東京・勝鬨。
ここを上がって、
晴海の研修施設を見学。
昨日までの月刊商人舎6月号入稿で、
疲労困憊していた。
けれど体に鞭打って、
研修施設の下見をした。
そのあとタクシーで浜松町へ。
こちらのホテルは20年ほど前、
㈱商業界社長の時代に、
部長合宿を実施した施設だ。
懐かしい。
商業界の歴史は72年続いたが、
部長合宿などはじめてのことだった。
私は会社を根本的に変えようと試みた。
だから部長以上が全員参加して、
熱い議論を重ねた。
倉本長治というカリスマがつくった会社。
そのカリスマが没したあとは、
力のある者がそれぞれに蛸壺を掘って、
個人戦線を展開した。
その力のある者たちも去って、
組織プレーをしなければならない時代に入っていた。
組織で動くには意思統一が必要だ。
コミュニケーションが必須だ。
懐かしい。
研修施設としては古い。
㈱やまとよ社長の野村雅博さんが、
ずっと案内してくれた。
やまとよは商業界時代に、
「二月ゼミナール」などをはじめ、
各種のセミナーの会場手配や運営協力など、
重要な機能を果たしてくれた。
商人舎になってからも、
ずっと手伝ってくれている。
9月の下旬に、
新しい研修会をスタートさせる。
楽しみにしていてください。
もうすぐ募集を開始します。
ご参加ください。
夕方の空模様は、
もうすぐ梅雨が来ることを、
教えてくれる。
さて、商人舎流通SuperNews。
イオンリテールnews|
6/26「イオンスタイル竹の塚」/売場面積913坪
6月26日(木)、東京都足立区。
「イオンスタイル竹の塚」がオープン。
東武スカイツリーライン竹ノ塚駅。
その駅のすぐそば。
ここには、
イトーヨーカドー竹の塚店があった。
2023年3月5日。
この店は閉店した。
1977年6月24日、
イトーヨーカ堂の70番目の店として、
華々しくオープンした。
昭和、平成、令和、三つの時代、
45年8カ月、1万6690日、
営業を続けた。
そして閉店した。
石黒店長の感動的な挨拶。
イトーヨーカ堂の役割はふたつ。
一つは地域の皆様のライフラインであること。
もう一つは地域のコミュニティの役割を果たすこと。
いい話だった。
店舗周辺は商店街のほか団地や戸建てが近接。
長く居住するシニア層が多く、
さらに子育て世帯を中心に人口が増加している。
竹ノ塚駅の高架化によって、
駅を挟んだ東西の人流が活発化。
そのイトーヨーカドー竹ノ塚店跡地を、
更地にした後、建物を立て直して、
イオンリテールが出店する。
オープンは6月26日。
イオンリテールの最新マーチャンダイジングが、
これでもかと搭載された店舗だ。
敷地内には今夏、ヤマダ電機が、
「Tecc LIFE SELECT⾜⽴」を共同出店する。
青果売場には地場野菜の常設コーナー。
水産売場には対面鮮魚コーナー。
惣菜は「リワードキッチン」、
「ピッツァソリデラ」。
冷凍食品売場の「フローズン」には、
1000品目を品揃えする。
テナントとして、
「コスコクレープ」が東日本初出店。
イオンリテールは913坪の売場、
250台の駐車場で、
大型のスーパーマーケットにする。
イトーヨーカ堂は総合スーパーだった。
それはもう役目を終わらせた。
しかしイトーヨーカ堂の跡地に、
イオンのスーパーマーケットが出店する。
そんな時代なのだと、
つくづくと考えさせられた。
〈結城義晴〉