Oct3週/気温上下の波が大きい Oct4週/北日本上空に強い寒気南下
●10月3週（10/11～10/17）の天候予測とMDポイント
気温上下の波が大きい
＜概況＞
前週末から週初めにかけて、北日本を寒冷前線が通過する。その後、秋雨前線として週前半、日本列島付近に一時的にとどまる。
週後半は前線南下するが、週末また北日本を低気圧が通過し、寒冷前線が日本列島を横切る。この低気圧の背後には強い寒気が控えている。
ちなみに現在発生している台風18号、19号ともに日本列島への直接の影響は小さい見通し。
＜天候解説＞
週前半には東日本～西日本で天気が崩れる。2～3日続くところもあり、少しまとまった雨となりそう。週末にはほぼ全国的に天気が崩れる。
気温は地域によって多少ばらつきがある。西日本は週前半はかなり高めで暑い陽気。週後半にかけては高めが続き、週末に平年並みに戻る。東日本は週前半は高めだが、後半は平年並みかやや低めの日も。北日本は平年並みだが、前半は高めの日もあり、後半はやや低めの日もある。
いずれにしても気温上下の波が大きく、陽気の寒暖差が激しい。
＜ウェザーＭＤのポイント＞
前半は暑い陽気、週末は朝晩を中心にだいぶ冷え込むといった感じで、陽気の寒暖差が激しい1週間。陽気の変化に合わせて提案する想定メニューを臨機応変に対応したい。
最高気温が30℃前後まで上がるような、夏のような暑さはほとんどの地方で今週でようやく終了する見通し。熱中症対策商品などの盛夏物はこのタイミング見切りを進めたい。
●10月4週（10/18～10/24）の天候予測とMDポイント
北日本上空に強い寒気南下
＜概況＞
北海道では週の初め、冬型の気圧配置となる。上空には強い寒気が南下する。
それ以外は高気圧に覆われやすい日が続くが、週末頃また日本付近を気圧の谷が通過する可能性がある。
＜天候解説＞
北海道では週の初め、しぐれ。標高の高いところでは雪となる可能性も。それ以外は晴れやすい日が多いが、週末は気圧の谷通過に合わせて天気が崩れる。
気温は北日本中心に前半低め。後半は全般に平年並み。
＜ウェザーＭＤのポイント＞
北日本の上空に強い寒気が流れ込み、冷え込みが強まる地域が多い。おでん具材、鍋つゆなどホットメニューの展開を強化しよう。
東北や本州内陸部でも朝晩の気温が10℃を割り込み、外出時にコートを着たくなるような寒さとなる。温熱下着やセーター、ブルゾンなどの売り込み強化も。
さらに北海道の標高の高いエリアでは雪の可能性もある。北海道ではそろそろ本格的な雪のシーズン到来に向けた売場準備を。
＜By 常盤勝美＞
