Everybody! Good Monday!!
[2025vol51]

2025年第52週。
あと2週となった。

午前中、家で原稿整理。
亀谷しづえ商人舎GM執筆の記事。
良く書けている。

昼前に商人舎オフィスに出た。

さらに横浜駅から東海道線で東京へ。
IMG_9332 (002)

丸の内を歩く。
皇居側の空。
IMG_9328 (002)

7分ほど歩いて、
大手町プレイスタワー。
IMG_9327 (002)
今年12度目の訪問。

天を指すモニュメント。
IMG_9326 (002)

地下1階のオープンレストラン。
IMG_9324 (002)

大手町プレイス内科で血液と尿の検査。
そして田嶼尚子先生の診察。

肝心のヘモグロビンA1cは6.3。
1カ月前が6.4だったから、
0.1ポイントの改善。

いい傾向だ。

成人男子の上限が6.2で、
高齢者は6点台ならば合格。

グルコースは99、
中性脂肪は137。

田嶼先生は褒め上手だ。
「30代のような数値です」

「野菜をもっと食べて、
それから運動です」

御意。

田嶼先生は学生時代に、
米国ピッツバーグに留学した。
今もかの地にアパルトマンを持っている。

来年はピッツを訪れるそうだ。

1年間、ありがとうございました。
先生もお元気で。

来年もよろしくお願いします。

それから5時までに横浜のオフィスに戻った。

そしてオンライン記者会見。

リアル会見はベルサール秋葉原で行われ、
山本恭広編集長が取材に行った。
aeon-kaiken
「イオンのSM事業の成長戦略」

2階ホールにテレビクルーを含めて、
50名近いメディアが集まった。
aeon-kaiken2
登壇者は4人。

イオン㈱吉田昭夫社長、
U.S.M.H㈱井出武美社長。
(ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス)
それから㈱ダイエー西峠泰男社長、
マックスバリュ関東㈱平田炎社長。

すでに発表されていたが、
その詳細が決まった。

冒頭、吉田社長が全体像を説明した。
首都圏と近畿圏で、
スーパーマーケット企業を経営統合する。aeon-yoshida

首都圏では2026年3月1日付けで、
ダイエーの関東事業およびイオンマーケットを、
マックスバリュ関東と合併させて、
イオンフードスタイル㈱を設立する。

この新会社は、
126店舗、約1800億円の事業体となる。

そしてU.S.M.Hは、
㈱マルエツ、㈱カスミ、㈱いなげや、
イオンフードスタイルの4社体制となる。

合わせると761店舗、1兆0500億円の規模、
日本第1のスーパーマーケットチェーンだ。

イオンフードスタイルは、
店舗の65%が東京都内で46%が23区内となる。
つまり圧倒的な立地の優位性をもつ。

井出社長が新会社の考え方について説明した。aeon-ide

続いて近畿圏の経営統合については、
ダイエー西峠社長が説明した。aeon-nishitoge

こちらも2026年3月1日付けで、
ダイエー近畿事業と㈱光洋が統合し、
新生ダイエーとなる。

187店舗、3000億円の規模。

店名も「ダイエー」に統合していく。

関西では「ダイエー」の名前は、
深く根付いている。

私も「ダイエー」の名称を残してもらって、
安心した。

吉田さんも井出さんも、西峠さんも、
「フォーマット」という言葉を何度も使った。

そして日本でもっとも肥沃な2大マーケットを、
「マルチフォーマット」によって占拠率を高めていく。

ダイエーは巨艦総合スーパー店舗もあるし、
スーパーマーケットもある。
光洋は小型店も中型店もある。

古い店も実に多い。

それらを再整理すると、
複数のフォーマットとならざるを得ない。

それは関東のイオンフードスタイルも同じだ。

イオンが進めるリージョナルシフトについて、
首都圏と近畿圏が大きく前進した。

とはいっても今のところは、
日本最大規模のスーパーマーケットの、
「膨張」である。

これを「成長」という評価に変えるには、
イノベーションが必須だ。

2030年問題は、
日本社会の高齢化と少子化を意味する。

しかし首都圏と近畿圏は、
人口が増加している。

人口が増える市場での商売ならば、
さまざまなポジショニングが可能となる。

そこに活路がある。

イオン全体のインフラが、
それを支える。

吉田さんはずっと、
晴れやかな表情と話しぶりだった。

それが印象に残った。

井出さんや西峠さんを、
相当に信頼しているのだろう。
手ごたえを感じてもいるのだろう。

「まいばすけっと」の話が出たが、
あれは「エクスプレスストア」だ。

つまりこのイオンの関東・関西の戦略は、
イギリスのテスコがモデルとなる。aeon-sm
記者会見のあとの質問で、
証券アナリストの一人が、
「人時生産性」を「じんじせいさんせい」と言った。

言い間違いとは思えない。
「にんじせいさんせい」である。
敢えて指摘しておこう。

では、みなさん、今週も、
イノベーションを楽しもう。

Good Monday!  

〈結城義晴〉

1週間分をまとめて読む
流通スーパーニュース