万代大学11期開講の「買い物に行きたい店舗・働きたい会社」

東大阪市の渋川。
万代知識商人大学。
通称万代カレッジの11期がスタート。
企業内大学として11年目を迎える。
11期受講生として選ばれたのは37名。
万代から35名、グループ会社のアドバンスから2名。
万代の受講生の大半をチーフが占める。
店長昇格を目指す人たちばかりだ。

万代カレッジで学ぶことで、
さらに広い知見を得て、
上のポジションを目指してほしい。
開講に当たって、結城義晴の初講義。
「知識商人」と言う言葉の意味と、
万代企業内大学の命名の由来を説明した。
さらに世界最初の企業内大学の話。
1956年に始まったゼネラルエレクトリック
万代カレッジの基本的な考え方を話す。

さらに加藤健副社長が、
万代の歴史、理念、ミッションについて、
丁寧な講義をした。

開講初日の講義テーマは、
「ミッション・マネジメント」。
万代のミッション経営の内容が、
実によくわかった。

今年は阿部秀行社長の発案で、
11期生の自己紹介の時間が設けられた。
一人ひとりが自分をアピールする。
しかし、阿部社長が駄目出し。
そこで新任の執行役員を指名して、
見本を演じさせた。
企業内大学だからこそできる無茶振り。
御堂宏司さん、日下幸夫さん、
そして夏山由香さんが見本を示した。
夏山さんは万代初の女性役員だ。

夏山さんも見事なお手本だった。
11期生のあとは、
役員の皆さんが激励と期待のスピーチ。
まず中筋浩二取締役。

河野竜一常務取締役は冒頭に、
「メモする必要はない」と言ってから、
皆の顔を見ながらスピーチした。

役員たちからの檄を受けて、
11期生たちの緊張感と意欲は高まる。
万代役員のあとに、
芝純さんも激励のスピーチ。
前万代常務取締役で、
3月1日からは㈱アドバンス顧問。
5月の株主総会のあとで、
アドバンス社長に就任予定だ。

ランチの後は夕方まで、
「ミッション・マネジメント」の4時間講義。
結城義晴が担当。

マネジメントの体系と、
万代大学のカリキュラムのこと。
それから倉本長治とピーター・ドラッカー。
「店は客のためにある」と、
「事業の目的は顧客の創造である」
それは完全に一致している。
さらに商売十訓とドラッカーの三つの考え方。
これも合致している。

そのあと顧客満足と従業員満足のこと。
それが万代のビジョンと共通していることなど。
「商売の使命・万代の使命」では、
「凡事徹底と有事活躍」を強調した。
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」
これは商人の心構えを説いている。
有事活躍は阪神淡路大震災、
新潟県中越地震、
そして東日本大震災の、
それぞれの商人の活躍を描いた。
やなせたかしさんのことば。
「怪獣を倒すスーパーヒーローではなく、
怪獣との闘いで壊された街を
復元しようと立ちあがる普通の人々が
ヒーローであり、正義なのです」
これが商業の役目だ。
そして最後は人間力経営。
「頭の力」「技の力」そして「心の力」
人間力とはこの三つの力の「積」である。

休憩を挟んで、
月刊商人舎3月号を紹介した。
特集は「≠全能店長」。
万代の中ノ忠敏部長店長に登場してもらった。

そのあと「ミッションマネジメント」と、
「パーパス経営」。
そしてチェーンストアのロマン。
最後は「結城義晴の文章法・訓練法」
1年間、受講生はレポートや論文を書きまくる。
そのときのコツを教授した。
生成AIの使い方もレクチャーした。
的確な分析をして、
簡潔な報告書やレポートを、
みんなが書けるようになってほしい。
1日の最後は阿部社長の講話。
なぜ自己紹介の時間を設けたのか。
職場でも商談の際にも、
自分を知ってもらわなければ、
相手は心を開かないし、動いてくれない。
そのためにきちんと自分を、
アピールできるようになってほしい。
受講生だけでなく役員も部長も同じだ。

阿部社長の入社のころから、
チーフ時代、店長時代の話なども交えて、
実に深いことを教えてくれた。
さらに厳しくなる競争環境のなかで、
万代が目指す価値などを講話してくれた。
きっかり30分。

阿部さんは本当に話がうまい。
難しいことを易しく、
易しいことを面白く語る。
最後は店舗運営責任者の御堂さんとツーショット。
今年1年、万代大学を監督し、サポートしてくれる。
よろしくお願いします。
業界初の企業内大学、
11年目に入って330人を超える。
万代の幹部やミドルマネジメントは、
ほとんど例外なく、
企業内大学の修了生となった。
そして目指すのは、
日本一買い物に行きたい店舗。
日本一働きたい会社。
そのために「着眼大局・着手小局」に勤しもう。
〈結城義晴〉











































