10月4週/26日(日)に南岸低気圧通過 10月5週/週初めは強い冬型
●10月4週(10/20~10/26)の天候予測とMDポイント
26日(日)に南岸低気圧が通過する見込み
<概況>
日本のすぐ南に秋雨前線が停滞する。それ以外の地域は、シベリア方面から張り出す優勢な高気圧の圏内に入る。
26日(日)には日本の南を低気圧が進む。いわゆる南岸低気圧。
<天候解説>
秋雨前線の影響を受ける、関東以西の太平洋沿岸部では時折雨の予想される日があるが、全般的には多少雲が出やすいものの晴れ間も見られるまずまずの天気が25日(土)にかけて続く。
気温は、上空に寒気の南下する北日本で低めの日が多く、東日本でも寒気や雲の多い天気の影響でやや低め。
一方、西日本は寒気の影響が弱く、平年並かやや高めの所もある。
<ウェザーMDのポイント>
北日本では早くも冬支度が必要な寒さ。西日本でも前週までの厳しい残暑は一段落し、ようやく秋らしい陽気の日が多くなり、食にも影響を及ぼしそう。西日本ではまだ鍋物料理が頻繁に登場するほどの冷え込みではないが、北日本では熱々鍋物料理が恋しくなるような朝晩の冷え込みが予想される。
地域によって、おでんや野菜スープなど比較的ライトなホットメニューを主体的に展開するか、鍋つゆなどややヘビーなホットメニューを主体的に展開するか、いずれにしてもホットメニュー関連商品が大きく動きそう。
北海道では雪対策商品の準備も忘れずに。
●10月5週(10/27~11/2)の天候予測とMDポイント
週初めは強い冬型
<概況>
週の初めは強い冬型の気圧配置でスタートするが、すぐ冬型は崩れ、日本付近は東西に連なる移動性高気圧に覆われる。週末はまた西から低気圧が接近する可能性があるが、状況はまだ不透明。
<天候解説>
27日(月)は北日本の日本海側を中心にしぐれの天気。その後はほぼ全国的におおむね晴天がしばらく続く。北日本では週後半天気が崩れる可能性があり、週末はもう少し広い範囲で雨が降る可能性がある。
気温は初め低め。冬間近を実感させるような肌寒さとなるところもありそう。ただその後は急速に昇温傾向。週半ば以降はまた平年並みか高めに転じる可能性が高い。
<ウェザーMDのポイント>
週前半は、東日本方面まで肌寒さを感じる陽気が予想されていることもあり、一気に鍋つゆの提案を拡張したいところだが、週半ば以降はまた少し穏やかな陽気に戻る予想。週後半の気温予想を確認しながら、場合によっては中華や洋食など多少暖かい陽気でも涼しい陽気でも支持が得られやすいメニューを中心に考えておく無難路線も検討すると良いだろう。
なお、場合によっては27日(月)頃、東京及び近畿地方で木枯らし1号が吹く可能性もある。天気予報での気象予報士の解説に注目いただきたい。
<By 常盤勝美>