Jun.1週/おおむね晴天 2週/太平洋高気圧が勢力強
【6月1週（6/3～6/9）の天候予測とMDポイント】
全般におおむね晴天。
晴れる分、気温はやや高め。
梅雨前線が
日本のはるか南～南西諸島付近に停滞する。
日本列島は北から高気圧に覆われやすく、
南西諸島を除いて
ほぼ全国的に晴れ間の見られる日が多い。
晴れ間が多い分だけ、
気温は平年並みかやや高めのところが多いが、
オホーツク海高気圧に近い東北～北海道の太平洋側では
やや冷涼な陽気となる可能性あり。
一般に6月の第2週目以降、
週末に運動会や遠足などの屋外行事を
予定している学校の割合は急激に低下する。
もちろん、本格的な梅雨シーズン到来の時期だからだ。
それに呼応する形で
アウトドア関連商品の売上げも、
夏休み前にかけて停滞期間となる。
本来なら梅雨関連商品の販売クライマックスの週だが、
今週は南西諸島を除いて晴れ間の見られる日が多いため、
平日のうちはイマイチ反応が鈍いかもしれない。
しかし翌週以降、本格的な梅雨空が近づくことを見据えて、
改めて梅雨対策商品の積極プロモーションを行うべき。
平日のうちは、梅雨関連商品と並行して、
ＵＶケア用品の売り場拡大を。
晴れる日が多く、日々の消耗が激しいことから、
購買サイクルが例年よりやや短いことが想定される。
【6月2週（6/10～6/16）の天候予測とMDポイント】
太平洋高気圧が勢力を強め、気温高め
太平洋高気圧が前週に比べて勢力を強め、
日本列島付近の天候を支配する可能性が高い。
梅雨前線の動きがまだ不透明のため、
予報にブレが大きいが、いずれにしても、
前週ほどに晴れやすい天気は続かない。
また湿度が高まり、
全般に蒸し蒸し・ベトベトした
陽気となる。
ビールなどのどごしを楽しむ飲料系や、
熱中症対策をかねたスポーツ飲料需要が
大きく期待できる。
ただ、時期的に季節の進みに伴う気温上昇幅が小さく、
季節の進みを体が感じにくい時期であるため、
季節商品（夏物・盛夏物）の動きは
それほど活発ではない。
乾麺・めんつゆ、涼味系を中心とした
夏物定番を軸とした展開。
冷たくてもおいしい香辛料系のメニューとして、
キーマカレーなども、ピンポイントでいかがだろうか。
万が一、気温が低く、
涼しいくらいの陽気になった場合は、
パンやパスタ、中華総菜の提案をしよう。
＜By 常盤勝美＞
