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林廣美の今週のお惣菜

林廣美の今週のお惣菜

【#913】店内手づくり「ポテトサラダ」

2026年05月29日(金曜日)
カテゴリー:
  • 和風惣菜
  
10:00 AM

20260528_hayashi

店内手づくり「ポテトサラダ」
 ~新鮮なジャガイモの味が人気~
ポテトサラダといえば
今ではメーカー製造品が定番品
なぜ店手づくりにするの?疑問!

惣菜売場の活性化のため
おいしい「ポテサラ」は
惣菜の原点で本物だからです

自店を話題の店にしたい!
惣菜の原点手づくりのでき立ての
注目ポテトサラダです
グルメのポテトサラダで勝負

本物のポテトサラダの旨さを
知っている人は少ないのです
信じられないおいしさですよ

シンプルなジャガイモの旨さ
まずはおいしいジャガイモ探しです

品種はメークイーンを探します
皮が剝きやすいからです

綺麗に洗ってスチコンに投入
柔らかくなるまで蒸し上げます

手に厚手のゴム手袋をはめ
熱いジャガイモを持ち
調理用ピンセットで芋の皮を
つまんで剥いでいきます
意外と簡単に剥けます

剥いたイモは熱いうちにボールに
入れて甘酢をかけてつぶします
ここで㊙テクニックです

甘酢は寿司で使う業務用の
(寿司用の合わせ酢)を使用
ジャガイモの重量の5~6%くらい
おいしい味がここで付きます
よくつぶし冷蔵庫で冷却

人参は薄切りにして茹でておき
キュウリも薄切りにして
1時間ほど甘酢に漬け
絞っておきます

ジャガイモを冷蔵庫で冷やしたら
全部の材料を合わせて
マヨネーズをたっぷり使って
(材料の10%くらいが目安)
好みの味付けに仕上げます

使った材料調味料はすべて記録
次回から同じ分量でつくります

「サラダ」は当日限りの販売
たくさんの量はできません
それでよいのです!
欲しいお客さんは早く来店します
いつものメーカーサラダも併売

おいしさを話題にします


★林廣美のワンポイント★

ポテトサラダのつくり方はネットにたくさん出ています。でもいつも家庭でつくっているレシピでキチンとつくれば、おいしいサラダはできます。気を付けることは、おいしいジャガイモを選び、スチコンでよく蒸し、隠しテクニックに寿司用の「甘酢」を使う、この2点です。

インターネットでよくみられる作り方には、晒した玉ねぎを加えて作るようになっているものが多いのですが、玉ねぎを嫌がる子供が多いので外して作ります。ジャガイモをよく蒸す、寿司用の甘酢を使うこと、これで人気のポテトサラダになります。

つくり方は易しいので分量は、店の好みで決めてください。それが個性の味になり、人気につながります。商品開発の勉強にもなります。

でき立ての味は格別の販促。ポテトサラダは冷やし続けるとおいしさが半減します。メーカーのポテトサラダを、レンジでチンをして食べるとおいしいので理由がよくわかります。自店サラダをつくる時には、衛生管理に十分に気を付けてください。


 

●林先生の家庭料理教室●

hayashi-hiromi_2

少量のポテトサラダをつくる時には、ジャガイモを2個洗ってポリ袋に入れて、レンジで7分間ほど加熱します。ジャガイモに楊枝がすっと入ればOKです。皮を剥いてボールに入れて市販の「甘酢」をジャガイモの5%くらいの量を入れてつぶして、室温に冷ましてから好みの量のマヨネーズを加えてつぶします。入れながら途中で味を確かめてマヨネーズの量を調節してください。甘みが足りないようなら砂糖を少し足します。

<By 林廣美>

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【#912】創作「のり弁」

2026年05月22日(金曜日)
カテゴリー:
  • 弁当・おにぎり・丼
  
10:00 AM

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創作「のり弁」
 ~今こそ「のり弁」でインフレ対策の攻撃販売~
最近惣菜で目立っている弁当
それが創作の「海苔弁」です
なんでも値上げの今こそ
知恵と工夫が必要です

ご飯の上に
醤油をまぶした鰹節を
ふりかけのようにまき散らし
海苔をかぶせるので「のり弁」
のり弁と命名された由来です

そして海苔の上におかずを
飾るように盛り付けました

写真は定番の「のり弁」です
一番左端には「フライ」
ソースがかかっています
二番目は「ちくわの天ぷら」
三番目は定番の「焼鮭切り身」
一番右はこれも定番「卵焼き」
その端に「きんぴらごぼう」
これが定番です

不思議と値段もそれなりの弁当
つくるのも手間のかからない
店にある商品で生まれた傑作です

そこで提案です
店の売れ筋商品で
店独自の創作「のり弁」を
開発します

海苔が高価になりました
一枚海苔をではなく
「刻み海苔」に変えます
すると食べやすくなるし
コストも下がります

おかずは店人気の
鶏唐揚げやとり天
魚肉ソーセージ天や
野菜アスパラ天
味付け卵
と自由自在に変えます

春巻き 棒餃子など工夫した
おかずの盛り付けで七変化

弁当は今後の惣菜の重要商品
飽きさせないテクニックが
創作「のり弁」にはあるのです


★林廣美のワンポイント★

「のり弁」の難点だった海苔が食べにくかったこと。「刻み海苔」を使うことでコストを少しでも下げられるのと、海苔が食べやすくなること。海苔の風味と味を損なわずおいしい商品改良ができます。手づくり商品に冷凍食材を組み入れて、メニューの変化が広がり味や季節感などを盛り込むことができます。新しい弁当の開発が楽になります。


 

●林先生の家庭料理教室●

hayashi-hiromi_2

毎日の弁当づくりは大変ですが、「のり弁」テクニックを応用すればとても楽になります。弁当箱にご飯を詰めて、醤油を絡めた鰹節をご飯の上に広げてのせ、その上に刻み海苔をのせて、その上にオカズを載せていきます。

おかずはまず、フライパンで甘い卵焼きをつくります。そのフライパンで、晩御飯の残りの「揚げ物」などを本味醂と醤油で炒るように味付け、焼き肉の残りがあれば、砂糖と麵つゆで佃煮風に絡めるなど、同じフライパンで洗わずに使って仕上げるように考えてつくります。

ニンジンやブロッコリーはレンジでチンをするだけ。不思議なことに茹でずにチンをする方が野菜はおいしいのです。試してみてください。味付け不要です。

綺麗に盛り付けて終わりです。卵焼きを甘くするのはデザート代わり。濃い味と薄い味を組み合わせれば人気の弁当です。


<By 林廣美>

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【#911】柔らか鶏ムネ甘辛タレ付き

2026年05月15日(金曜日)
カテゴリー:
  • 和風惣菜
  
10:00 AM

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柔らか鶏ムネ甘辛タレ付き
 ~「鶏肉が安くておいしい!」が販売効果~

なんでも値上げのインフレ
惣菜も例外ではありません

そんな時こそ料理の魔術で
安くてボリュームがあって
おいしい商品を開発するのが
わが惣菜の努力なのです

鶏肉も値上がりしましたが
安いムネ肉を使って
絶品鶏料理を売り込みます

日本ではムネ肉はパサつく肉と
敬遠されるけれど外国では
ムネ肉の方が人気です

あのパサパサの肉が格上とは
信じられませんが人気です
そういえばスポーツ選手などは
よく鶏ムネ肉を食べていますね

そこでこれからは日本でも
「料理の魔術」を使って
おいしいパサつかない味を
つくって売り込みます

鶏ムネ肉を棒状にカットして
パサつきを無くす「液」で
漬け込みます

この液は
水100ml
塩 5g(小さじ1)
砂糖 5g (小さじ1)
を混ぜて作ります

大量に液をつくるには
水 100に対して
塩5 砂糖5
の割合で合わせてよく溶かします

この液に肉を入れ
冷蔵庫で一晩漬け込みます

漬け込んだ後の肉に
唐揚げ粉や 片栗粉などを衣に
油で揚げてタレで艶をつけて
胡麻などを振って
でき上がりです


★林廣美のワンポイント★

パサつかない肉のおいしさを売り込みます。できるだけ安く販売をすることです。最後にまぶすタレは、甘みのあるタレで、ピカピカと艶が長持ちする、業務用の「艶出しタレ」を使います。これが意外と売上げ増の効果があるのでメーカーを探して使います。


 

●林先生の家庭料理教室●

hayashi-hiromi_2

パサつく鶏ムネ肉を、しっとりとさせる不思議な漬け込み液は、レストランでも使われています。鶏ムネ肉だけでなく、豚肉にも使います。魚のサバやサケの切り身などにも使われます。豚ロース肉でポークソテーなどには最適です。焼き魚などにも使えますが、肉の筋や皮、魚の骨などは効き目がありません。まずは、鶏ムネ肉で試してください。

ただし使ったからと言って、焼き過ぎ、揚げ過ぎなどの加熱オーバーの時には効き目がありませんので、加熱具合には注意です。くれぐれも焼き過ぎ、揚げ過ぎの、加熱し過ぎに気を付けてください。せっかくの努力が無駄にならないようにしっとりジューシーに仕上げることです。


<By 林廣美>

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プロフィール

<林 廣美>

日本フードサービス専門学院 学院長

週刊誌編集長、料理雑誌「魚菜」編集長を経て74年料理研究家として独立。 同年、(株)シェフを設立、代表取締役となる。一流メーカーの販促企画メニュー開発など食材および調味料マニュアルの指導にあたる。 食品総合コンサルタントとして活躍の傍ら、日本フードサービス専門学院を設立、デリカの調理理論、実技指導を担当。惣菜業界の第一人者として講演依頼も多数。

【執筆活動】
『惣菜の教科書』(商業界)、『ミートデリカ入門』(食肉通信社)など。月刊誌『食品商業』(商業界)の常連執筆者。

<山中 典子>

フードプランナー・日本フードサービス専門学院 講師

東京家政大学短期大学部栄養科卒業後、辻クッキングにて副校長を務めた後、退社。キッコーマン(株)商品開発室に入社し、「タレ・メニュー開発」を担当。 その後、キッコーマンデリカ(株)にて全店のメニュー開発・商品開発・企画にたずさわる。現在は、フードプランナーとして、フリーで活動中。

【現在の活動】
日本フードサービス専門学院講師、コーディネータースクール講師、レストランのテイクアウト商品のアドバイザー、食品メーカーのメニュー開発・撮影、展示会のメニュー開発・デモンストレーション・展示品作成、食品関係の撮影、料理教室主宰

【免許・資格】
衛生管理者、フードコーディネーター、野菜ソムリエ、食品衛生責任者、食生活アドバイザー、雑穀エキスパート、フードアナリスト、食の検定(食農検定)、食育指導士、介護食アドバイザー、中級食品表示診断士、普通自動車運転免許など多数。

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