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林廣美の今週のお惣菜

林廣美の今週のお惣菜

【#903】甘い棒「サツマイモ天」

2026年03月13日(金曜日)
カテゴリー:
  • 和風惣菜
  
10:00 AM

 

20260312_hayashi

甘い棒「サツマイモ天」
 ~クセになるおいしさを売り込め~

惣菜の新常識
サツマイモは春からが
食べごろの旬なのです

本当ですか?
本当です

収穫の秋に収穫された
サツマイモはムロ(貯蔵庫)
に入れられて冬を迎え
甘く熟成されて出荷です

熟成されたサツマイモは
完熟して甘くおいしくなり
市場に出荷されます
これを使って売り込みます

だからサツマイモの旬は今!
天ぷらも焼き芋も
人気商品になります

ただしすべてのサツマイモが
甘くなるとは限りません
甘くないのも出てくるので
店自慢の人気商品にするには
甘いサツマイモ原料を
仕入れて売り続けることです

甘いサツマイモ天から
甘くないサツマイモ天に変わると
売上げが急激に落ちます

これは大変と慌てて
甘いサツマイモに戻しても
元の売上げに戻すには
一週間以上かかるのです

サツマイモ天の必勝法
それはとにかく甘さ

インフレにも強い
惣菜商品です


★林廣美のワンポイント★

惣菜の商品の中で、甘いサツマイモ天は売れ筋商品の優等生。女性客が付いています。

甘いサツマイモを選んで仕入れましょう。甘いサツマイモの産地だからといって、すべてが甘いとは限りません。調べるには生で食べるとわかります。甘いサツマイモは生でも甘いので、生イモをかじって確かめてから仕入れれば失敗しません。

サツマイモ天は普通、斜め薄切りにして天ぷらにします。使いづらい大きすぎるサツマイモや小さめのサツマイモは棒状にカットして「サツマイモ天」にします。端が出ないのでロスがありません。利益もでます。サイコロ状にカットして、かき揚げ風にするのもありです。

棒状のサツマイモ天は衣をつけて、バラバラにしてあげられるので特別な技術が必要なく、失敗がありません。目方を合わせてパック売りをします。


●林先生の家庭料理教室●

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今回は、中華などの野菜の多い、炒め物料理の手抜き調理法です。いろいろな野菜を切ったたくさんの野菜を、フライパンや小さな中華鍋で炒めるのは大変なことです。私はここで使う野菜をカットして、野菜別に分けて耐熱のポリ袋に入れてレンジで加熱をします。ポリ袋に入れるのは野菜別に加熱して分かりやすくするためです。加熱時間は500Wの電子レンジで、野菜100gくらいで1分。200gなら2分加熱します。重さは、手に乗せて覚えます。後でさらに炒めるので、電子レンジの加熱はあまり神経質にならなくてOKです。プロの中華調理の「油通し」を電子レンジでやるのです。

フライパンに油を少し入れて火にかけ、肉を炒めてからチンした野菜を一度に入れて、仕上げにさっと炒めて、合わせ調味料を入れて出来上がり。

ちなみにポリ袋に入れて種類別に加熱をするのは、合わせたくない野菜など、気が変わったら袋ごと外して、冷蔵庫にしまって、ほかの日に使ことができるからです。このおかげでさまざまな市販の中華調味料を使って食卓を賑やかにできます。

<By 林廣美>

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【#902】惣菜おでん

2026年03月06日(金曜日)
カテゴリー:
  • 和風惣菜
  
10:00 AM

20260305_hayashi

惣菜おでん
 ~新しい惣菜の商品化を開発せよ!~

冬の定番「おでん」
一家団欒 鍋を囲んで
ご飯を食べるおかずです

人気は大根 卵など
変わった材料はありませんが
ダシの味が染みておいしくなる
味付けをするのが売れる㊙条件
さらにレベルを上げて売れる商品に
するために改良します

「おでん」というと
色々な材料を一つのおいしい
ダシで長時間煮込む
というイメージがありますが
家に帰ってレンジでチンしておかずになる
「おでん」の商品化です

惣菜では「麺つゆ」などをベースに
することが多いのですが
これでは薄めの味で
「おでんダシ」になりません
ここで一工夫します

業務用麺つゆをベースに
鶏ガラ(骨、肉など)
鰹節と昆布(粉末)を加え
さらに味醂 ダシ入り醤油で
おいしい自前のダシをつくります

または地域特有のおでんダシを
パートさんなどに聞いて開発するか
プロ調理人などに聞くなどして
おいしい濃い目のだしをつくります

1に地域のダシ
2においしい大根
3に味付け卵
4に野菜をたっぷりと盛り付ける
これが売れる惣菜おでんの基本です
インフレを感じさせないボリュームです

卵と大きな大根は必須
野菜はジャガイモ レンコン キノコなども人気です
人参 モヤシ入り油揚げ
里芋 蕪 青菜 白菜 などなど
工夫して野菜材料をつくります

写真のおでんに野菜を足して
大きなボリュームパックを
安く売り込みます

野菜の量でアップせよ
インフレ対策商品です


★林廣美のワンポイント★

おでんは地域によって、さまざまな材料がありますが、売れるポイントは大根と卵、加えてその地方の野菜です。変わりおでんとして、大きな「大根だけ」でヒット商品となった例もあります。おでんパックに大きな大根を2個入れる方法もあるでしょう。里芋、ジャガイモ、青菜などでボリュームを付けます。

業務用のダシに鰹節、昆布の味(粉末)を加えてつくると人気が出ます。アゴだしなど、地域特有のダシを使った時でも、天然の鰹ダシや昆布を加えるとおいしくなります。おでんを冬だけでなく、年間のおかず商品として構築することが、これからの惣菜の煮物だと思います。新しいおでん商品としての位置づけです。

煮込むときには、ダシと材料を大鍋で低温調理をします。沸騰しない温度でじわじわと煮込みます。プロの調理人は、この煮る方法を「おでん煮」や「いじめ煮」と呼んでいます。大量調理の一つに下茹でした材料(青菜は外して)をダシと合わせ、大きな真空包装にしてグツグツと、袋のまま熱湯で煮るのも一つの方法です。青菜を外すのは青菜の変色を防ぐためです。


●林先生の家庭料理教室●

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今回は大根の煮物の上手なつくり方です。大根は皮を剥き、厚めの輪切りにして、3~4個をポリ袋に入れて、電子レンジで(500W)で15~18分チン。大根が楊枝や竹串がすっと通れば、OKです。この大根ができれば、麺つゆや鰹節、昆布のダシまたは麺つゆを薄めてダシをつくり、柔らかくした大根を煮込むと5~6分くらいで、しっかりと中までプロの煮染みた大根煮ができるのです。野菜の煮物、ニンジン、ジャガイモ、サトイモ、ゴボウなど、この方法でチン煮物の下ごしらえをすると便利です。

中華の炒め物にも応用できます。材料を電子レンジで下拵えをして、最後にタレと一緒に炒め合わせれば、完璧な中華です。レンジ活用で「時短調理」&「美味調理」です。


<By 林廣美>

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【#901】老舗の「赤飯」

2026年02月27日(金曜日)
カテゴリー:
  • 弁当・おにぎり・丼
  
10:00 AM

20260226_hayashi

老舗の「赤飯」
 ~冬の定番米飯を売り込め~

春はお祝いの季節
惣菜売場には
「赤飯」が登場しますが
なぜか売れません
なぜなのでしょうか?

春は祝い事の多い季節
お赤飯が欠かせませんが
でも不思議と惣菜の赤飯は
敬遠されるのです

今回は売れない「赤飯」を
解明します

売れない理由
それは「赤飯」が
プロの職人商品だからです

プロの商品とは
「赤飯」
「うなぎの蒲焼き」
「おはぎ」
「焼き鳥」などです

これらの商品は昔から
街の老舗が人気です
特に「赤飯」は比較され
惣菜では勝ち目がありません

プロの商品は技術が必要です
つくる設備も原料も違います

でも惣菜売場にはほしい商品です

つくるのは大変ですが
業務用冷凍原料があります
「赤飯」
「山菜おこわ」
「中華おこわ」などがあるので
品揃えには心配なし

味も老舗と同じレベルの商品が多いので
手づくりにこだわらず
味をチェックして売り込みます


★林廣美のワンポイント★

「赤飯」は女性が好きな商品で、冬から春には惣菜では欠かせない定番商品のひとつ。おいしければ口コミで評判にもなる商品。外せない商品だけに、ここはプロに任せましょう。冷凍のおこわ原料は、スチコンで「再加熱調理」が可能です。無理に手づくりにこだわって評判を落とすことはありません。


●林先生の家庭料理教室●

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春に大人気の「蕗味噌」です。白いご飯に乗せて食べる大人の味。本来は山や野原に自生する春の「フキノトウ」を使うのですが、野菜売場に出る、生の「蕗(フキ)」を使ってつくります。

葉や茎を洗い細かく刻み、熱湯で茹でて水にさっと晒して絞り、味噌と砂糖、味醂で炒め煮をします。「フキノトウ」だけでは量が少なくてたくさんはつくれませんが、蕗の葉や茎もすべて使えば量もつくれます。味も香りもほとんど同じです。春の味を楽しみましょう。

<By 林廣美>

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プロフィール

<林 廣美>

日本フードサービス専門学院 学院長

週刊誌編集長、料理雑誌「魚菜」編集長を経て74年料理研究家として独立。 同年、(株)シェフを設立、代表取締役となる。一流メーカーの販促企画メニュー開発など食材および調味料マニュアルの指導にあたる。 食品総合コンサルタントとして活躍の傍ら、日本フードサービス専門学院を設立、デリカの調理理論、実技指導を担当。惣菜業界の第一人者として講演依頼も多数。

【執筆活動】
『惣菜の教科書』(商業界)、『ミートデリカ入門』(食肉通信社)など。月刊誌『食品商業』(商業界)の常連執筆者。

<山中 典子>

フードプランナー・日本フードサービス専門学院 講師

東京家政大学短期大学部栄養科卒業後、辻クッキングにて副校長を務めた後、退社。キッコーマン(株)商品開発室に入社し、「タレ・メニュー開発」を担当。 その後、キッコーマンデリカ(株)にて全店のメニュー開発・商品開発・企画にたずさわる。現在は、フードプランナーとして、フリーで活動中。

【現在の活動】
日本フードサービス専門学院講師、コーディネータースクール講師、レストランのテイクアウト商品のアドバイザー、食品メーカーのメニュー開発・撮影、展示会のメニュー開発・デモンストレーション・展示品作成、食品関係の撮影、料理教室主宰

【免許・資格】
衛生管理者、フードコーディネーター、野菜ソムリエ、食品衛生責任者、食生活アドバイザー、雑穀エキスパート、フードアナリスト、食の検定(食農検定)、食育指導士、介護食アドバイザー、中級食品表示診断士、普通自動車運転免許など多数。

<大塚 長務>

株式会社明治屋 代表取締役

1975年12月19日大分県竹田市生まれ
高校卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。その後、京都の料亭、福岡、現ミシェラン三ツ星獲得料亭を経て、和食では、ほとんどなかった真空料理・新調理法を10年以上前から自社で取り入れ指導者とし全国を中心に活動。調理人としての感覚と工業的調理知識を取り入れた調理技術の伝道師として、経済誌などに掲載され実力を認められている。

【資格】
国家技能調理師・調理師免許・河豚調理師免許・利き酒師

【趣味】
食べ歩き

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