ぜいたく海苔弁当
海老天が入っている
少しぜいたくな海苔弁当
でもそれだけでは
人気弁当にはなりません
おかずは
卵焼き
白身フライ
海老天
ちくわ天
チキン照り焼きカット
漬物(右下)
人気の仕掛けは海苔の下
ご飯の上においしいキムチをパラパラと
鰹節と醤油のおかかを
合わせて載せます
海老はいつでもご馳走
コストを下げるために
海老天は手づくりにして
目立つように盛り付けます
醤油と漬物を添えれば
ぜいたく海苔弁のでき上がり
海苔弁は色々なおかずを
海苔の上に載せれば
さまざまな弁当ができるので
さまざまな弁当を作って
売り込みをしてください
人気が出ます
＜By 林廣美＞
ぶり(鰤)アラ煮
ぶりは脂の乗った今が旬です
惣菜で魚の商品は
売れた試しが無いのだと
よく言われる話ですが
そんなことはありませんよ
だいたいの女性は
魚のアラを好みません
身は好きでもアラはダメ
居酒屋好きの夫はアラ大好き
このズレをよく理解する
そこで最近土日や祭日に
来店が増えてる男性客を
ターゲットにするのです
この時を狙って売り込み
最初は平日でなく
週末祝日に的を絞って
売り込みをかける
スーパーマーケットなら
鮮魚と組んで
ぶり(鰤)だけのアラ煮
惣菜店なら大根を加えて
おかずになるぶり大根
おいしいと夫が言えば
平日も売れるようになります
アラ煮を食卓に出せば
夫が喜び顔はニコニコ
妻は料理を手抜きができる
それが売れる理由なのです
魚の惣菜は固定客の確保
オンリーワンの売場です
＜By 林廣美＞
厚切りとんかつ弁当
冬の揚げ物はフライが人気
パン粉の衣が暖かさを
感じさせるのでしょう
フライにも色々ありますが
おかずではとんかつ
ご馳走はエビフライ
節約はコロッケ
頑張ってメンチカツ
そんな食べ方があるかなと
思いますが今回は
肉の厚いとんかつ弁当です
昼はとんかつ弁当
夕方は揚げ立てのとんかつや
かつ丼で売り込んで
人気を出すのは腕次第
パン粉はサクサク歯触りの物が
出回っていますよ
ソースはとろみのある
とんかつソース
おいしいご飯を盛り込んで
週末に売り込みます
＜By 林廣美＞
＜林 廣美＞
日本フードサービス専門学院 学院長
週刊誌編集長、料理雑誌「魚菜」編集長を経て74年料理研究家として独立。 同年、(株)シェフを設立、代表取締役となる。一流メーカーの販促企画メニュー開発など食材および調味料マニュアルの指導にあたる。 食品総合コンサルタントとして活躍の傍ら、日本フードサービス専門学院を設立、デリカの調理理論、実技指導を担当。惣菜業界の第一人者として講演依頼も多数。
【執筆活動】
『惣菜の教科書』(商業界)、『ミートデリカ入門』(食肉通信社)など。月刊誌『食品商業』（商業界）の常連執筆者。
＜山中 典子＞
東京家政大学短期大学部栄養科卒業後、辻クッキングにて副校長を務めた後、退社。キッコーマン(株)商品開発室に入社し、「タレ・メニュー開発」を担当。 その後、キッコーマンデリカ(株）にて全店のメニュー開発・商品開発・企画にたずさわる。現在は、フードプランナーとして、フリーで活動中。
【現在の活動】
日本フードサービス専門学院講師、コーディネータースクール講師、レストランのテイクアウト商品のアドバイザー、食品メーカーのメニュー開発・撮影、展示会のメニュー開発・デモンストレーション・展示品作成、食品関係の撮影、料理教室主宰
【免許・資格】
衛生管理者、フードコーディネーター、野菜ソムリエ、食品衛生責任者、食生活アドバイザー、雑穀エキスパート、フードアナリスト、食の検定（食農検定）、食育指導士、介護食アドバイザー、中級食品表示診断士、普通自動車運転免許など多数。
＜大塚 長務＞
株式会社明治屋 代表取締役
1975年12月19日大分県竹田市生まれ
高校卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。その後、京都の料亭、福岡、現ミシェラン三ツ星獲得料亭を経て、和食では、ほとんどなかった真空料理・新調理法を10年以上前から自社で取り入れ指導者とし全国を中心に活動。調理人としての感覚と工業的調理知識を取り入れた調理技術の伝道師として、経済誌などに掲載され実力を認められている。
【資格】
国家技能調理師・調理師免許・河豚調理師免許・利き酒師
【趣味】
食べ歩き
