Aug.3週/厳しい残暑 4週/残暑一段落の時期の見極めを
【8月第3週 (8/13～8/19）のお天気予測とMDポイント】
厳しい残暑がつづきます
ようやく気象庁も天気図の中で
秋雨前線を記述するようになった。
残暑厳しい中でも、
季節は着実にするんでいることを実感させる。
ただ、今週季節の進みを実感できるのは
まだ北海道だけ。
秋を感じさせるように天気は周期的に変化する。
それ以外の地方は秋雨前線や
寒気の影響で曇りがちの天気の日が多いものの、
前線の南側に位置し、
南から湿った空気が流れ込むため、
気温・湿度ともにそこそこ高く、
蒸し蒸し・ベトベトした陽気。
時折、晴れ間が見られれば
それで気温が上昇するため、
厳しい残暑が続く。
低気圧による雨と異なり、
不安定による雨は、
どこで雲が発生・発達するか、
いつ発生するかの予想が難しく、
逆にいつどこで発生してもおかしくない。
広い範囲で突発的な雷雨や夕立に注意が必要。
そろそろサンマなどを
積極的に展開したい時期だが、
まだ今週は北海道を除き、時期尚早。
少なくとも関東以西の各地では
日中の気温が30℃に届かず、
厳しい暑さが一段落するまでは
サンマに対する関心はまだ不十分。
夏バテ防止のスタミナ系、香辛料系、
ネバネバ系が売れ筋の中心。
【8月第4週 (8/20～8/26）のお天気予測とMDポイント】
残暑一段落の時期を見極めよう
週前半を中心にまだ残暑厳しい陽気が続くが、
秋雨前線がゆっくり南下傾向。
方向性としては、前半やや高めから
後半は平年並みに戻る。
北海道では一足早く
秋の空気に覆われるため、
週前半から比較的凌ぎやすい陽気が多い予想。
いよいよ積極的に秋冬物売り場に切り替える好機。
食料品であればサンマ、
カットフルーツなどが中心。
サンマには体を暖める効果はほとんどないため、
体が本能的に欲するというよりも、
季節の風物詩的な色合いが強い。
一方カットフルーツは、食感の冷たさが、
残暑対策となる一方、
体では早くも冬支度が始まっているため、
甘味に対する関心が高まる影響で注目される。
もう少し気温が低くなれば、
おでん具材やチョコレートなどにも
食のバリエーションが広がるため、
それらのアイテムは準備を進める感じ。
いずれにしても、この頃から秋冬の味覚に対する
関心が高まると予想されるため、
天候の変わり目に注目を。
ちなみに昨年(2011年)もこの頃、
一時全国的に気温が下がり、
秋を実感する陽気となったため、
昨年の販売実績等も参考になると考えられる。
＜By 常盤勝美＞
