東大阪市の㈱万代本社へ。

朝からピーカン。
奥が本社ビル、手前が会議棟。IMG_8320

万代知識商人大学の講義。
頑張ります。
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会議棟1階の大会議室。
朝9時前には11期生が揃って、
講義がスタート。
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司会はいつものように、
人事部マネジャーの石川慎也さん。
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講義前には、
11期生にレポートの発表をしてもらう。

受講生は毎回、講義後にレポートを提出する。

前回の5月の講義は、
フィナンシャルマネジメントだった。
各自がレポートに記したことを、
皆の前で発表する。
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プレゼンテーションのスキルを磨くのも、
発表の狙いだ。

今日のテーマは、
「ヒューマンリソースマネジメント」

午前中の2講義は結城義晴。
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まずスピーチの重要性についてコメントした。
サミット㈱社長・会長を歴任した荒井伸也さん。
若いころから意識して、
人前でのスピーチを自己訓練した。
だから友人の結婚式では必ず、
多くの人の前でお祝いの言葉を語った。

スピーチやプレゼンテーションは、
訓練で上手になる。

私は高校時代は鬱屈していた。
しかし大学生になって、
話すことに目覚めた。
バンドを組んでギターを抱え、
人前で話した。

社会人になってから、
さらに経験を積んだ。

会社の労働組合でも委員長となって、
頻繁に人前で話をした。
他の分会に支援に行って話もした。

そのうち講演の依頼が来るようになった。
これも積極的に引き受けた。

話すこと、それから書くことは、
訓練によって誰でも上達する。

今、書くことは生成AIが、
助けてくれるようになった。

だから話すことの重要性は高まった。
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店長になると話す機会が増える。
マネジャーになり、部長になり、
取締役になるとさらに増える。

社長になると、
話すことが仕事となる。

その技術と経験は、
マネジメントに必須の要件だ。
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それから月刊商人舎7月号の解説をした。
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ベルク有明店は是非とも、
勉強するようにとアドバイスした。

午前中は、
ヒューマンリソースマネジメントの話。

戦略的人的資源管理は、
段階的に発展してきた。IMG_8287

賢者は歴史に学ぶ。
とりわけてマネジメント理論は、
歴史的に180度の転換があった。

この理論転換を知らずにいると、
現在も古い理論を信じ込んでしまう。

そしてそれが大企業病を誘発する。
組織の官僚化と硬直化をもたらす。

そして小売業でも、
この理論の齟齬と錯覚によって、
多くの組織が駄目になっていった。

米国のシアーズ・ローバックもKマートも、
日本の初期のチェーンストアも。IMG_8295

とりわけてアンリ・ファヨールの規範論は、
第二次世界大戦直後まで、
世界のマネジメント理論の主流だった。

米国のGHQは日本を占領しているときに、
その理論を「MTP」と名づけて日本に導入した。

それが大企業や官公庁に普及した。
日本のチェーンストアも、
こぞってこの理論を学んだ。

それが大企業病となって、
産業を蝕んだ。IMG_8302

ピーター・ドラッカーは激しく批判している。
「(ファヨールの)職能別組織は、
明快さにおいてすぐれている。
しかしそれは、硬直的であって、
適応性に欠ける」

「ある程度の規模や複雑さに達するや
摩擦が随所にみられるようになる。
急速に誤解と反目を生み、
やがて組織は帝国と化す」

ハーバート・サイモンも痛烈に批判している。
1978年にノーベル経済学賞を受賞した、
大組織研究の権威。
「ファヨールの理論は、
『矛盾した経験則の寄せ集め』である」

ヘンリー・ミンツバーグの代表作『マネジャーの仕事』
ドラッカー亡き後のマネジメントのグル。
「本稿の意図は簡単である。
読者をファヨールの四つの単語から引き離し、
もっと根拠のある、そしてもっと役に立つ
マネジャーの仕事の説明に案内することである」

マネジメント理論を間違えると、
現代でも会社は正反対の方向に行ってしまう。

ランチを挟んで午後は、
社内講師のお二人。

加藤隆(ゆたか)取締役。
人事・総務部担当。
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管理職に必須の安全配慮義務についての講義。
労働時間管理、安全衛生管理、
そしてハラスメント対策。
3つ重要な項目について、
詳細な事例をもとに講義してくれた。
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管理職をはじめ幹部候補生には必須の講義だ。
ありがとうございました。IMG_8311

次の講義は「ロジカルシンキング」。
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人事部マネジャーの小倉貴行さんが担当。
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ロジカルシンキングの目的から、
具体的なさまざまな手法まで、
丁寧に1時間45分間、講義してくれた。
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このロジカルシンキング講座は、
歴代の人事部マネジャーが担当してきた。
人事部マネジャー自身の教育訓練にもなる。
企業内大学のいいところだ。

小倉さんは優れた店長でもある。
ありがとう。
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最終講義は結城義晴。IMG_8326

ドラッカーの「マネジメント」と、
近い企業と遠い企業。

そこには大きな差が生まれた。

ドラッカーを体内化しようとしたチェーンが残った。
それをしなかった企業は消えた。

最後の講義はそのドラッカーのエッセンス。
「責任の組織化」と「目標管理」IMG_8331

「責任の組織化」とは何か。
そして人が責任という重荷を負うために、
必要なことは何か。

さまざまな事例を交えて、
全員が理解してくれるまで話した。

それから「目標管理」
ドラッカーはGEのコンサルティングをして、
ジャック・ウェルチとともに、
「Management By Objectives」の体系をつくった。

それが目標管理である。

そしてこの目標管理を自主的に行うことこそ、
「責任の組織化」を実現させる。IMG_8333

すべての講義が終わると、
阿部秀行社長のまとめの講話。

管理職になるということは、
責任の範囲が広がること。
その責任を果たすために、
現場と一緒になって問題解決できることが大事。
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突然、経験談を語るようにと、
11期生の入江功二さんを指名。
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入江さんは自身がキャリアを積むなかで、
失敗から学んだことを率直に語ってくれた。IMG_8343

とても良い内容だった。
ありがとう。

阿部社長とは9月にロサンゼルスに行く。
今から楽しみだ。
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最後は万代大学を監督する御堂宏司執行役と、
人事部の石川マネジャー。
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お疲れ様でした。

責任の組織化と目標管理。

会社の経営にとって、
必須の考え方なのです。

〈結城義晴〉

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