ちょっと涼しい土曜日。

東京・自由が丘へ。
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いつもの花屋・モンソフルール。
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ほおずきを提案していた。
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大学生のころ、歌をつくった。
メロディーとコード進行は覚えているが、
歌詞は確かではない。

御免。

作詩はいばらみちをさん。作曲は私。
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ほおずきの隣には、
ハイビスカス。
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家に帰ると、
道端にハマオモト。
もう枯れそうだ。
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夕方、再び家を出て、
白幡クラブの会計報告書にサインをした。
ささやかな地域ボランティア。

その足で日ノ出町へ。

仲間が集まると、
いつもの万喜多へ。IMG_4314 (002)

高校時代の同人誌「孼(ひこばえ)」の仲間。
7人いるけど、今日は4人。

ずっと正月に会っていたが、
コロナが収まったころから、
3カ月に一度、集まることにした。

左の廣部秀一は一番の多作家で、
長い小説を書いていた。

その隣の関孝和が世話人で、
関も小説家だった。

右の城戸康は詩人だった。
私は城戸の作品が好きだった。IMG_4318 (002)

近況を報告すると、必ず病気自慢から始まる。

ずいぶん飲んでから私は、
商業界の社長を辞めたころのことを、
思い出しながら話した。

最初の「無印」のころ、
横浜の関内にあった名刺屋に飛び込んで、
一枚の名刺をつくった。

肩書のないグレーの名刺だ。
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住所と電話番号、メールアドレスと、
結城義晴のblog[毎日更新宣言]のアドレス。

それだけの名刺。

その前のものは、
株式会社商業界代表取締役社長。
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株式会社商人舎をつくって、
その代表取締役の名刺ができた。
今も変わらない。

すぐにこんな名刺もできた。
コーネル大学RMPジャパン副学長。
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いずれも懐かしい。

最初のグレーの名刺を制作してくれたのが、
㈱日本名刺印刷。

その鈴木堅社長とはとても親しくなって、
雑誌などの印刷を一手に、
お願いするようになった。

商人舎編集スタッフの鈴木綾子さんは、
鈴木社長の義理の妹だ。
雑誌などのデザイナー七海真理さんは、
鈴木堅さんの実の妹。

古巣の商業界とは、
まったく関係しない人たちと出会って、
ゼロから出発した。

大変なことだったが、
それがよかったと思っている。

今、いろいろな人が、
会社から独立して仕事をしようとしている。

前職で一社員としてやっていた仕事や事業を、
断りもなしに自分のもののように始めたりする。

これは明らかなルール違反だが、
そんなことがまかり通るはずはない。
もちろんそんな事業は成功しない。

たった一人で、
あるいはわずかの仲間と、
ゼロから始める。

それが「起業家精神」であり、
企業家精神である。

そんなことを話した。

ピーター・ドラッカー。
「企業家は変化を当然かつ健全なものにする」

「彼ら自身は、それらの変化を
引き起こさないかもしれない。
しかし、変化を探し、変化に対応し、
変化を機会として利用する」

「これが企業家および企業家精神の定義である」

前職の仕事をそのまま盗むことなど、
起業家精神とは正反対の恥ずべき行為だ。

関君からは手製の線香花火を貰った。

今も「科学の祭典」のブース代表をしている。
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そのブースで子供たちに、
線香花火のつくり方を教える。

いい気分で孼の会は終わった。IMG_4320 (002)
無印のときにこそ、
自分の力が試される。

その自分の力を信じる。

そこから始めるのがいい。

〈結城義晴〉

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