日本の政情が怪しくなってきた。
衆議院解散と新党結成。
ああ。
レジデンスイン・バイ・マリオット。
今回のOICグループNY研修の拠点。

朝7時、研修がスタート。
3階の会議室で結城義晴のセミナー。

セミナーの前に団長の浜野仁志さん。
㈱OICグループ取締役経営戦略本部長。

OICグループの経営理念について説明。

経営理念を唱和したので、
初めにミッションマネジメントの重要性を、
あらためて講義した。

最上位にミッションがある。
次にストラテジックマネジメントがあり、
その下に二つのマネジメントがある。
マーケティングとヒューマンリソース。
前者は会社の外に向けた活動で、
後者は会社のうちに向けた活動である。
そしてその下にオペレーションマネジメントと、
フィナンシャルマネジメントがある。
ミッションは最上位に位置づけられて、
会社のすべての活動を先導する。
Walmartの現在のミッションは、
Save Money, Live Better.
この言葉に向けて全社が一丸となる。
そしてサムの10ルール。

それから働きがいのある企業ランキングと、
顧客満足と従業員満足。
講義の本論は初日に巡った企業の競争について。
ウォルマートとターゲット、
アルディとリドル。
そしてホールフーズとトレーダー・ジョー。
それぞれのポジショニング。
2時間の講義はあっという間に終わった。
2日目はハドソン川を超えて、
隣のニュージャージー州へ。
ニュージャージー州で最も売り上げる店。
テーブルフラワーが顧客を出迎える。
ミニ観葉植物は、木の什器で展開。
テーブルに置いても窓辺で飾ってもいい。

トレーダー・ジョーの新しいマーチャンダイジングだ。
エンドではフィアレスフライヤーお奨め商品を展開。
「フィアレス(fearless)」は、
英語では「恐れや不安を取り除くこと」
「フライヤー(flyer)」はチラシのこと。
つまり顧客の不安を取り除いて、
安心して購入してもらいたいという意味。
毎月1回、冊子を発行する。
白木の什器と壁面のカラフルな描画。
これがトレーダー・ジョーの特徴で、
ポジショニングをつくる要件。

ロピアはその考え方を模倣した。
今回の研修で、
トレーダー・ジョーは2店舗目。
クルーメンバーのロビンさんにインタビュー。
通訳は浅野秀二先生。
トレーダー・ジョーへの愛と、
この店での働き甲斐を熱心に語ってくれた。
腕にトレーダー・ジョーの
ワインやチーズのタトゥーを入れるほどのLOVE。
近隣にあるアマゾン・フレッシュ。
工藤恵理佳さんとツーショット。
運営事務局の商人ねっと所属。
普通のスーパーマーケットになってきた。
傘下のホールフーズの良さを、
もっともっと取り入れればよいのに。

店ではプライム会員向けの、
ピックアップ作業があちらこちら行われている。
アマゾン・ゴーの仕組みを取り入れていたが、
それがずいぶん後退した。
スチュー・レオナード。
8店舗だけのローカル・スーパーマーケット。
有名なポリシー・ロック。
「アワー・ポリシー」
それを翻訳して説明する浜野班長。
売場はワンウェイ・コントロールの動線。
導入部のプロモーションコーナーから、
インストアベーカリーへ。
朝食のマーチャンダイジング。
スチュー・レオナードの特徴だ。

バナナ娘を動画撮影。
売場の至るところで人形たちが歌って踊る。
青果・精肉・鮮魚、デアリー(乳製品)と続いて、
最後は寿司やBBQの対面デリ。
チキンやスープなどのセルフセレクションデリ。
家族もスチュー・レオナードで働く。
そして自身もホールフーズから転職。
家族的な経営であることを強調してくれた。
ウイスキーの「白秋」をプレゼント。
それを手に浜野班長と3人で写真。
「ホットゾーンプライス」のPOPが目立つ。
ウェグマン流のEDLPだ。
かつては「コンシスタントロープライス」と呼んだ。
一貫した安値。
だがホットゾーンの方が断然いい。
ちょうど天井の照明か何かを工事中。
高い天井だからこんな重機を使う。
天井に近いところのレールを模型の電車が走る。
高木勇輔代表がこれを見て、
すぐにロピアの売場に採用した。
今や日本ではロピアのトレードマーク。
「ラブラブロピア」の「ラブ」を表して、
両手でハートマークをつくる。
そして全員写真。
ショップライト。
ボランタリーチェーン。
ニューヨーク都市圏では、
115店舗で15.8%と最大のシェアをもつ。
「ボアーズヘッド」のデリカテッセンを導入。
切り立てのハムとチーズのショップ。

広い売場を活かして、
即食ゾーンと内食ゾーンを分けた。
しかしいかにも在庫が過多。
そこがボランタリーチェーンらしい。
ニュージャージー州の最後は、
ストップ&ショップ。
アホールド・デレーズUSAの傘下。
伝統的なスーパーマーケットの典型。
ポジショニングのない、
あるいはそれをつくろうとしても、
つくり切れていない。
反面教師となる店を見てもらいたい。

ニュージャージー州のハドソン川越しに、
マンハッタンの摩天楼を見る。
夕日の残照で淡くピンクがかって美しい。
マンハッタンに戻ってきて、
ホールフーズの小型店。
「ホールフーズデイリーショップ」。
通路幅も狭い。
しかし天井はスケルトン、
白を基調にした什器遣い。
ホールフーズそのものの店づくり。
デイリーストアとして、
日常の食品と生鮮、デリが揃う。
久しぶりの快打。
この出来栄え。
感動して興奮した。
エスカレーターで地下1階に降りると食品売場。
ターゲットのMDをコンパクトにした売場。
都市型とは言え、地下1階の売場面積は広い。
アパレルも家庭用品も、ホームファッションも揃う。

ウォルマートはマンハッタンに出店できないが、
ターゲットは歓迎されている。
その違いが面白い。
研修が終わると、
講師と事務局の夕食。
日本料理の「五助」。
恐竜が出迎える。

ゲストは浜野班長のMBAの同期、
海老原瑞樹さん。
伊藤忠インターナショナルに在籍。
もちろんニューヨークで勤務。
リーズナブル価格の刺身、寿司、天ぷら、
ビールや日本酒、焼酎などで、
大いに盛り上がった。
トレーダー・ジョーとホールフーズの小型店、
ウェグマンズ、スチュー、ショップライトの大型店。
ストップ&ショップの中型店。
中型が一番特徴のない店となった。
ポジショニング競争と店舗サイズは、
人間の知恵の発揮という面で、
それぞれに関係している。
(つづきます)
〈結城義晴〉




















































































































































