【#888】胡麻たっぷり「オクラ胡麻和え」

胡麻たっぷり「オクラ胡麻和え」
~売上げ不調時に売り込む商品!~
11月は惣菜商品が動かない
無理に売り込もうとすると
ロスが出て利益が下がる月
11月から12月23日までは
毎年惣菜の動きが鈍い
そこでロスを出さずに売れる
商品をつくって売り込みます
冷凍野菜食品を使った「和え物」2品
「オクラの胡麻和え」と
「インゲンの胡麻和え」です
この商品は原料メーカーがあり
簡単に調理できると評判ですが
競合店も同じ味の商品が多い
そこでひと手間かけて
売上げUPと差別化を図ります
㊙テクニックです
冷凍野菜を研究して
冷凍野菜の欠点を理解します
それは野菜を普通に冷凍すると
野菜の自然の甘味が減少して
おいしさが失われまずくなる
ここに「胡麻和え」の素を
まぶしてもおいしい味は出せません
口に入れた時に「胡麻和え」の
甘さや旨さが先に感じられたあと
口に冷凍野菜の味だけが
残ってしまいます
そこで冷凍野菜に甘さを加えて
野菜本来の味に近づけます
このテクニックが売れる秘訣です
まず大切なのは使う冷凍野菜
解凍後そのまま食べられる野菜かどうか?
が重要です
解凍してそのまま食べてよい冷凍野菜ならば
「胡麻和え」などに使えます
冷凍メーカーに専用の冷凍野菜なのか
確認しましょう
そのまま食べられる冷凍野菜に
冷凍野菜の5%分量の砂糖を振りかけて
解凍しながら甘味を付けます
おいしさの違いは歴然です
冷凍野菜一袋ずつ
ポリ袋などに入れて
分量の砂糖を加え
振ってよくまぶし
袋ごと解凍します
一度に大量につくると失敗します
手間でも少量ずつつくります
メーカーの「胡麻和えの素」は
決められた解凍野菜との
分量で混ぜ合わせます
パックした和え物の緑色に気を配り
早めに売り切ります
★林廣美のワンポイント★
過去の経験からの報告。毎年11月から12月23日までは惣菜商品が動かない時期です。それでも最近は、惣菜の需要増加もあって売れる商品も増えていますが、確実に売れる商品を中心に売り込みます。鶏ムネ肉唐揚げ、コロッケをはじめとした安い揚げ物が人気ですが、野菜の煮物、おでん、季節商品の野菜やキノコの「胡麻和え」など価格の安くて秋らしい商品も重点商品です。安いのに「オヤ?おいしい!」と感じさせることが売れる販促になります。
メーカーのおいしい「胡麻和えの素」はおすすめです。つくる手間が省けます。砂糖を加えて冷凍野菜を解凍する工夫には、野菜の緑色を長持ちさせる効果もあります。
●林先生の家庭料理教室●
今回は「チョイ足し」メニューです。使う材料は、どこのスーパーでも販売している、大手ハムメーカーの大きな袋に入って販売されている「ピザ」です。ピザの上に別売りのピザ用シュレッダーチーズをたっぷりと乗せて焼く方法。たっぷりと足したチーズで、宅配ピザに負けないぜいたくなピザが手軽に食べられます。メーカーの「マルゲリータピザ」にハムやソーセージ、茹で卵、アンチョビやハム、ブロッコリーなどをプラスして焼くと、宅配ピザよりも豪華なオリジナルピザがつくれます。忙しい時の食事メニューなどにおすすめ。

<By 林廣美>










