【#875】シコシコ麺の新「焼きそば」
シコシコ麺の新「焼きそば」
~夏のスナックメニューは麺の力~
夏はスナックが定番商品
食事にもなりおやつにもなる
焼きそばは必須商品なのです
安くてボリュームがあって
人気で確実に売れる利益商品
たくさん売りたい利益商品です
しかし利益の少ない
メーカー冷凍の「焼きそば」を
解凍して販売するなど
していませんか
新しい「焼きそば」が
求められています
当店自慢の焼きそばをつくりたい
惣菜の絶対命令なのです
その売れる㊙のコツは
「麺のシコシコ食感」でした
専門店の鉄板焼きそばに
人気があるのは麺の
シコシコ食感
惣菜の焼きそば麺が
シコシコならば評判に
なるはずです
用意するのは少し太麺の
焼きそば用の「蒸し焼きそば麺」
近くの製麺所から仕入れます
もともと蒸し麺は伸びています
コシはほとんどありません
コシのあるシコシコ麺は
蒸し麺や茹で麺を
炒め続けることでつくれます
安いふにゃふにゃ麺でも
炒めて炒め続けることで
あら!不思議
伸びた柔らか麺でも
フライパンで長く炒めれば
麺の水分が抜けて
コシが出てくるのです
これはプロのテクニック
鉄板焼きそば そして
焼うどんの㊙調理術です
伸びている焼きそば蒸し麺
伸びている茹でうどんでも
おいしく再生可能
新しい調理技術です
伸びた麺はフライパンや
中華鍋を使って炒め続ければ
伸びた麺のコシが再生します
テフロンの調理器具があれば
誰にでもつくれます
基本はのびた麺を
今までより少々時間をかけて
炒めてからソースを使って
味付けして仕上げることです
手で炒めるのが面倒ならば
スチコンの天板に伸びた麺を
広げてソースをまぶして
170℃で2分焼き
ひっくり返してほぐして
ソースをまぶして2分焼きを
数回やれば麺のコシが出てきます
新しいスチコンの使い方
熱いので耐熱手袋を
使ってつくります
新焼きそばの誕生です
大量につくれます
さらに目玉焼きを乗せれば
焼きそば最強メニューに
★林廣美のワンポイント★
焼きそば、焼うどんの売上げは思ったよりも多く、利益も大きい商品です。惣菜では数が売れる商品を差別化商品にすることで客数も増えるので、誰でもつくれるようにマニュアルをつくり直します。安くて数多く売れる商品ほど大事に育てることが大切です。ソースの研究は進んでいるのですが、麺の研究はもう一つです。焼きそば、焼うどんのキャベツなどの野菜は先に炒めておき、麺のでき上がりに加えて仕上げます。
●林先生の家庭料理教室●
袋茹でうどん、茹でた乾麺うどんなど、料理をして残ったうどん、茹でたスパゲッティを生き返らせる調理技術をマスターしてください。「茹でうどん」は中火で熱したフライパンで油少々で麺を気長に炒めれば、シコシコの「炒めうどん」になります。焼きそばの「蒸しそば麺」も中火で焦げないように炒め続けて麺の水分をとばすように炒めると、モチモチのシコシコになります。テフロンのフライパンで炒めれば簡単です。麺がシコシコになったらソースなどで味付けします。のびたスパゲッティもまずは炒めてシコシコに。有名喫茶店のスパゲッティに負けません。ケチャップを加えてからもしばらく炒め続けてください。何回か練習すればすぐにマスターできます。
<By 林廣美>