Aug2週/関東で台風13号の影響大 Aug3週/西日本は厳しい残暑
●8月2週（8/6～8/12） の天候予測とMDポイント
関東で台風13号の影響を大きく受ける
東北地方では前半に梅雨前線(秋雨前線)が停滞する。
台風13号が週半ば関東に接近する。上陸するかしないか微妙なところを進み、日本の東海上に達する見通しだ。
その後は、西日本付近と北海道のはるか東に中心を持つ2つの高気圧に覆われる。
東北地方ではすっきりしない天気の日が多く、とくに前半は雨が降りやすい。雨脚が強まることもありそうだ。
一番のポイントは、週半ばに関東へ接近する台風13号だ。上陸するかしないか微妙なところだが、いずれにしても大きな影響を受けそうである。最接近時は速度が遅くなるため、雨風強い状態が少し長引く懸念がある。
週末は全国的に晴天となる。
気温は南西諸島で平年並みだ。西日本では高めが続く。ただ、7日(火)以降は最高気温が40℃に迫るほどの猛烈な暑さにはならない予想だ。北日本から関東では、晴れた日は平年を上回る厳しい暑さとなる日もあるが、基本的には平年並みである。東北は前半は低めの日もある。
7日(火)は二十四節気の立秋だ。これからの暑さは「残暑」と表現し、「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に変わる。
暦の上で秋の入った途端、また日本列島には台風が接近してくる。今回は関東～東北で大きな影響を受ける可能性がある。
事前には乾電池などの防災グッズ、レトルトや缶詰などの非常食、家屋修繕品、直前にはコロッケ、サラダなどの簡便総菜の展開を忘れずに。
週末は幸い、天気回復の見通しだ。まずまずのお盆休みスタートとなるところが多い。
人が多く集まる機会が増えるので、ビール類や焼き肉用肉、オードブルなどの展開にも注力したい。
●8月3週（8/13～8/19）の天候予測とMDポイント
西日本では厳しい残暑が続くが、他は不透明
全国的に高気圧に覆われる時期が多い予想だが、不意の台風接近の可能性もある。
また東北～北海道では秋雨前線の活動が活発化する可能性もあり、状況は不透明だ。
基本的には、全国的に晴れ間の見られる日が多い予想だ。ただ台風接近に伴い、荒れた天気となる可能性もある。注意エリアは東日本～西日本の広い範囲になりそうだ。
一方で東北、北海道も、秋雨前線の活動次第ではすっきりしない天気の日が多くなる懸念もある。
気温は、西日本で高めとなる事がほぼ固い。それ以外は平年並みになるか高めになるか、微妙なところである。
お盆休み期間は、通常と客数動向が大きく異なるため注意が必要だ。
気候・気象条件で考えると、1年の中で最も暑い時期を過ぎ、季節の進みにともない気温が下がっていく時期に入る。前日と比べた気温の低下に反応しやすい。
気温が下がる予想の時には、きのこ類やサンマ、炊き込みご飯の素などを提案したい。しかし残暑厳しい予想のため、引き続きスタミナ系食材が中心と考えられる。
そうめん、冷やし麺類は、ボリューム的な物足りなさを感じ始める頃のため、売場はゆっくり縮小方向にするとよい。
＜By 常盤勝美＞
