「ヨークベニマル馬渡店」開業の「明日のための今日の施策」

6月26日金曜日、
ヨークベニマル馬渡店オープン。
馬渡は「まわたり」と読む。
茨城県ひたちなか市の海沿いの街。
JR常磐線・勝田駅から車で約15分。
山本恭広編集長が取材に行った。
商人舎流通スーパーニュース編集長。
店舗は国営ひたちなか海浜公園そばの、
幹線道沿いにある。
商業施設「リンクスクエア馬渡」に、
食品を販売する核店舗として出店。
ヨークベニマル250店舗目。
ひたちなか市では7店舗目。
売場面積890坪で、
初年度年商18億円を計画。
サブテナントはサンドラッグと、
ブックオフ、ワッツ。
商業施設の開業のときは、
ビッグエムひたちなか店が核店舗だった。
「主婦の店マルカワ」が経営していた。
その後は、「セイミヤ馬渡店」が担っていた。
セイミヤ馬渡店は2024年3月に閉業。
ベニマルが居抜き出店した。
あいにくの雨だった。
そのうえ午前8時から、
FIFAワールドカップの日本代表戦があった。
スウェーデンと対戦して引き分けた。
顧客の出足も心配された。
しかしそれは杞憂に終わった。
初日は5000人の来店客数を目標としている。
第一主通路に青果と惣菜を並列に配したゾーニング。
業界で「ダブルコンコース」と呼ばれる。
改装コストを抑えるため、
惣菜や鮮魚のシースルー式キッチンは採用せず。
また店内の販促物を全面的に見直した。
POPやパネルを激減させて、
売場は実にすっきりした。
つまり商品を主役にするために、
商品面を見せることに注力した。
主に婦人衣料と、軽衣料、雑貨を展開する。
郡山ヨークパークの西ノ内店では、
衣料品売場が予算比を超えて好調だ。
その成功事例を活かして、
この馬渡店でもアパレルを強化した。
結果としてバランスの取れた、
コンビネーションストアとなった。
非食品の売上構成比は13.9%を計画。
大髙善興取締役名誉会長とツーショット。
新店の開業には必ず顔を出してくれる。
社員、従業員は元気百倍となる。

月刊商人舎を愛読してくださっている。
お気に入りの筆者の名前を挙げて、
「いつも読んでいるよ」。
ありがとうございます。
後方の多目的ルームで、
大高耕一路社長を囲んで、
記者ミーティングが開催された。
2025年度を振り返ったあとで、
最近の重点施策について語ってくれた。
店内調理と惣菜の強化。
販売促進策の見直し、
夕方シフト、
そして買上点数対策の考え方。
2024年3月1日の社長就任以来、
従業員第一の施策に取り組んできた。
その手応えを感じ取っている。
年2回の7連休取得や男性育休取得率が進んだ。
就活学生による人気企業ランキングも上昇した。
大髙社長はこの話のときは、
とくにうれしそうだった。

大髙さんはこのあと、
東京に向かった。
そして日本スーパーマーケット協会の総会へ。

私は懇親のときに話した。
ワールドカップ日本戦で、
全店の顧客の出足が悪かった。
けれど試合が終わったら、
全店の客数が激増した。
それでも馬渡店では、
初めからありがたい顧客が並んでくれた。
ひたちなか市の人口は15万1374人。
そこに7店を展開する。
1店の単純平均商圏人口は2万人強。
馬渡地区は人口8271人。
マルカワが撤退し、
セイミヤも閉店した。
希薄な商圏でヨークベニマルが、
どんな経営と運営を見せてくれるのか。
この店の実験はベニマルにとっても、
明日のために必須のテーマなのだ。
日本中の過疎的な商圏の店も、
大いに参照したい店舗だ。
月刊商人舎7月号で、
そのあたりを考察しよう。
毎日新聞の一面コラム「余録」
ピーター・ドラッカーの言葉を引用した。
「壮大な未来のため、
今年災難を招く恐れがあるような経営判断は
無責任だ」
私がいつも使う言葉。
「未来を築くために初めになすべきことは、
明日何をなすべきかを決めることではなく、
明日をつくるために今日、
何をなすべきかを決めることである」
ヨークベニマル馬渡店は、
未来のために今、
なすべきことをやる店だ。
〈結城義晴〉



























5 件のコメント
セイミヤが閉店して徒歩で買い物に行けるスーパーが無くなってしまい、再開される事を待ち望んでいました。カスミまで行けばいいんだけどカスミは買い物の旨味が感じられ無いので、あまり行かない。
ベニマルが入るらしいとの噂を聞いた時は嬉しいような残念なような感想。TRIAL西友みたいな店か、全面フードコートにして色々な食事が楽しめる場所になったら楽しいのに、と思っていました。スーパーならひたちなか市に無い会社に来て欲しかった。
オープンセールには初日の昼過ぎと日曜日の仕事終わりに行きました。昨今のイラク情勢の不安を吹き飛ばす超安売りを期待していたけど、そんなに安くも無く購買意欲はそれ程上がらない。それでも、値下げ札が付いている商品もあり、3日間は値下げ札は付けないだろうと高を括っていたので普通に有難かった。6/28放送のガイアの夜明けで、地元民のために一日早く開業する店舗が紹介されていたのを見て、これをやってくれたら良かったな、と思いました。
近くに住む人さん
ご投稿ありがとうございます。
セイミヤも誠実な店でした。
ベニマルもいい会社です。
ご愛用ください。
お願いします。
>ひたちなか市の人口は15万1374人。
そこに7店を展開する。
1店の単純平均商圏人口は2万人強。
馬渡地区は人口8271人。
馬渡地区だけの人が来ると思っているのでしょうか?
隣接している長砂、足崎や中根の人達も日常的に使うと思いますよ。
ひたちなか市民さん、ありがとうございます。
もちろん馬渡のお客さまだけでは成り立ちませんし、
周辺のお客さまも来ていただいていると思います。
基礎商圏や第一次商圏の人口が少ないと、言いたかったのですが、
誤解を招いて申し訳ありません。
足元商圏の顧客が少ないと、
採算に乗せるのが大変なのです。
商圏人口が2万人を割ると、
これも経営は難しくなります。
ヨークベニマルさん。
カッコいいですね。
むかし
伊藤会長が
お客様は来てくれないモノ。
取引先は、商品を卸してくれないモノ。
だから
どうする?
鈴木会長の
ドミナントの凄味。
まだまだ
そのDNAは
遠くで息づいているのでしょうね。
とても
うれしく読ませていただきました。
気付きをありがとうございます。