【#892】小さめ「エビフライ」

小さめ「エビフライ」
~年末年始のヒットメニューはこれだ!~
クリスマスが終わると
一気に新年の惣菜に変わる
売れるメニューが
がらりと変わるところが
バイヤー泣かせの
頭の痛い時期です
12月31日は誰が何と言おうと
年越しそばの「海老天」で決まり
海老天は海老が大きいほど人気
でもへそ曲がりな客もいるのです
家族全員が喜ぶ「エビフライ」
手づくりなら最強商品です
「エビフライ」なら小さな海老でも
安くてたくさん食べられると人気
海老には摩訶不思議な
魅力があるのです
「エビフライ」の冷凍原料
もありますが人気なのは
手づくりです
海老の皮を剥いて
パン粉付けをしなければなりませんが
手づくりの「エビフライ」こそ
何よりのご馳走惣菜なのです
そこで12月25日から
1月3日までロングランの
「エビフライ」の売り込みをします
できるだけ手づくりに挑戦します
ですがもし仕入れで
冷凍既製原料が安く仕入れることができて
その分、安く売れるのなら
冷凍原料でもよいでしょう
年末は冷凍
新年は手作りなど
「エビフライ」を上手に使って
売り込む方法もあります
「エビフライ」だからこそ
そんな計画を立てることが
できるのです
★林廣美のワンポイント★
エビフライが手づくりかどうかは、パックを見ればすぐにわかります。「エビフライ」の冷凍原料にはシッポにパン粉は付いていません。シッポがきれいに出ています。手づくりだといちいちパン粉を取る手間が大変なので、写真のようにシッポまでパン粉が付いていることが多いのです。
客はそのことに気づいています。さらに食べるとおいしさの違いが判るからでしょう。しかもカリッと揚がったシッポは海老好きの食通たちが喜びます。ですから小さめの海老でもシッポまで食べられる商品が人気なのです。POPで「尻尾までカリッと揚がっているので、そのおいしさを味わってください!」と、訴求するのも効き目があります。
●林先生の家庭料理教室●

私事ですが、12月31日になるとおいしい手づくりの「海老天」と「エビフライ」を惣菜売場で買い求め、ジッパー付のポリ袋に空気を抜いて入れて、冷却室に保存(肉などを保存する低温スペース)します。なぜかというと来客等の時に、麺つゆを使って玉ねぎと一緒にさっと煮込んで、卵でとじて「海老天丼」にするためです。元旦までおいしく食べられます。ただ、冷蔵庫保存しているので、煮る時はしっかりと煮てください。
だからと言って惣菜の「海老天」を冷凍することはお勧めしません。冷凍で海老の食感が変わり、煮込んで天丼にしても海老がパサパサでおいしくないからです。海老の冷凍は家庭用冷蔵庫の冷凍室では難しいと思います。買い求める時は揚げたてを確認して購入します。
<By 林廣美>








