【#873】脂のりアジフライ
脂のりアジフライ
~旬の新鮮アジをつかって~
アジフライは
魚のフライの中で
不思議とよく売れる
定番の惣菜フライです
惣菜フライの人気では
コロッケが一番ですが
魚のフライでは
アジのフライが一番です
アジフライの売り込みです
材料は冷凍原料を使いますが
九州は長崎松浦産のアジに注目
五島列島の漁場で獲れるアジは
日本で一番の漁獲量です
しかも身に脂ものっています
2019年、松浦市は
「アジフライの聖地」を宣言
ブランド化したアジは
日本中にたくさんあるので
店に近い産地の人気のアジで
安さよりおいしさを追求した
アジフライの商品開発をします
「〇〇産」と銘打っての
売り込みも効果があります
★林廣美のワンポイント★
惣菜では、安い外国産の冷食原料のアジフライもありますが、脂の乗りが少なく、おいしさも劣ります。そこで旬の時は国産を売り込みます。特に魚市場が近くにあり、新鮮なアジが手に入るようなら、開いたアジを仕入れてパン粉を付けて、「冷凍ではありません!」とアピールして販売するのも効果的で良いでしょう。冷凍原料のアジフライでも、国産で鮮度を活かしてつくられた冷凍原料も多いので、少々値段がかかっても鮮度の良い産地のものを選んで売り込みます。
●林先生の家庭料理教室●
夏の味としてスーパーで旬の小アジのパックを見かけたら買い求めましょう。そのまま小麦粉か唐揚げ粉をまぶして、フライパンに少な目の油を入れ、中火で時間を長めに唐揚げにします。醤油(大さじ1)、酢(大さじ2~3)、砂糖(大さじ2)、で三杯酢をつくり、ニンジン、ピーマン、キュウリなどの野菜と共に「甘酢の南蛮漬け」にします。
いつもよりおいしくするコツは、調味料の砂糖を減らして本味醂で甘味を付ける方法です。味醂風調味料ではなく、本味醂を必ず使ってください。
<By 林廣美>