【#887】手づくり小粒カキフライ

手づくり小粒カキフライ
~小さくても味はピカイチ秋の必須商品~
「小粒カキでも旨味たっぷり」
秋の旬は海のカキと山の柿
カキフライは惣菜の人気商品
メーカー提供の冷凍カキを
揚げての販売
ありふれた惣菜売場の風景です
手づくりのカキフライは
どんな味か知っていますか?
本物の味を届けませんか!
カキフライを差別化したい
味も差別化したい
旬の味を惣菜で届けたい
メーカーのカキフライも
おいしいけれども
小粒でも手づくりは美味
見た目は小粒でも旨味は濃い
値段も安くお買い得です
原料のカキにひと工夫
鮮魚部門でブロック凍結を
仕入れて解凍して使う
手づくりだから安く販売可能
解凍したカキは
沸騰した熱湯でさっと茹でる
カキの中心は生に近い状態のまま
外側だけを加熱
茹でたら
冷水で中心まで冷やし
取り出して水気を切り
さらに冷蔵庫で冷やして
低温管理の前日作業
この処理でカキは丸く
外側が固めになるので
手づくりトンカツのように
パン粉を付けて
油で揚げます
小さなカキフライが
大きなカキフライに勝つ㊙技術
同じ値段でフライの数も
増やせるので人気商品に
おいしいパン粉も決め手です
★林廣美のワンポイント★
とにかくおいしいパン粉を使います。冷凍カキは大きな塊で冷凍されているので、使う日を逆算して冷蔵庫に移し、2~3日かけて解凍します。急ぐ時には流水解凍でも構いませんが、流水解凍したらすぐに水からあげることです。水に漬けたままだと水っぽくなってまずくなります。解凍したカキは2日で使い切ります。
パン粉付けはトンカツと同じように、水で溶いた業務用バッターとパン粉を付けます。見た目が多少悪くても手づくりが強調されていれば大丈夫です。ただし、カキフライは揚げ方に気を付けて。小さいカキフライは揚げ時間がかなり短くなります。くれぐれも揚げ過ぎないように気を付けましょう。
●林先生の家庭料理教室●

夕食のカキフライに挑戦。鮮魚売場で「生食用」のカキではなく、なべ物用など「加熱用」のカキを買い求めます。値段がまったく違います。安い方が加熱用です。
カキを少し濃い目の塩水で軽く振り洗いをします(味も付きます)。ペーパータオルで水気を拭き取ります。卵を割りほぐした卵液に小麦粉を加え、濃い目のドロドロ液をつくります。ここに水気を取ったカキを多めに入れて、強めにかき混ぜてカキに卵液をしっかりと付けてから、パン粉をまぶすと、楽にパン粉が付きます。
フライパンに油を少なめに入れて「焼き揚げ調理」(焼くようにして途中でカキの上下をひっくり返して焼くように揚げます)で仕上げます。野菜のナスやサツマイモなどの野菜も加えて焼き揚げをすると、豪華な一品になります。
<By 林廣美>








