Jun.2週/曇りがちの日が多く雨は週末以降 3週/東甲信以西でそろそろ梅雨入りへ
【6月2週(6/6~6/12)の天候予測とMDポイント】
全般に曇りがちの日が多く
まとまった雨は週末以降
実際にはまだ週後半にかけて、
まとまった雨が予想されている地域は少ないものの、
関東甲信以西では気象庁から梅雨入りが
発表されたこともあり、
梅雨関連商品の大きな動きが期待される。
高湿度対策商品(除湿剤、布団乾燥機、カビ取り剤など)や、
雨関連商品(傘、長靴、レインウェアなど)、
衛生用品(除菌消臭剤など)があげられる。
特に週末は各地でまとまった雨が予想され、
衣料品店などは客足がかなり鈍るおそれがあるため、
平日雨の影響が少ないうちに売上を稼ぐ努力をしておきたい。
北陸、東北地方も梅雨入りが近いため、
同様にこれらのアイテムの買い忘れがないか、
訴求を強化したい。
関東甲信以西では梅雨入り前最後の1週間。
晴れ間の多い週となりそう。
衣替え、布団干しなど、洗濯用品需要が
大きく高まる週なので、売場対応を。
今週末が春の運動会シーズンの最後となるだろう。
幸い今週末4日(土)も、南西諸島や九州南部など
一部を除いてまずまずの天気となるところが多い予想。
運動会が予想されている地域ではお弁当用食材等の準備を。
【6月3週(6/13~6/19)の天候予測とMDポイント】
東甲信以西でそろそろ梅雨入りへ
日本付近は、北海道を除いて梅雨前線に近く、
曇りや雨のぐずついた天気の日が多い。
特に梅雨前線の活動が活発であるため、
雨量は各地とも多くなり、
西日本ではかなりの大雨に発展するおそれもある。
今後の情報に注意を。
一方、沖縄地方にとっては梅雨前線が北上し、
そろそろ太平洋高気圧の勢力圏内に入ることが多くなる。
梅雨明けが近づいている。
雨が続くと慢性的に客足が減少するが、
当然家庭内に食材の在庫が少なくなれば、
雨と言えども買い出しに出る。
通常であれば雨が降ると客足が減少する店舗であっても、
雨が続けばその減少幅が小さくなるため、
あまり発注が消極的になり過ぎないよう注意したい。
雨が降ったときに売れる商品の典型は
いうまでもなく傘や長靴などであるが、
一般スーパーが扱っているアイテムの中で考えると、
日用消耗品がそれに該当する。
具体的には洗剤、シャンプー、せっけん、歯磨き粉など。
雨で外出することが少なくなれば、
必然的に家庭内での物の消費が激しくなる。
また、雨の日は家の中のちょっとした
片付け作業をする家庭が多くなる。
その中で在庫が少なくなっている消耗品類を発見すると、
それを買うためにわざわざ雨の中、買物に出かける。
日用消耗品類は廃棄ロスはほとんどないだろうから
機会ロスを出さないように注意を。
<By 常盤勝美>