Apr.1週/高温傾向だが、週半ばの荒天に注意 2週/高温傾向が続く
【4月1週(4/4~4/10)の天候予測とMDポイント】
高温傾向だが、週半ばの荒天注意
低気圧通過のタイミングにあわせて
4日(月)頃と7日(木)前後は全国的に天気が崩れる。
問題は7日(木)頃に日本海を進む低気圧。
やや発達することが予想されるため、
広い範囲でしっかりとした雨となり風も強まるおそれがある。
すでにサクラが満開を迎えた地域では
この天気の崩れによって一気に花が散ってしまう可能性がある。
花散らしの雨となりそう。
それ以外は晴れる日が多いが、
7日(木)頃の天気の崩れの後、
一時的に冬型の気圧配置となり
北日本の日本海側では少ししぐれる。
気温は平年並みか高めの日が多い。
暑いくらいの陽気が続くが、週末は北日本の日本海側で
寒気の影響を一時的に受けて気温が平年並みにとどまる。
週半ばの天気の崩れで、
関東以西の大半の地域ではサクラが散ってしまいそう。
週末は葉桜中心か。
ただ皮肉なことに3月最終週、4月1週目、今週の中では、
今週が最も晴れ間が多く気温も高めで
お花見に適した陽気が予想される。
今週末までサクラ祭りなど
イベントが催されている地域が多い。
何とかお花見を楽しめる程度に
花が残ってくれていることを期待しつつ、
花見に適した最後の週末、需要対応に注力したい。
それと同時に、サクラのシーズンが終わっても
春のアウトドアレジャーシーズンは続く。
これからの時期の注目アイテムは、
UVケア用品、キャンプ用品、殺虫剤など。
6月前半にかけて売場を強化していきたい。
【4月2週(4/11~4/17)の天候予測とMDポイント】
高温傾向が続く
基本的に前週と同じような天候変化。
周期的に雨が降り、気温は平年より高め。
ひょっとすると西日本の広い範囲で
最高気温が25℃を超える夏日となる日がみられそう。
毎年、その年に入って
初めて最高気温が25℃を超える
いわゆる「初夏日」を観測する時期。
気温が25℃を超えると
体は暑さによる体温過上昇を警戒し、
体温を下げようとするメカニズムが
積極的に機能するようになる。
食ニーズに置き換えた場合、
体を冷やしたり、水分を積極補給したりできる
夏物需要が急拡大する。
具体的には飲料全般、アイスクリーム、一品つまみ類、
涼味、乾麺、めんつゆなど。
特にシーズン最初の夏日は
これら夏物の売場が空っぽとなってしまうほどに
需要が集中することがまれにある。
欠品しないよう、売場の在庫確認と
発注強化のタイミングの見極めを徹底したい。
<By 常盤勝美>