【#871】青豆とコーンのつまみ揚げ
青豆とコーンのつまみ揚げ
~旬の味を手軽な価格で提供~
安さとおいしさを兼ね備えた
惣菜ならではの天ぷらです
原価の安い冷凍野菜を使います
一つは冷凍グリンピース
もう一つは冷凍コーン
㊙ポイントはそれぞれに
おいしい下味を付けることです
惣菜は単なる家庭料理では
客からお金は貰えません
何かしらの㊙調理技術があってこそ
お金の貰える人気惣菜になります
飲食専門店に負けない
「おいしさ技術」が無くては
これからの惣菜商品では
通用しないのでは?
そこで「おいしくない」と言われる
冷凍グリンピースとコーンに
おいしい下味を付けます
同量の冷凍グリンピースと
コーンをポリ袋に入れて
両方の目方の5%の
砂糖を加えてよく混ぜ合わせ
余計な空気を抜いてから口を閉じ
冷蔵庫で一晩かけて解凍します
こうすると全体的に
薄く甘味が付きます
ボウルに下味をつけた
グリンピースとコーンを入れて
その上から業務用天ぷら粉を加え
水を少しずつ入れながら
混ぜ合わせます
全体がベトベトの状態になったら
少しずつ指先でつまんで
油で揚げます
揚がった後は塩を少なめに
振りかけてトレーに盛り付け
単純でもおいしさは格別
おつまみやおかずに
山盛りで販売します
★林廣美のワンポイント★
簡単だからと、冷凍原料を下味もつけずにそのまま使って商品を作ってはいけません。売れません。失敗するので厳禁です。必ず下味を付けて商品化をすることです。
また普通の天ぷらの場合は天ぷら粉を水に溶いて使いますが、“つまみ揚げ”の時には、衣も大事なのでこのやり方はしません。材料をボウルに入れ、その上にてんぷら粉を振りかけて、水を少しずつ加えては混ぜ合わせて様子を見て、さらに粉と水を加える、を繰り返して衣の加減をします。粉と材料がベトベトの状態で混ざり合うようにつくります。
タネを指先でつまむようにして、この材料を油に入れて揚げます。これを「つまみ揚げ」と言います。馴れると大量生産が楽にできます。
●林先生の家庭料理教室●
家庭用ならつまみ揚げではなく、油多めのフライパンで「つまみ焼き」にします。スプーンですくって入れれば、手も汚れません。材料はグリンピースとコーンだけではなく、小海老の干しエビ、鶏ひき肉なども加えて作れば、おかずになります。
食べる時は天つゆではなく、サラダ用の「胡麻ドレッシング」をかけて食べるレシピにすれば、豪華な一品にもなります。あればレモンを添えてください。
<By 林廣美>