Aug.2週/猛烈な残暑 3週/ 日本の南海上は台風がにぎやか
【8月2週（8/8～8/14）の天候予測とMDポイント】
猛烈な残暑
台風5号が日本の東海上を北上する影響で、
関東から北海道の太平洋側では
8日(月)から9日(火)にかけて変わりやすい天気となる。
沿岸部では一時にわか雨もあるが、
特にまとまった雨にはならない。
ただ強風と高波には注意を。
それ以外の地方は太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い。
寒気の南下も予想されていないため、
にわか雨や雷雨があったとしても規模は比較的小さそう。
気温は初め関東以北の太平洋側で
平年並みとなるが、ほかは高め。
特に台風の外側を回る風の影響で
東海地方ではフェーン現象が発生する。
そのため8日(月)から9日(火)にかけて局地的には
気温が40℃前後に達する猛烈な残暑となりそう。
ここに来て猛烈な暑さが予想されている。
まだまだ熱中症対策商品、夏バテ対策のスタミナ系商品は
売場を大きく維持したい。
ＵＶケア用品、ウェットシートなども
これからの需要が十分見込める。
11日(木)は今年から祝日となった山の日。
この日からお盆休みを取る所も多いだろう。
いうまでもなくお盆休み期間は
都心部の店舗と地方の店舗で客足動向が大きく異なる。
それを前提として気象条件による売れ数の変化を想定し、
発注仕入を行っていただきたい。
【8月3週（8/15～8/21）の天候予測とMDポイント】
日本の南海上は台風がにぎやか
全般的にみれば晴れる日が多い予想だが、
日本の南海上でにぎやかな台風が
どれだけ日本列島の天気に影響を与えるかがポイント。
現時点ではその影響度は判然としないが、
東日本では影響をやや受ける可能性がある。
気温は引き続き全国的に高めとなり厳しい残暑が続く。
台風の動きと、日々の夕立の可能性を
常に確認しながらの店舗オペレーションを。
8月の台風は一般に移動速度が遅く、
またコースが迷走しやすいため、
常に台風の進路予想には注意を払っていただきたい。
引き続き、熱中症対策商品、夏バテ対策商品を前面に。
本来ならそろそろ秋の味覚系のショーイングを始めたいころだが、
今年はまだ消費者の関心が向きにくい気象条件となりそう。
ちなみに昨年2015年は8月17日頃から一気に秋めいた陽気となった。
昨対比でデータを見るとき、夏物と秋物は昨年と販売動向が
大きく異なると予想されるため、そちらにも注意を。
＜By 常盤勝美＞
