカッションして、仮説を立てる。
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それをグラフ化して、提出。

調査分析タイムが終わると、
最後の視察研修へ。
バスの中でもずっと講義は続く。
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まずはフライトトラブルで、
訪れることができなかった店。
クローガー系のスミス。
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この店はコンベンショナルタイプ。
つまり最新のフォーマットにはなっていない。
しかし最新のトレンドが導入されている。
それが寿司売場。
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そしてこのチーズコーナー。
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さらにドーナツ売場。
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クローガーは古い店も、
どんどんリニューアルして、
最新マーチャンダイジングを導入する。
それが既存店48期連続増収をなさしめている。

一方でアルバートソンは、
コンベンショナル型しかない。
なおかつ最新MDの導入もなされていない。

これがクローガーとアルバートソンに、
段違いの成果の格差を生む。

青果部門の鮮度と品揃えも、
クローガーの実力満載。
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ミート&シーフード売場も、
対面コーナーが高レベル。
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奥主通路はすっきりしているが、
随所に核商品が配置されている。
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そして最後にファーマシー売場。
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何度も繰り返すが、
古い店でも最新MDを入れて、
リニューアルを図る。
それがクローガーの現代化作戦である。

次にサマリンショッピングセンター。
そのノードストロームラック。
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ノードストローム百貨店の
オフプライスフォーマット。
だからこんな斬新なマネキンを使う。
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百貨店の売れ残り品を集めて、
それを常設の店舗で売るフォーマットだから
宝探し的な楽しみがある。
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ノードストロームの最強の靴売場は、
ラックでも最強のカテゴリー。
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ノードストロームラックの反対側に、
トレーダー・ジョーの新店。
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いつも花売場が顧客を迎えてくれる。
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入口はバナナから入る青果部門。
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壁面にはサマリンの情景が、
手書きのイラストで描かれている。
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ケチャップのエンド陳列。
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そして核売場のワインコーナー。
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視察最後のスーパーマーケットに、
大いに満足した買物ツアーとなった。

その後、シェイクシャック。
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ニューヨークの超人気ハンバーガーショップ。

ライフスタイルセンターの核店舗でもある。
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ドキドキワクワクしながら、
店に入る。
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メニューボードを見ていると、
ワクワクしてくる。
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カウンターで各自、
自分で注文する。
それも楽しい。
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屋外派は快適な空気の中で、
グルメハンバーガーを楽しむ。
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インストア派もニコニコしながら、
シャックバーガー。
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私はこれ。
シェイクスタック。
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ハンバーガーとマッシュルームバーガーを、
一緒に堪能できる。

うまかった。

最後の視察は、
ラスベガスアウトレットモール。
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アメリカのショッピングセンターは、
古典的な4つのパターンが少しずつ消え失せて、
新しい4つのパターンに転換している。

アウトレットセンターは、
その一つで日本でも人気だ。

オープンエアー方式で、
メーカー直送商品や、
オフプライスストアが並ぶ。
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サックスフィフスoffフィフス。
サックス百貨店のラック・フォーマット。
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パワーセンターとライフスタイルセンター。
そしてこのアウトレットセンターと、
テーマ・フェスティバルセンター。

小売店舗が、
業態からフォーマットに移行したように、
ショッピングセンターも現代化する。

それを身をもって理解するのが、
商人舎の研修会。

成果は大きかった。

そしてラスベガスの中心地区に戻る。
暑い暑いストリップ。
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ホテルに戻ってから、
私たちはホテル・アリアへ。
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その中のシーフードレストラン、
マストロス・オーシャンクラブへ。
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ゴージャスな超人気レストラン。
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前菜はシーフードタワー。
これが美味。
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ワインとシーフードを堪能し、
じっくり議論して大満足。

ヨシヅヤのメンバーと記念写真。
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これでBasic研修は、
最後の調査発表が残されるのみ。

創意を尊びつつ良いことは真似ろ。
そして、
基本と原則を補助線にせよ。

では、皆さんも、
Good Monday!

ありがとう。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2016年05月15日(日曜日)

ラスベガス3日目の講義・視察研修、買物と大試食会

5月15日、日曜日。
4月まではブログ『ジジの気分』でした。

現在は日曜日『猫の目博物誌』
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けれど今日は休載。

ラスベガス3日目の報告。
朝焼けがホテル群を赤く染める。 DSCN8998-1

商人舎ベーシックコースも、
全員が揃い、いよいよ佳境。
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ベーシックは毎朝、
結城義晴の講義でスタートする。
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朝8時から11時まで3時間。
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全員が揃った講義は、熱が入る。
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初めにPFグラフの使い方。
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それから理論編講義。
いま、コンテスト型競争時代。
その新しい競争のなか、
業態がフォーマットに変貌してきた。
その必須要件とポジショニング戦略を、
わかりやすく説明。
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1時間15分の講義を2講座。
その講義後は、カリスマ添乗員の登場。
佐藤公彦さん。
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今夜のイベント「大試食会」の狙いと、
段取りを説明。

そしてリムジンバスで出発。
今日の視察はまず、
アルバートソン。
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かつてのエクセレントカンパニー。
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しかし相変わらずお客がまばら。
われわれ視察メンバーだけが、
やけに目立つ。
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しかもこのプロモーション。
1個買えば1個がタダ、2個がタダ。
売場のいたるところで展開している。
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コーラ2リットル1本、1ドル99セント。
しかし10本買えば10ドルの販促。
コーラを10本購入すると1本1ドルになるが、
いかにも売らんかなの販促。DSCN9054-1

セーフウェイを傘下に入れた投資会社サーベラス。
アルバートソンはその傘下にいて、
セーフウェイの先輩格。
だから社名はアルバートソンになっているが、
先は厳しい。

次に向かったのは、
ターゲット。
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入口のカラフルなプレゼンテーション。
週末土曜のターゲットには
ずいぶんお客が入っている。
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昨年ドラッグ部門1700店分を、
CVSヘルスに売却。
だからターゲットの店内に、
CVSファーマシーがインショップで店を出す。
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Ava & Vivブランドのふくよかなマネキン。
アメリカはこのリアルなマネキンが当たり前。
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隣接するレーンブライアントでも、
ご覧のマネキン。
同社は大サイズ専門ショップ。
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ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。
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スーパーセンター同様、
サマーをテーマにした入口のプロモーション。DSCN3274-1

カラーリングされた縦陳列が見事。DSCN3278-1

青果売場も斜めにゴンドラを配する。
訪れるたびに、新たな、
改善の取り組みが見られる。DSCN9084-1

プライベートブランドだけの、
コーヒーのエンドも縦陳列。
ウォルマートのプレゼン技術は、
格段に高くなっている。
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一方、ウォルマートと55%の店舗が競合する、
クローガー系のスミス。
ラスベガスエリアで最大シェア22%を有する。DSCN3285-1

入口の花売場が素晴らしい。
店に入ったらすぐに、花でお客を出迎える。DSCN9096-1

ザ・ガーデンと名付けられた青果売場。
天井も、壁面も、サインも美しい。DSCN9098-1

さらに、ザ・ディストリクトの、
ホールフーズ。
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ラスベガス地区のホールフーズには、
バーが設けられ始めた。
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ホールフーズはどんどん外食へシフトしている。
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売場のいたるところで、
試飲・試食が展開されている。DSCN9119-1

スミスとホールフーズでは
「大試食会」の食材を購入。
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10人一組みで5グループ。
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視察・調査をしているときとは違い、
食材を吟味し、買い物体験をする。
つまりショッピングエクスペリエンス。
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アメリカ人になったつもりで、
メニューを考える。
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販売スタッフとのコミュニケーションも進む。
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試飲、試食も積極的。
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チーズ売場では全員が試食。
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カート押しはやはり、男性の役目。
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買物をしていると、皆楽しそう。
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ホールフーズの肉売場は、
日本人にも大人気。
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大量の食材と飲料を買い込み、
向かったのは「MR.MAMAS」

このカジュアルレストランを借り切り、
「大試食会」が開かれる。DSCN9162-1

オーナーのニック・パリスさんが、
昨年に引き続いて、
われわれを歓迎してくれる。DSCN9135-1

さぁ、いよいよ始まる。
そんな臨戦態勢の顔つき。DSCN9138-1

そうして調理スタート!
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厨房に入れるのは、
各チーム2人まで。
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早速、氷でビールを冷やす。
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手を洗って準備。
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なにやら食材を掲げてチェック。
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アボカドをカッティング。
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野菜をカットし、
サーモンを広げる。
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ベーコン焼きあがりました!DSCN9171-1

一方、厨房組とは別に、
テーブルでは、
火を使わないメニューをつくり、
セッティングが進む。
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カットサラダの盛り付けをする。DSCN9155-1

こちらでもサラダの彩りを考え、盛り付ける。
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早くも支度を終えたグループ2。
後は厨房のメニュー待ち。
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準備をしながら早々にビールで乾杯、
グループ3の「ジーサン」の面々。
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こちらはビールも飲まず、
丁寧な仕事のグループ1。
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ビール片手に厨房組を待つグループ4。
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そのころ、厨房組は一気に佳境へ。

スパゲティの麺をゆでる。

ガスコンロで何やら煮込む。
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グリルで焼いたり、炒めたり。
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焼きあがったステーキを切り分ける
見事な手さばき。
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できあがった料理を、
スマホで撮影するグループ5。
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すべてのグループの料理が出揃いました。
そこで私も加わって記念撮影。

グループ1のメニューはご覧の通り。
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グループ2はステーキがメイン。
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男性ばかりだったグループ3も、
無事に出来上がり。
スイカをくりぬいて、
フルーツを盛り合わせた技が光った。DSCN9253-1

グループ4は女性2人が活躍。
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グループ5は一番乗りで料理を仕上げた。
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各グループが料理のテーマをプレゼンテーション。
グループ1は「彩りとバランスを考えたメニュー」
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グループ2のテーマは「ラスベガスの休日」
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グループ3は、
ホールフーズの高級食材を中心に揃え、
「高学歴高収入の人たちのパーティメニュー」DSCN9262-1

グループ3のテーマは、
「早く食べたい」
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グループ5は「野菜が食べたい」
野菜豊富なタコスメニュー。
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みんなで料理を見ながら、
プレゼンテーションに耳を傾ける。
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プレゼンテーションの後、
やっと、試食を開始。
私のところにもおすすめ料理が、
次々に運ばれてくる。
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ビールもワインもどんどん注がれて、
いい気分。
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「大試食会」は食べることが楽しい。
しかしいよいよフィナーレ。
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各グループのテーマと味を事務局が吟味し、
優勝と敢闘賞の2グループを表彰。
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「敢闘賞はジーさん(G3)!」
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大喜びのG3メンバー。
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「優勝チームはG1!!」
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肩を組んで喜び、記念撮影。
おめでとう!!
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優勝コメントもよかった。
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最後はニック・パリスさんのあいさつ。
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2年連続でレストランをお借りし
スタッフ全員でサポートしていただいた。

最後は全員で記念撮影。
スタッフの皆さんにも、
本当によくしてもらった。
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全員大満足の笑顔。
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MR.MAMASのパパさん、ママさんと写真。
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買物は楽しい。
調理・料理は楽しい。
みんなでの試食会は楽しい。

そしてなにより、
アメリカ人との交流は楽しい。

パリスさんご夫妻に心から感謝したい。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2016年05月14日(土曜日)

消費増税見送りの「転がる石」とbasicコース2日目の大満足

「首相、消費増税先送り」
日経新聞一面トップ記事。

あったりー!

安倍晋三首相。
来年4月予定の消費税率10%への引き上げを、
再び延期する方針を固め、
政府・与党幹部に増税見送り方針を伝えた。

この情報が日経記者に伝わって、
スクープとなった。

今、検討しているのは、
増税を1~3年延期する場合の影響。

2年後の19年4月か、2020年の4月か。
前者は「東京五輪の前景況」が期待できる。
そのあたりか。

記事に書かれているのは、もうひとつ、
「衆参同日選も見送る意向」

つまり、7月参院選で、
「増税再延期」の信を問う。

その際、衆参同日選挙の実施は、
焦点がまぎれる。

そうした判断が働いたのだろう。

再延期の最大の理由は経済。

消費税率は14年4月、5%から8%へ。
さらに15年10月、10%への再増税の予定。

しかし「個人消費を押し下げ、
デフレ脱却も危うくなる」
そこで14年11月に、10%への引き上げを、
17年4月に延期。

さらにそれは延期されることになる。

国内経済は、
15年10~12月期のGDP改定値が、
実質で前期比0.3%減。

16年1~3月期の速報値も、
低成長予想が多く、
消費者物価も下落。

熊本地震の影響も、
景気に影を落とす。

もう、妥当というよりも、
当然の成り行きだ。

まずは来年の消費増税と軽減税率が、
延期され、清水信次さんの指摘が通った。

しかし、経済状況は予断を許さない。

そのことはしっかりと確認しておきたいし、
方針がころころ変わる安倍政権であることも、
見据えておかねばならない。

朝日新聞一面『折々の言葉』
A rolling stone gathers no moss.
「転がる石に苔は生えない」

元来の意味は、
「職をころころ変えるようでは金はたまらない」

しかし、使われ方は逆になった。
「きびきび働いていれば苔は生えない」

鷲田清一編著者は、問う。
「爺(じじい)」となってもステージで歌い、
唸りつづけるザ・ローリング・ストーンズ。
どっちの意味でこのバンド名を付けた?

もちろんミック・ジャガーが、
苔は生えないなんて、
考えるはずがない。

しかし政策をころころ変えていては、
国の金はたまらない。
つまり経済はよくならない。

安倍晋三も、
A rolling stone gathers no moss。

さて、ラスベガス2日目。
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アメリカ視察ベーシックコース。
モンテカルロホテル。
朝から、ボールルーム8で、
第1回セミナー。
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昨夜0時に到着した参加者たちも
元気に揃った。

未着のメンバーが6名いるが。
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疲れを吹き飛ばすように
講義に力がこもる。
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アメリカ小売業で何を学ぶのか。
有力小売業に共通する理念、
最新のマーケットトレンド、
そして成熟社会の中で
業態からフォーマットへの分化。
DSCN3035-1

朝8時から10時まで
2時間、しっかりと解説。
DSCN3040-1

昨日は成田からラスベガスへ、
24時かけて到着した。
しかし、その疲れも見せず、
皆、真剣に受講。
DSCN3041-1

派遣企業の皆さん。
参加者は元気です。
DSCN3044-1

講義のあと、
チーム分けをして、
すぐに専用バスで出発。

初めに向かったのは
ホールフーズ。
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ここのところ、店の状態は、
以前の絶好調時から、
ややトーンダウン。
DSCN8801-6
その理由は客数の減少。

スプラウツファーマーズマーケットの躍進。
クローガーはじめ各社のオーガニック充実。
それらがホールフーズに影響を与えている。
DSCN8814-6

それでも、ケン・マローンさんが、
店内ツアーをしてくれた。
ラスベガス地区5店舗のバルの責任者。
DSCN8786-6

店内をくまなく歩いて、
解説してくれたその姿には、
ホールフーズ健在を感じさせられた。
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2班に分かれて、
それぞれ30分のツアー。DSCN3098-1

丁寧な解説に、
参加者たちも写真を撮りつつ、
的確に質問。
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1時間以上も、
われわれをもてなしてくれた、
ケンさんに感謝。
DSCN3120-1

つづいてトレーダー・ジョー。
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新製品の1.5リットル箱ワイン。
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地域コミュニティからの感謝状。 DSCN8850-6

ここでもジョン店長にインタビュー。DSCN3121-1

トレーダー・ジョーとホールフーズの違い、
トレーダー・ジョーの強みを
自信満々で、語ってくれた。DSCN3125-1

参加女性陣が囲んで記念写真。DSCN8847-6
みんなうれしそうだ。

そして私とも固い握手。
DSCN3132-1

次にヘンダーソン地区へ。
そしてコストコホールセール。
DSCN8863-6

会員制倉庫型店舗で
売場はローコスト。

それでも魅力的な商品と価格で
アメリカ人の心をつかみ
アメリカ小売業第3位。

その青果部門の倉庫型冷蔵売場。
DSCN8858-6

インストアベーカリーの大型作業場。
まるでパン工場。
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会員費は2533億ドル。
売上高11億3666億ドル、
純利益2377億ドルだから、
商品での利益はほとんどとらない。
会員費で利益を上げるビジネスだ。
DSCN8860-6

コストコは他の小売業に比べて、
営業時間は短い。
土曜日、日曜日は午後6時で閉店する。DSCN8861-6
休日も多い。

ウォルマート・スーパーセンター。
全米第1位の、世界第1位の小売業ウォルマート。
その主力フォーマット。
ヘンダーソン地区、
パワーセンターの核店舗。DSCN3155-1

青果売場は鮮度感も上がったし、
オーガニック商材も増えた。
カットフルーツもカット野菜も充実。 DSCN8879-6

ローカル商品やオーガニックにも力を入れる。DSCN8885-6

陳列も多彩になってきた。DSCN8882-6

オレオのエンドは美しい縦陳列。DSCN8878-6

ロールバック。
DSCN8877-6
2ドル84セントだった商品を、
2ドル48セントに下げた。

視察の2日目と3日目は
10のチームに分かれて、
視察店舗の商品調査を行う。

それぞれカテゴリーの対象商品を決め、
価格とフェイス数を調べる。
これがベーシックコースの特徴。DSCN3150-1

スプラウツファーマーズマーケット。
2013年8月に、ナスダックに上場してから絶好調。DSCN3202-1

入口では季節の新鮮な青果。
DSCN8914-6

農場を描いたイラスト・ボード。
ファーマーズ・マーケットの理念が一目でわかる。
DSCN8912-6

そして店舗奥の青果部門。
これがスプラウツの独自のレイアウト。DSCN8897-6

スケルトンの 天井は、
快適な空間づくりの重要な要素。
その天井にビラが吊り下げられている。
DSCN8899-6

72時間セールの告知。
DSCN8900-6

スプラウツでも、
チームごとに商品を調べる。  DSCN3196-1

商品を調べながら、
丁寧に売場と商品を観察する。DSCN3198-1

スプラウツに隣接する、
トータルワイン。DSCN3206-1

全米18州に130店舗を展開する、
ワインを主力とする酒専門店。DSCN8907-6

アメリカではロゼが大ブーム。
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地ビールのテイスティングコーナー。DSCN8905-6

こちらも常設のワイン試飲コーナー。
DSCN3211-1

おすすめワインをグラスで試飲させる。DSCN3209-1

ワイン専門店で顧客がこれだけレジに並ぶ。
DSCN8908-6

ウィンコ・フーズDSCN3224-1

プロモーションアイテムが並ぶ
入口のウォールオブバリュー。

ここでも対象商品があればすぐに調査。DSCN3216-1

ゲータレード88セント。
アルバートソンよりもウォルマートよりも安いと
価格比較POP でアピール。
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ジャガイモ2ドル18セント。
このボリュームでこの値段。
圧倒的な安さ。
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バナナ1本32セントを大量に陳列。
DSCN8916-6

壁面の葉物売場。
ディスカウントでもきれいな陳列。
クレンリネスもしっかりできている。
DSCN8919-6

ウェットルックの床。
そして売場を横に見通せる設計。
長い陳列線。
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キャンディのバルク販売。
こうした売り方は日本でも可能だ。
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穀物のバルク売り場。
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カラフルなキャンディのバルク売り場。
DSCN8925-6

売場奥壁面のミート売り場。
稼働什器でプロモーションアイテムを展開。
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デアリー売り場のリーチインの牛乳コーナー。
バックヤードから直接補充する。
DSCN8931-6

売り場の最後はインストアベーカリー。DSCN8936-6

小さな稼働什器を使って、
バゲットを98セントで販売。
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最後はボンズ。
スーパーマーケット第2位のセーフウェイ傘下。
セーフウェイがアルバートソンに統合されたから
いまやアルバートソンのバナーのひとつ。 DSCN3237-1

ニューライフスタイルストアで、
青果売り場とデリは、
ウッディな床とスポット照明が特徴。DSCN8969-6

腰高の平台什器。
全体を暗くし、スポット照明を使う。DSCN8949-6

セーフウェイPBのOオーガニック。
DSCN8951-6

ボンズでも、かがみこんで商品を調査。
終日調査を重ねると、最後は、
あっという間に終わる。
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ボンズの駆け足視察・調査を終えると、
ラスベガスには夕闇が迫ってきた。
美しい空。
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1日遅れの懇親夕食会。
午後、6名が合流し、
やっと全員がそろった。

場所はロウリーズ。
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JTBラスベガス支店の橋谷竜太郎支店長。
事務局の小阪裕介さん、
現地スタッフの上松磨代さん、
カリスマ添乗員の佐藤公彦さん。DSCN3253-1

懇親会は私の料理説明から。DSCN8979-6

乾杯の発声は坂東洋一さん。
㈱ヨシヅヤ人事部長。DSCN8982-6

全員がそろい、
ほっとすると同時に、
やっと視察が始まった気がする。DSCN8984-6

皆、疲れたけど、充実した研修を続けたい。DSCN8986-6

サラダのプレゼンテーションに
スマホや携帯をもって押し掛ける。IMG_8216-6

女性を写すためにスマホの手、手、手。DSCN8989-6

カメラ目線のいい笑顔。IMG_8220-6

ロウリーズの名物、
プライムリブのローストビーフ。
切り分けるプレゼンテーション。DSCN3264-1

美味しそうな厚みのあるお肉。DSCN3259-1

柔らかくて、ジューシーで、
大満足。
地ビールを味わいながら、
会話も大いに弾んだ。

締めは、㈱マツモトの八田茂徳さん。
店舗運営部マネジャー。
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八田さんは1人別便で、
ロサンゼルス経由で、
ラスベガスに来た。

最後に到着する予定だったが、
本隊の飛行機遅延トラブルで、
昨日はラスベガスに一番乗り。

一番心配したのが、
八田さんだったかもしれない。

夜もすっかり更け、
おなかも満ちて、
ロウリーズを後にする。
DSCN8997-6

スタートから大事件に見舞われた今回。
やっと通常体制に入った。

これから本番、頑張ります。

〈結城義晴〉

2016年05月13日(金曜日)

ラスベガスへ旅立った「13日の金曜日」の勇気とは?

三菱自動車燃費データ改ざん。
日産自動車がホワイトナイトとなって、
救済に入った。

これはもう、三菱グループに、
その力がないことを浮き彫りにしてしまった。

2000年と2004年に発覚したのが、
大規模なリコール隠し。

この時には、三菱グループが総力を挙げて、
廃業・倒産だけは防いだ。

今回は日産の支援。

毎日新聞『余録』は、
「不行跡が過ぎて『仏の顔も三度』と勘当され、
他人の世話になる落語の若旦那を思わせる」

日産・ルノー連合は三菱自動車を加えて、
世界販売台数959万台。

第1位トヨタ、第2位フォルクスワーゲンに迫る。

その日産のカルロス・ゴーン社長。
日経新聞のインタビューにきっぱり。
「不祥事で失った信頼の回復は
三菱自動車が自らの責任で取り組む問題だ」

「日産の支援を受けて自ら変革することだ。
日産も一歩ずつ時間をかけて復活してきた。
三菱自動車が自主性をもって経営し、
日産が支援する」

さらに三菱自動車の再生。
「やり方はわかっている。
1999年に日産に来たときは、
2度の再建計画がうまくいかず
困難な会社だった」

そして自信を見せる。
「これからやることのほうが
大変だとは思わない」

私も㈱商業界社長時代、
会社再生の時、ゴーン流を採用した。
クロスファンクショナルチームを編成して、
部門の垣根を取り去るやり方だ。

日産がホワイトナイトとなって、
世界競争が展開される。

さて、4月のアメリカ小売業売上高。
市場予測は前月から0.8%の増加。

変動の大きい自動車・同部品を除いたベースでは、
前月比0.5%増の見込み。

3月は前月比でマイナス0.3%だった。
自動車の落ち込みが大きかったからだ。

4月は自動車販売が持ち直す。
しかし4月の雇用統計では雇用者数が大幅下落。

それだけ、個人消費の動向が重要となる。

私たちはそのアメリカに、
飛び立とうとしていた。DSCN8731-6

東京成田国際空港。
DSCN8732-6

今回はデルタ航空。
DSCN8733-6
2008年にノースウェスト航空を買収して、
世界最大の航空会社となったが、
現在は、第1位アメリカン航空、
第2位ユナイテッド航空。

滑走路まで進んだ私たちの機体。
まさに期待を乗せて、
飛び上がるばかりになっていたが、
なぜかゲートに戻った。

そして再度、給油してから、
2時間半後に滑走路へ。
DSCN8734-6

そして飛び立った。
DSCN8735-6

霞ヶ浦にはもう夕闇が迫っていた。
DSCN8736-6

犬吠埼も夕陽に美しい。
DSCN8741-6

情報系統が不具合を起し、
アトランタの本社とやり取りをしたが、
問題が解決するまで時間を食ったらしい。

それでも8時間後に、アメリカ大陸に近づく。
DSCN8743-6

そして見えてきました。
DSCN8745-6

シアトルの街。
DSCN8748-6

しかしこのシアトル・タコマ空港で、
大混乱。

私たちの乗り継ぎ便はすでに離陸していて、
53人分の次の便の手当てが進まない。

結局、8便に分かれて、
ラスベガスに向かうことになった。

デルタ航空とアラスカ航空の
国内線を利用。
最初の便は午後3時過ぎ、
次が4時過ぎ、三番手が5時過ぎ、
その後、6時台の便、最後は9時台と、
団員は8チームに分かれて、
それぞれ主だったチームに事務局が入って、
ラスべガスに向かった。

直行便は一番いい。
ロサンゼルス経由便、
ソルトレークシティ経由便などなど。
さまざまな乗継便で各自がラスベガスに向かった。

デルタ航空のフロントデスクは、
混乱の極み。

私は第一便に乗り込んで、離陸。

すぐに、シアトルのレーニア山が見えた。
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カスケード山脈の最高峰。
標高4392mの「タコマ富士」

もう一つ富士に似た美しい山。
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そして北アメリカ大陸の土色の大地。
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岩肌に刻まれた自然の偉大さ。
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これを見ていると、
「地球に優しい」なんて言葉はあたらない。
むしろ人間の浅はかさ、傲慢さを、
表しているのだと痛感させられる。

2時間ほど経過して、
シェラネバダ山脈。
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頂には積雪が見える。
DSCN8761-6

そして2時間半、最後の山肌を超える。
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すると山裾まで広がるサバーブ、
新興住宅地。
DSCN8763-6

ラスベガス渓谷。
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その中心部のストリップとマッカラン空港。
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このホテル群がラスベガスの中心部。

機体は回り込んで、
ヘンダーソン地区。
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私たちが明日、クリニックするエリア。

到着しました。ラスベガス。
Welcomeと迎えてくれた。
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ホテルに着くと、もうネオンサイン。
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第7陣がホテルに着いたのは、
夜の12時半になっていた。

お疲れさま、ご苦労様。

それでも、意外に、みんな明るかった。
元気だった。

予想しない出来事に出会った、
冒険者たちのようだった。

勇気とは
未知なる世界に一歩、
目隠しで踏み込む
心のあり方だ。

その勇気を全員が体験した。

しかし、最後のチームは、
とうとう便を確保することができず、
シアトル宿泊となってしまった。

考えてみると、
今日は日本時間で、
13日の金曜日だった。

Amen!!
(つづきます)

〈結城義晴〉

 

2016年05月12日(木曜日)

オバマ大統領の広島・長崎訪問と商人舎USAbasic出発

バラク・フセイン・オバマ。
アメリカ合衆国第44代大統領。

広島と長崎を訪れる。
現職大統領として初めてのこと。

日経新聞巻頭言『春秋』

「ヒロシマを訪れたことのある人々は、
以後生きている限り、
世界に平和のメッセージを伝えることだろう」
元ドイツ大統領ワイツゼッカーさんの言葉。

原爆投下から71年。

「原爆投下の判断は間違っていなかった」
「政治的な 遺産づくりにすぎない」

アメリカにはそんな声もあるし、
そんな声は強い。

「原爆の実相を肌で感じ取り、
声なき声を耳にした瞬間、
政治的な思惑などは
頭から消え去ってしまうに違いない」

「そのとき大統領の口から、
どんな言葉が発せられるだろうか」

 

私は思うけれど、
予定原稿を読むだけのスピーチは、
やめてもらいたい。

自分の気持ち、
自分の言葉で、
語ってほしい。

それが2009年10月に、
現職としてノーベル平和賞を受賞した、
オバマ大統領の責任である。

一方、毎日新聞『余禄』
広島、長崎に原爆投下を命じたのは、
第33代大統領ハリー・トルーマン。

戦後、トルーマンは何百回も、
原爆投下の正当性を語った。

当時、頭の痛みを訴えられた側近が
「痛むのは体? それとも心?」
と遠慮なく問うと、
「両方だ」と答えた。

コラムニストは言う。
「王は悪事をなしえず」
国家や大統領は過ちを認めるわけにいかない。
だからトルーマンは、ことさら、
かたくなな態度をとったのかもしれない。

しかし、オバマ大統領。
「どうか広島の被爆の実相を心に刻み、
全世界に伝えていただきたい」

「どんな国家も過ちを犯す
人間の営みにほかならない。
だからこそ『核なき世界』は
人類すべての生存の条件なのである」

同感。

今日、私たちは、
そのアメリカ合衆国へ。

商人舎USA視察ベーシックコース。
もう商人舎として22回目のツアー。
今日12日から18日までの5泊7日間、
ネバダ州ラスベガスで学ぶ。

いつものように、
横浜エアーシティターミナルから、
リムジンバスに乗ると、
すぐにベイブリッジ。DSCN8682-6

みなとみらいが私を送り出してくれる。DSCN8685-6

しばらく走ると、
今度は東京スカイツリー。DSCN8693-6

1時間半ほどで、
成田国際空港第1ターミナル。

チェックインをして、すぐに結団式。

一人ずつ、簡単な挨拶をしてもらう。
トップバッターは、
㈱池五の松浦義則さん。DSCN8696-6

今回は総勢53名となるが、
全員が立ち上がってあいさつ。

顔合わせが終わったら、
結城義晴のガイダンス講義。DSCN8710-6

なぜ、アメリカが学ぶ対象なのか、
なぜ、ラスベガスで学ぶのか。
何を学ぶのか。
どんな姿勢で学ぶのか。
DSCN8711-6
「創意を尊びつつ良いことは真似ろ」
倉本長治。

それからピーター・ドラッカー。
「基本と原則を補助線にせよ」

ラスベガスという都市も、
小売業の進化と同じように、
段階的に発展してきた。
それを感じ取ってほしい、
楽しみつつ、学んでほしい。DSCN8712-6
このベーシックコースは、
真ん中の日に理解度判定テストを行う。

それから最終日には、
グループごとに調査発表と表彰、
そして大調理試食会。

もちろん毎朝講義をするし、
選りすぐりの店舗を訪れて、
見て、聞いて、考える。

商人舎8年と結城義晴40年の、
ノウハウとアイデアをてんこ盛りにして、
企画満載の決定版研修会。

内容はどこのセミナーにも負けない。

次にカリスマ添乗員の佐藤公彦さん。
商人舎研修会には、
必ず参加してくれる。
DSCN8720-6
まさにプロ中のプロ。
カリスマ佐藤の力を借りて、
今回も充実した旅になる。

全員そろって、出発前の写真。DSCN8728-6
この笑顔。

楽しみにしてください。

今回はデルタ航空。
DSCN8730-6
オバマにもトルーマンにも、
対等の立場を貫きつつ、
創意を尊びつつ良いことは真似る。

この心意気で。
いざ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2016年05月11日(水曜日)

auショップの食品販売と「トランプ亡霊」の民主主義

5月の爽やかな風を受けながら、
今日がやってきた。

今週は日曜から昨日の火曜まで大阪。
そして今日は、まさにピンポイントで、
横浜商人舎オフィス。

朝から来客。
別々に来てくれたが、
一緒に写真。IMG_8207-6
右が當仲寛哲さん、
真ん中が常盤勝美さん。

お二人とも商人舎magazineの常連執筆者。

當仲さんは、㈱USP研究所代表取締役所長。
USPは「ユニバーサル・シェル・プログラミング」
UNIXのシェルスクリプトを使って、
大量データを高速処理する。
その「ユニケージ開発手法」の提唱者。

常盤さんは、気象予報士で、
Weather Merchandiser第一人者。
今日は月刊商人舎の企画を相談した。

二人とも仕事の能力は高いし、
仕事の意欲も人一倍強い。

うれしいことだ。

明日から私はアメリカ出張。
その直前のアポイントで、
元気が出てきた。

そのアメリカ・ニューヨークでは、
あのフェアウェイマーケットが、
倒産申請。

アパレルのエアロポステールも、
チャプター11申請。

あんなに元気だった企業が、
あっという間に腐ってくる。

ホールフーズの第2四半期も、
既存店客数が▲2.1%、客単価も▲0.9%、
既存店売上高は▲3.0%。

恐ろしい。

日本では「au店舗で食品販売」
日経新聞の記事。

auはKDDIのサービスブランド名。
携帯電話を含む移動体通信事業、
ならびにKDDI提供のITサービス事業を行う。

全国に約2500店舗のショップを持つが、
2016年度中に1000店で、
地域の特産品やこだわり商品を中心に、
食品販売を始める。

売場には冷蔵機能付きの専用棚を設置。

商品は、例えば、
コーヒー専門店「丸山珈琲」の製品、
無添加野菜100%ジュース「順造選」など、
30~50品目。

そう簡単にうまくいくとは考えられないが、
あらゆる業態・フォーマットが、
食品を扱い始める。

それはアメリカでも同じこと。

ウォルグリーンやCVSファーマシー、
さらにダラーゼネラル。
もちろんウォルマート、コストコ。

それらがこぞって、
オーガニックやローカルを扱う。

ホールフーズといえども、
特別のポジショニングを維持することが、
難しくなってきた。

auショップが食品を扱うと、
ソフトバンクやドコモもやがて、
それに追随するだろう。

KDDIは食品販売とあわせて、
通販サイトの品ぞろえも拡大する。
現在は数千点だが、
それを日用品を中心に10万点に広げる。

これは完全に、
業態を超えた競争を意味する。

日米欧。
激変はまだまだ、
収まらない。

最後に英国エコノミスト誌。
“Trump’s triumph”の記事が話題になって、
あちこちで取り上げられている。

日経新聞が昨日の朝刊で翻訳して掲載。

タイトルは、
「トランプ氏指名、悲劇の始まり」

創設以来160年の歴史を持つ共和党が、
「テロリストの家族を殺すと言い、
支持者による暴力を奨励し、
とっぴな陰謀説を度々口にし、
保護主義的で経済的に無知で、
自分で自分の首を絞めるような政策を掲げる」
そんな人間を大統領候補に決めた。

「トランプが勝ち進めるのはここまでだとしても
同氏はすでに実害をもたらし、
今後数カ月でさらに被害が拡大する。
しかも同氏が大統領の座を勝ち取る可能性は
ゼロを大きく上回る」

このあと、激しい口調で、
トランプ批判が展開される。

「本誌エコノミストを含め、
グローバル化と米国主導の
自由主義秩序の恩恵を信じる人には、
実に恐ろしい世界観だ」

「幸いにもトランプ氏は
11月8日の本選挙で負けるだろう」

「だがそれもわずかな慰めでしかない。
というのも、たとえ本選で勝たなくても、
トランプ氏が大統領の候補指名を
獲得したこと自体が問題だからだ」

「有権者はこの先半年間、
民主党の対抗馬ヒラリー・クリントン氏が
ペテン師で嘘つきだと
繰り返し聞かされることになる。
その結果、たとえクリントン氏が勝っても
その言葉は人々の心に残る。
そう信じた人は
ペテン師が大統領になったと怒り、
クリントン氏は弱体化する」

「国連安全保障理事会であれ、
中国との2国間協議の場であれ、
米国とのあらゆる会合に、
本選挙までトランプ氏の亡霊が現れる」

トランプの亡霊。

「対立が絶えない共和党は、
実際に分裂するかもしれない。
たとえトランプ氏が負けても、
移民排斥主義と経済ポピュリズムを掲げて
党候補に指名される道があることが示された」

「今のところトランプ氏が勝利する確率は低いが、
何が起こるかはわからない」

しかし、
「同氏が党の候補指名を勝ち取ることは
共和党と米国、そして世界にとって、
悲劇を生む素地をはらんでいるのだ」

日経新聞on-lineの経営者ブログ。
IIJ会長の鈴木幸一さんはいつも鋭い。

トランプ共和党大統領候補に対して、
「選挙民が投票で政治家を選ぶという
民主主義の根幹にかかわる制度が、
極めて危うい状況になっているのではないか
という深刻な思いに至ってしまう」

「ソクラテスが投票によって有罪とされ
死を選んだという話から、
ヒトラーも選挙で多数を占めたという事実まで、
民主主義の根幹の制度が、
基本的に危うい構造であることは、
既知のことである」

「それが民主主義と表現の自由を標榜している
米国で起こっていること自体が、
ことの深刻さ を浮き彫りにしている」

そのとおり。

日本の政治にも、
日本の小売業界にも、
ポピュリズムの芽が生まれている。

善良なアンパンマンよりも、
攻撃的なバイキンマンが人気。

やなせたかしのバイキンマンには、
まだまだかわいげがあるが、
トランプの亡霊には、
民主主義の危うさがある。

〈結城義晴〉

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