World Cup決勝/Spainの制圧とArgentineの攻撃的守備

Everybody! Good Monday!!
[2026vol㉙]
2026年第30週。
7月第4週。
日本では海の日の祝日。
世界中が注目するのが、
FIFAワールドカップ決勝。
スペイン対アルゼンチン。
午前3時に起きて、テレビ観戦した。
両国国歌演奏。
スペイン国歌「王室行進曲」は、
スペインのトップ金管奏者と名門ブラス五重奏団。
トロンボーン奏者のインダ・ボネットと、
スパニッシュ・ブラス。
現欧州チャンピオンのスペイン。
現南米王者のアルゼンチン。
ワールドカップ決勝の舞台で激突。
史上初。
FIFA男子世界ランキングでも、
1位アルゼンチンと2位スペイン。
その対戦。
スペインはメンバーを大きく入れ替えない。
フランスを圧倒した準決勝と同じイレブン。
アルゼンチンは準決勝のイングランド戦から、
3人を入れ替えた。
ロドリゴ・デ・パウルが先発に復帰、
ニコ・ゴンサレスは今大会初先発、
ゴンサロ・モンティエルも初戦以来のスタメン。
こちらは延長戦も想定に入れた布陣だ。
開始5分、右サイドから、
ラミン・ヤマルがシュート。
ポジティブだ。
アルゼンチンの守護神。
エミリアーノ・マルティネス。
凄いセーブの連発。
それによってゲームは緊迫した。
前半が終わっても、
アルゼンチンはシュートゼロ。
しかし点は入らない。
後半が始まると両軍の動きが早まっていく。
アルゼンチンは後半開始時に、
メンバーチェンジ。
ニコ・ゴンサレスに代えて、
レアンドロ・パレデス投入。
58分にはモンティエルに代えて、
ナウエル・モリーナ。
早めの選手交代。
守備一辺倒のゲームは疲れる。
スペインもチーム得点王を替える。
ミケル・オヤルサバル。
レアル・ソシエダ所属で、
日本の久保建英のチームメイト。
さらにファビアン・ルイスも交代。
代わって入ったのが、
ペドリとフェラン・トーレス。
このバルセロナ所属のトーレスが躍動する。
67分にはゴールラインぎりぎりから、
ヤマルがクロスを上げる。
それをトーレスが高いヘディング。
しかしGKマルティネスの正面。
そんな試合が続く。
一方的な展開。
依然として、
1本もシュートが打てないアルゼンチン。
ペドリ、パウ・クバルシ、
アイメリク・ラポルテが、
次々とアルゼンチンのゴールを狙う。
守護神マルティネスが好守連発。
前後半が終わった90分時点で、
シュート数はスペイン15に対して、
アルゼンチン0。
それでもアルゼンチンの守りは鉄壁だった。
もちろん意図的なファウルも連発する。
南米サッカー特有の図太い戦い方。
アルゼンチンのディフェンスは、
全員が例外なく、
攻撃するように守備に行く。
つまり、まるでシュートして得点するときのように、
ボールに食らいついてディフェンスする。
スペイン圧倒のまま、
試合は延長戦に突入。
ここでハーフタイムショー。
27分も時間を費やした。
マドンナが「Music」を歌い、
ロナウド(右)とロナウジーニョ(左)が両脇についた。
サッカーレジェンドは、
いいさらし者だった。

サッカーワールドカップに、
ハーフタイムショーはいらない。
後半のアディショナルタイム。
エンソ・フェルナンデスが
パウ・クバルシの足をひっかける。
クバルシは宙を舞って転倒。

2枚目のイエローカード。
フェルナンデスは退場となった。
これがゲームを決めた。
アルゼンチンは10人で、
延長の30分間を戦うこととなった。
それでも延長前半、
アルゼンチンはよく守った。
メッシを一人前線に残して、
あとの9人が攻撃するように守備をした。
そのメッシもときには、
スピードを上げて守備に入った。
交代出場のニコ・ウィリアムズが、
ネットを揺らした。
しかしその直前に、
ミケル・メリーノのファウルがあった。
ゴールは認められず。
延長の後半開始直後。
106分、右サイドから、
ペドロ・ポロが大きくクロスを上げた。
ニコ・ウィリアムズが難しい体勢から、
ヘッドで折り返して、
ゴールエリア中央へボールを落とす。

落ちたボールを、
交代出場のFWフェラン・トーレスが、
この試合ではほんとうに珍しいフリーの形で、
ゴール左上に突き刺すようなシュート。

それが決勝点となった。
トーレスにはジュリアーノ・シメオネが、
ディフェンスに入っていた。
アトレティコ・マドリード所属。
父親はあのディエゴ・シメオネ。
現在、同じアトレティコ・マドリード監督。
その息子のシメオネが直前の接触で足を痛めて、
トーレスに攻撃的守備ができなかった。
シメオネは足を引きずりながら、
トーレスのキックがゴールに吸い込まれるのを、
呆然と見ていた。
スペインは今大会7度目のクリーンシートで試合終了。
8試合を通してわずか1失点。
ゲーム終了と同時に、
アルゼンチンのイレブンは頭を抱え込んだ。
スペインは2010年南アフリカ大会に続いて、
二度目の優勝。
表彰式には、
ドナルド・トランプ(アメリカ合衆国所属)が、
しゃしゃり出てきた。
それだけでブーイング。
しかしワールドカップとゴールドメダルは、
スペインが獲得した。

リーガエスパニョーラは、
世界最高峰のリーグだ。
バルセロナとレアル・マドリードが、
いつも鎬(しのぎ)を削って進化している。
それでも二度目のワールドカップ制覇。
日本のJリーグが、
イギリスのプレミアリーグや、
このリーガエスパニョーラくらいにならねば、
ワールドカップ制覇は難しい。
ブンデスリーガを展開するドイツも、
今大会では精彩がなかった。
セリエAを主催するイタリアは、
出場すらできなかった。
彼らは必ず次の巻き返しを狙ってくる。
スペインのヤマルとクバルシは、
ともに19歳で、ともにバルセロナ所属。

カップ決勝出場のティーンエイジャーは、
これまで3人しかいなかった。
1958年に17歳だったペレ(ブラジル)、
1982年、18歳のジュゼッペ・ベルゴミ(イタリア)、
2018年、19歳のキリアン・エムバペ(フランス)。
全員がワールドカップ優勝を飾った。
ヤマルとクバルシは4人目と5人目になった。

65歳のルイス・デ・ラ・フエンテは、
ワールドカップ優勝の史上最年長監督となった。

スペインチームに今、
正式なキャプテンはいない。
しかしロドリ(マンチェスター・シティ所属)が、
キャプテンの腕章をつけた。
そして2026ワールドカップMVPを獲得した。 
ジャパンがこれを手にするまで、
まだまだ長いながい時間を要する。
(今回の写真はFIFAワールドカップ公式ホームページから転用させてもらいました) 
そのことを実感させられた準々決勝、準決勝、
そして決勝の戦いだった。
では、みなさん、今週も。
それでも未来は確かにある。
Good Monday!
〈結城義晴〉








































