結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年08月29日(金曜日)

オーケー川口中青木店開業と「人間発見」の玉置泰さん

オーケー川口中青木店が開業した。
昨日の8月28日、金曜日。ok-facade

山本恭広編集長が取材に行った。

JR京浜東北線川口駅から、
東に2㎞弱入った住宅地。

とくにメディア向けの案内はなかったが、
事前に店舗撮影と取材を申し込んだ。
取材者はたった一人だった。

オーケーとしては川口市内5店舗目。
59万5000人の人口の川口に集中出店している。

オーケーのこの新店は、
強いチェーンが集まる激戦地内に飛び込んだ。

1998年10月にオープンしたのが、
サミットストア川口青木店。summit

2001年7月にはベルク中青木店。belc

そして2003年12月に、
ヤオコー川口朝日店が最後発で登場。yaoko-facade1

どの店もオープン以来、20年以上が経過した。

この間、どの店も改装を施し、
最新のMDを展開している。

今、ヤオコーが外壁をリフレッシュ中。yaoko-kawaguchi

オーケーの建物は地下1階地上4階。
売場面積500坪を確保するために、
1階は搬入口と駐車場用の車路スペースとした。
2階から上は駐車場にして、
地下1階に売場を設けた。

9時半に店舗に到着。
開店前には200人が並んだ。

8時半のオープンのあと、
1階で入場制限をしながら、
エスカレータで顧客を誘導する。

次々とエスカレータを降りてきた顧客に、
従業員がカートを渡す。ok-produce

売場先頭の壁面には、
シャインマスカットと巨峰の大量陳列。ok-grape

第1主通路に青果、鮮魚、精肉を集中させる。
このゾーニングはオーケーの定石だ。ok-1st

売場最終コーナーは惣菜とベーカリー。
開店日限定の握り寿司と焼きたてピザに、
顧客が群がる。ok-deli

二宮涼太郎社長は、
手応えを語ってくれた。ok-ninomiya

「川口市内の既存店の地主さんのご縁で、
この店の土地が確保できました」

「川口はオーケーの認知度が高いエリアです。
この店の周囲にはいろいろな国のお客さまが、
住まわれています。
それが特徴ですが、
しっかり対応していきます」

激戦区ではあるが、
手ごたえ十分といった印象だった。

詳細は月刊商人舎9月号に掲載する。

山本編集長のルポルタージュ。
ご期待ください。

さて日経新聞夕刊の「人間発見」
今週の月曜日から5日連続で、
玉置泰さんが登場。

楽しみに読み続けてきたが、
金曜日の今日が最終回。
玉置泰

肩書は、
「ITM伊丹記念財団理事長、一六会長」

ITMグループの祖業は菓子の一六。
自動車販売のネッツトヨタ愛媛と、
スーパーマーケットのセブンスターなど、
愛媛県で多角的に事業を展開している。
年商は約400億円。
愛媛県を代表する企業グループだ。

その玉置さんは、
伊丹十三記念館理事長である。

この「人間発見」は、
その人の意外な側面を発見する、
という趣旨の連載だ。

玉置さんは、
立派な経営者であり、
なおかつ映画プロデューサーであり、
伊丹十三記念館を運営する。

そこにスポットを当てた。

玉置泰さんの父上は、
商業界全国同友会の重鎮だった。
つまり倉本長治の愛弟子だった。

その意味でも私はお世話になった。

玉置さんは同郷の伊丹十三さんに、
一六タルトのCMに出てもらうことで知り合いになる。

それから伊丹さんの初めての映画製作に協力する。
「お葬式」への出資だ。

それが大成功して、
伊丹映画は高く評価され、
次の「タンポポ」などの名作につながっていく。

玉置さんは伊丹プロダクション社長となって、
その後も伊丹さんを支え続ける。

映画「スーパーの女」は記念碑のような作品だ。
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玉置さんはセブンスターの社長だった。

伊丹さんが中内功さんに興味をもっていた。
しかし玉置さんは反対した。
「価格破壊は1~2年で魅力を失うような言葉で、
映画にはなりませんよ」

そこで玉置さんは、
サミット社長の荒井伸也さんに引き合わせる。
伊丹さんは荒井さんの「スーパー愛」に感動する。

そこから映画づくりが始まった。

玉置さんと荒井さんが全面的に支援して、
「スーパーの女」は制作され、封切され、
大ヒットする。

スーパーマーケット業界は産業を上げて、
この映画を支援する。

私も旧サミット方南町店での撮影現場や、
布田の撮影所を訪れて、
少しだけ協力した。

その撮影所の伊丹組の事務所には、
「小説スーパーマーケット」、
「日本スーパーマーケット原論」、
そして食品商業別冊がずらりと並んでいた。
「惣菜の教科書」や「サミットスタディ」などなど。

伊丹さんや製作スタッフたちが、
「面白い、面白い」と言って読んでくれたそうだ。

このときの映画のプログラムに、
私は一文を書いた。

私自身がスーパーマーケットで泣いた話。

食品商業誌上では、
対談「伊丹十三×荒井伸也」を掲載した。

その伊丹さんが突然、亡くなった。
玉置さんは慟哭しながらも、
奔走してすべての実務を処理した。

そんなことが5日にわたって描かれた。
いい連載だった。

今、玉置さんはお二人の息子さんに、
それぞれの事業の社長を任せて、
会長の座にある。

伊丹プロダクション社長は、
伊丹夫妻の次男、池内万平さんに譲った。

私も伊丹映画のファンだ。
とくに好きな作品は「タンポポ」。
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それから「あげまん」。
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もちろん「スーパーの女」はいい。
これらの映画は玉置泰さんの作品でもある。

ありがとうございます。

〈結城義晴〉


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