商業界精神とは「不易流行」であり「トレードオン」である

Everybody! Good Monday!!
[2026vol㊲]
2026年第38週。
9月第3週。
今週は休みなし。
今日、福岡へ。
火曜日は、
商業界九州ゼミナール福岡。
会場は福岡アイランドシティフォーラム。
㈱商業界は2020年4月に自己破産した。
しかし全国の商業者たちが自ら組織する、
同友会は健在だ。
全国でゼミナールが開催される。
その九州連合同友会の1日セミナー。
テーマは、
「AI時代に入っても、変わらない商人の心」
商売に向き合うすべての人へ
運営委員長は田中好治さん。
博多菓匠 左衛門 代表取締役社長。

第一講座が私の講演。
商業界精神の現在と未来
不易の「損得より先に善悪を考えよう」と
流行の「創意を尊びつつ良いことは真似よ」を説く
第二講座はパネルディスカッション。
私の経営と商業界精神
ここでも私はモデレーターを務める。
パネリストは三人。
商業界の全国同友会では有名な人ばかり。
山下浩希さん。
染野屋グループ㈱山下ミツ商店取締役会長

商業界で学んだ商いの心を胸に、
「流されない」豆腐店を標榜。
移動販売で直接価値を届ける。
倒産寸前の家業を継ぎ、
商業界の学びから元請け体制へ。
職人が直接提案する営業で
3年で売上倍増 7億超を達成した。
商業界の教え「店は客のためにある」を信条に、
惣菜事業を創業し、
現場主義と商売十訓を自分事に活かし、
全国400店・売上約300億円の企業に育て上げた。
素晴らしい商人ばかりで、
いい話をしてくださると思う。
私は話を引き出す役目だ。
楽しみです。
よろしくお願いします。
最終講座は、
「二度とない人生」
繁栄と衰退の帰路はどこか!
梶谷晋弘さん。
株式会社芝寿し相談役

今でも商業界ゼミナールを堅持してくださる。
心から感謝しつつ、
全力で講義しようと思う。
午後、家を出て、
空港から福岡へ。
夕方到着して、
天神からアイランドシティへ。
ホテルの隣りの商業施設に、
土産物に力を入れたSupermarket。
Food Way。

夜になると客数が激減する。
それでも面白い品揃えだったので、
地元産のアイテムを何品か購入した。
店は客のためにある。
店員とともに栄え、
店主とともに滅びる。
倉本長治先生はいつも厳しかった。
けれどいつも温かかった。
中内功さんも伊藤雅俊さんも、
岡田卓也さんも、
長治先生の前に出ると、
ひどく緊張していた。
私はあの頃のことを思い出して、
明日は謙虚になって話をしようと思う。
長治先生の商売十訓。
第一訓は、
損得より先に善悪を考えよう
これは松尾芭蕉の「不易」の教えである。
第二訓は、
創意を尊びつつ良いことは真似よ
こちらは芭蕉の「流行」の教えである。
第一訓で不変を説き、
第二訓で変化を薦めた。
不易と流行。
不変と変化。
いずれもトレードオンである。
あちらを立てればこちらが立たず、
こちらを立てればあちらが立たず。
ならばどちらかを切り捨てよう。
それがトレードオフである。
しかしトレードオンは、
あちらを立ててこちらも立てる。
ひどく難しい。
しかし私たちはそれができる。
先輩たちはそれをやり遂げてきた。
今回のパネラーのみなさんも、
それを成し遂げた。
難しいから面白い。
商業界精神とは、
トレードオフをはるかに超えた、
トレードオンの思想なのだ。
では、みなさん、
今週も、あちらを立ててこちらも立てよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉




































