Everybody! Good Monday!!
[2025vol㉓]

2026年第24週。
6月第2週。

横浜も梅雨入りしました。

今週は火曜・水曜・木曜が、
商人舎ミドルマネジメント研修会。

来週は水曜・木曜が、
商人舎バイヤー研修会。

2週連続のセミナー。

その間の今週6月10日に、
月刊商人舎6月号発刊。

巻頭の[Message of June]に追悼文を書いた。
発刊前だが一足先に紹介しておこう。
suzuki-1

さようなら、鈴木敏文さま

あなたは「コンビニの父」と呼ばれました。
あなたがつくったセブン-イレブンは、
あなたのたぐい稀なる経営力によって、
商業史に燦然と輝く企業となりました。
祖業のイトーヨーカ堂を凌ぐ小売業となりました。
さらに日本のすべてのコンビニエンスストアは、
先陣を切るイノベーターをひたすら追いかけながら、
立派なフランチャイズチェーンとなって成長しました。
その結果、コンビニエンスストアは、
日本小売産業を代表するトップ業態となりました。
最も小さな売場と最も狭い商圏の店舗によって、
あなたは日本最大の小売りビジネスをつくりました。
チェーンストアの革新的なモデルを創造しました。
しかもあなたは専門経営者でした。
ほとんどがオーナートップのこの商業世界のなかで、
あなたはサラリーマンとして統率力を発揮しました。
それを決意し、それをやり遂げました。

しかし際立った事業家である以上に、
あなたは現代の社会革命家でした。
あなたは日本国民の生活をガラリと変えました。
365日24時間を当たり前のライフスタイルにしました。
休日にも深夜にも人々はコンビニに立ち寄って、
おにぎりや弁当やサンドイッチを手に入れました。
手軽な挽き立てコーヒーを楽しみました。
コンビニエンスな生活の糧を獲得しました。
あなたは小さな店を銀行に変え、
役所にし、郵便局にしました。
あくまでもお客さまの立場に立って、
仮説をつくり、それを実践し、
検証を繰り返しました。
その日々の活動によって、
日本の国民が欲するであろうニーズを先取りし、
その問題解決に勤しむ組織を育てました。
国民が抱える問題を解決するために、
セブン-イレブンの社員だけでなく、
すべての加盟店オーナーを顧客志向に変え、
メーカーやベンダーの人々を巻き込み、
多くの若者たちを育てました。
革命は一人では成就しません。
あなたは多くの同志たちを叱咤し、
奮い立たせたのです。

あなたは原則に忠実な人でした。
あなたは厳しい人でした。
あなたは妥協を許しませんでした。
自分に厳格な人でした。
それらによってまた、
数多くの人たちが去っていきました。
けれどあなたはそんなことには目もくれず、
自分の信じることを貫きました。
あなたは孤独な人でした。
それが傑出した経営者であり、
優れた革命家であるための条件だったからです。
今、その孤独から解放されてあなたは、
多くの人々の記憶の中に残ることとなりました。

鈴木敏文さま。
ありがとうございました。
さようなら。  〈結城義晴〉2019120501-448x264

セブン-イレブン・ジャパンをはじめ、
米国のセブン-イレブン・インクも、
それからヨーク・ホールディグンスも、
鈴木さんの遺志を継いでほしいものだ。

もちろん先に亡くなった、
伊藤雅俊さんのご遺志を継承することも、
極めて重要だ。
202307_ito (1)

伊藤雅俊さんと鈴木敏文さん。
このお二人こそが、
セブン&アイ・ホールディングスをつくった。

それは「基本の徹底」と「変化への対応」を、
同時にやり遂げることだ。

あちらを立てて、
こちらも立てる。
「トレードオン」を実現させることである。

セブン-イレブンならば、
まだまだ執拗に、徹底的に、
コンビニエンスストアの可能性を、
追い求めることだ。

ファミリーマートやローソンに、
勝とう、負けないと考えることではない。

おにぎりの安売りをすることではない。
半額揚げ物販売タイムセールをすることではない。
お菓子無料クーポンなど効果があるか。

梅雨寒で気温が下がったら、
レジ横ホットドリンクやカップ麺を、
丁寧に売ることではないのか。

基本アイテムの品切れを防ぐことではないのか。

加盟店オーナーの負担を減らすことではないのか。
パートさんやアルバイトさんの、
仕事を軽減することではないのか。

フィールドカウンセラーが、
もっともっと頭を使い、
配慮をすることではないのか。

インフレの時に顧客はどう動くか。
仮説を立て、実行し、検証する。

基本を徹底し、
変化への対応をする。

そういった面で、
図抜けたチェーンストアでなければならぬ。

それは他の小売業も同じだ。

では、みなさん、今週も、
お客様の立場で、
Good Monday!

〈結城義晴〉

1週間分をまとめて読む
流通スーパーニュース