【#866】ふっくら下味付き「鶏照り焼き弁当」
ふっくら下味付き「鶏照り焼き弁当」
~手をかけない夕刻の人気弁当~
夕方のピーク時に
つくり立て・ご飯炊き立ての弁当を
最小の人手で短時間に
たくさん弁当をつくる方法を構築します
惣菜の売上げを伸ばすには
家庭での食事の苦労を
解消する商品をつくることです
それがこのメニュー提案弁当
まず栄養献立を考えます
メインのご飯に
プラスたんぱく質の商品
馴染み深いおかずに
炊き立ての「ご飯」
メニューは単純にして
作業効率も考えて
チキン照り焼きとご飯
大切なのはボリュームです
鶏モモ肉は
焼き鳥のタレに一晩
冷蔵庫で漬け込んで
スチコンで焼き上げます
おかずは仕入れ商品
最小限のパスタと野菜
つくる手間はかかりません
そして次の提案をします
夕食に「惣菜」を選んで
購入をしてもらいます
弁当の売場の隣で
「おいしいおかずをもう一品」
のPOPを付けていつもの
ポテトサラダ
野菜の煮物
プチ漬物パック
コロッケなど
「弁当+もう一品」の販促です
ご飯とメインのおかずの弁当
人手をかけずに売上げアップ
つくり立てを前面に売込みです
★林廣美のワンポイント★
鶏肉の下味は、業務用の「焼き鳥のタレ」「照り焼きのタレ」などを使います。コストを下げるのなら、醤油の「煮物用のダシ醤油」などを使うと便利です。すりおろしたショウガやニンニクを加えて一晩、肉と漬け込んでからスチコンで柔らかく焼き上げます。焦げ目はバーナーで付けます。
カットして盛り付けた鶏肉の数で原価コストを考えます。ボリューム感を考えて、4切れ以上をいれるといいです。
「当にはいろいろなおかずを入れなくてはならない」という考え方を外し、手のコストを下げて、効率を上げた弁当をつくりましょう。
●林先生の家庭料理教室●
鶏モモ肉をカットしてポリ袋に入れ、ダシ醤油を肉の5%ほど加えて肉と合わせてから、袋の上から2~3分くらい、少し力を入れてもみ込みます。
フライパンに油をひき、弱めの中火に熱してもみ込んだ肉の皮を下にして並べ、肉の上からヘラで押さえて平らに伸ばして、蓋をしないで弱い中火で焼き上げます。絶対に蓋をしてはいけません。肉の表面が白く焼き上がったら火を止めて、取り出し器に盛り付けます。
付け合わせは、ブロッコリーを小房に切り分け、ポリ袋に入れてレンジでチン。一緒に盛り付けてでき上がりです。マヨネーズに醤油を加えたドレッシングとともに、あればレモンのくし形を添えて仕上げます。
鶏肉は肉の表面が白くなればすでに肉には火が通っています。焼き立てのふわふわ食感を味わってください。フライパンの蓋をしないで弱火でじっくりと焼く、これが㊙です。
<By 林廣美>